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相談相手を選ぶときのポイント3選

相談をしたら否定された、アドバイスを押し付けられた、言われた通りにやったのに失敗した・・・そんな経験はありませんか?

私自身、相談したことがなぜか他の人に広まっていたり、「こうした方がいい」と言われたことを実践したのに、うまくいかなかったことが何度もあります。そのたびに、心の中で相手を責めていました。

でも、あるとき気づいたんです。その人を相談相手に選んだのは自分だろって。つまり、誰に何を相談するかはとても重要だけれども、その責任は自分にあるということ。適切でない相手に相談すると、余計に傷ついたり、方向性を見失ったりすることもあります。

では、どうすれば適切な相談相手を見つけられるのでしょうか?

1. 経験がある人を選ぶ

相談相手には、単なる知識ではなく、実際の経験がある人を選ぶことが大切です。例えば、家族が病気になったときに看護師の友人に相談したことがありますが、返ってきたのは「正論」ばかりで、「そんなことはわかってるよ・・・」と思ってしまった。

それよりも、同じような経験をした人に話を聞いてもらったときの方が、心が軽くなりました。「この共感は嘘じゃない。わかってもらえる」と。相談内容がシビアになればなるほど、経験者の声が響きます。

知識は重要ですが、実際に似た状況を乗り越えた人の話にはリアリティがあり、より役立つことが多いのです。

2. 秘密を守れる人を選ぶ

相談内容が他の人に広まってしまうと、大きなストレスになります。

信用できる相談相手かどうかを見極めるには、その人が普段どのように他人の話を扱っているかを観察すると良いでしょう。「あの人がこう言っていた」と他人の話を頻繁にする人は、自分の話も漏らす可能性があります。

それも、悪気がなくてしていることが多いのですが、自分の課題と他人の課題を分けられないという特徴があるため、そういった人には相談しない方が安心です。

ふだんから自分が噂話をしなければ、相手の秘密を漏らすようなことをしなければ、親しくなる人も口の堅い人が集まります。それが、相談相手をつくる方法です。

3. 前向きで成長しようとしている人を選ぶ

前向きな人は、相談に対しても建設的な意見を持っていることが多く、親身になって考えてくれることが期待できます。目的を持って、成長しようとする人も、あなたの背中を押してくれることでしょう。

私は、読書習慣のある人に相談することが多いです。本を読む人は視野が広く、偏った考えに固執しにくいため、話していて納得できることが多いと感じます。一方で、考えが固定化されている人に相談すると、的外れな助言をされることもあります。

家族が病気のときは、支える側の戸惑いも大きい状況。相手は励ましの意味があっても、中には説教となる声掛けをしてくる場合も多いです。「もっとしっかりしろ」「辛いのはあなたじゃない」というのが、日本の常套句になっていますから。それを常套句と理解した上で、寄り添ってくれる人が、相談相手として適切な人であります。

相談相手は慎重に選ぼう

適切な相談相手を選ばないと、余計に悩んでしまったり、誤った方向に進んでしまうこともあります。

経験があるか?  秘密を守れるか? 前向きで成長しようとしているか?

この3つを意識し、普段から周囲の人をよく観察することが大切です。もちろん、人に求める前に、自分がそうあろうとするのが前提。適切な相談相手を選べば、心が軽くなり、より良い方向へ進む手助けをしてくれるでしょう。


「辛いときに支えになる言葉リスト20」大切な人が病気になったときに、どんな言葉をかけたらいいのか。そっと寄り添うための具体的なフレーズや考え方をまとめています。ぜひ、受け取ってください!

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