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嫌われたくない気持ちとハリネズミの距離感について

「お前は気が小さい」
部活で監督に何度も指摘され、その都度落ち込んでいました。

僕はとてもビビリで小心者です。
それはきっと自分の根本的な部分なので、
ずっと向き合っていくものだと思います。
おそらく棺桶に入るまでずっと一緒。

自分でも認めている上に、周りの人から見てもそう写っているのなら、
文字通り"自他共に認める小心者”なのだと思います。

そんな小心者が偶然にも
ハリネズミの画像を目撃した時、

”これは人との距離感に似ているかも…”と
思い始めたので、距離感をアプデしたいと思います。
もしよろしければお付き合い下さい。


よかれと思った行動が裏目に出る


「これをしたらこの人は喜ぶのではないか?」と
明らかに独りよがりな行動を試みることもしばしば

今でこそ、そりゃそうなるわと思うことでも
自分の矮小な脳みそで考えたものだから、

相手のことを度外視した行動だとは
思ってもみませんでした。

客観的に(第三者的に)見たら
”やめておいた方がいい”ということでも
いざ当事者となると本当に視野が狭くなって
しまいます。

返礼がスタンプ1個

それは6畳一間のワンルームにて、
わいわい賑わう場が好きな友達の誕生日会を企画した時でした。

5人でもギリギリオーバーなのに、「なんか面白くなるかも」と思い、
手あたり次第、呼べるだけ読んでみたら、15人ほどの規模に。

友達の誕生日を、満員電車みたいな部屋でお祝いすることができました。
(もちろんコロナが流行る随分前です)

それはそれでめちゃくちゃ楽しかったんですが、
企画やら準備やら呼び込みやら色々大変でした…

結局、その当人からはスタンプ1個で終わり、
勝手に意気消沈しました。(要するに自滅)

カオナシの気持ち

他にも強く思い出だすのは、静岡から上京してきた友達が、
実家に帰っていて、「東京に帰る電車がなくなりそう」とのこと。

時間は夜中の22時。
東京から浜松まで往復すると早朝3時くらいになりそうだ...
”東京帰れないと、仕事もあるだろうし、困るだろうな”と思ったので
「車出そうか?」と返信。

そしたらビックリ、そのたった1回の返信で、相手の態度が急変
まるで気持ち悪い物としての扱いを受け、
その人とは結果的に連絡を取らなくなりました。

画面越しにカオナシみたいなカオしてた気がします。
おそらく。

後日、別の友達から又聞きで聞く機会があり、
「そういうことじゃなかった」とのこと。ますますわかりません。

そう思ったら、
"気持ち悪い"を売りにしている芸人さんってマジで凄いです。
凄すぎます。

人間関係は寒空のハリネズミ

遠すぎると寒くて凍えるし
近すぎるとお互いの針が刺さって痛い。

ふと冷静に考えてみたら、
自己満足で突撃して自滅してただけ。
そう捉えたら気持ちがとても軽く、笑えるように。

あー、結局相手に好かれたくて、
「こういう反応してほしいと期待と依存をしてたんだなぁ」
と今でこそしみじみ思います。

するという優しさもあれば、しない優しさもある

いいことを言う人よりも 余計なことを言わない人
いいことをする人よりも 余計なことをしない人

DJあおいのお手をはいしゃく

しない優しさなんて概念あるんですね。
自分がこうすると喜ぶだろうと思っていることは、
相手にとって喜ばしいこととは限らない

それ以来、しない優しさを毎日考えてます。
人によっては物凄い冷淡に見えているのでは。
「感情欠如してるもんねぇ」と言われたこともあります。笑

けどそれでもいい。嫌な気持ちにさせない方が大事。
最優先事項は相手との距離感。

もちろん何をしてもしなくても、嫌われる時は嫌われる。
それでも、こんなめんどくさい野郎と
少なからず仲良くしてくれる人とは
末永くお付き合いしていきたい。

親しき仲にも礼儀あり

きっと昔の人も人間関係に悩み、仲良くなればなるほど
相手の嫌なところが目立つようになってしまう葛藤を、
この言葉でなんとか、縁を断ち切らぬようにしてきたのかもしれません。

人との繋がりというとても不確かなものを、礼儀という相手への敬意
によってなんとかして確かなものだと、つなぎとめていく。
付かず離れず。

そう勝手に捉えてはいますが、人と関わる上で絶対に忘れてはいけない
大事な言葉だと、僕は思っています。

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