自分で選択できるようになるためのトレーニング3選
「自分じゃ決められない」「どうしたらいいのか教えて」そんな風に思ったことはありませんか?自分で決められないことは、辛いです。それほどまでに決断は、勇気のいることだと思っています。かく言う私も、全然自分で決めることができないタイプの人間でした。でも、これが寄り添い疲れに陥ってしまう原因なのではないかと、振り返っています。
家族が病気になったとき。サポートする側としても、乗り越えなければならない分厚い壁です。面会は週に何回行けばいいのか、なんと声をかけたらいいのか、本人が選択した治療方針にイエスとノーのどちらを言ったらいいのか…その他にも、迷う場面はたくさんあります。
自分の考えに責任を持てるようになりましょう。「どうしたらいいのかわからない」という自分からは卒業しましょう。そうでなければ、共倒れしてしまう可能性が高いのです。大切な人が目の前で辛そうにしている…どうしよう…、その思考で頭の中をぐるぐる回しているうちに、あなたも疲弊してしまうからです。私も、何事も自分で決められるようになってからは、強い心意気を持って家族を支えられるようになりました。
私が取り組んでみてよかったことを3つご紹介します。
①5秒で決める
最初にこれだ!と選んだものと、時間をかけて選んだもの。どちらも答えは一緒だったという話があります。それを知ってから、私も5秒で決めるようになりました。最初は小さなことからで十分です。レストランのメニューを見て、うーん、どっちにしようかなーと思ったときや、コンビニのスイーツどれにしようと思ったときは「よし、5秒で決めよう!1,2,3,4、GO!」と即決するようにしています。もう、ゲーム感覚です。
それでも、自分で決めたことなので、選択した答えに後悔は一切ありません。これは、自己肯定感を育むトレーニングなのかなと思っています。繰り返していくうちに、「私が決めるんだから、きっといい選択ができる」という自信がついていきます。そう、自分に自信がないから決められなかったのでしょうね。
②それを選んだ場合、選ばなかった場合、どんなメリット、デメリットがあるかを書き出す
少し、大きな悩みになると、5秒では解決できません、よね?だからと言って延々と悩むのは、時間の無駄遣い。それぞれ、どんなメリット、デメリットがあるのか、どんな未来が待っているのかをノートに書き出していきます。それができれば、答えはわりと簡単にでます。
そして、はじめから答えは自分の中にあったことにも気づくのです。「あー、やっぱり私はこっちを選択しようとしていたんだな」と。自分の思考のクセがわかるということは、何を選べば自分が喜ぶのかがわかるということにもつながるのです。
③人に話す
自分であれこれ考えても答えが出ないときは、人と話すのが一番です。前提としては、否定やアドバイスをしない、あなたが信頼できる人を選ぶのがオススメです。声に出すと、本心がこぼれるものです。「正直今辛いんだ」と口から出た言葉に、「あ、私、辛いと感じていたんだ」とハッとすることがあります。
話しているうちに「私は、辛いと感じていることを選ぼうとしているのだろうか?」と気づいていくのです。話す、というのは、自分の頭の中を整理することでもあります。
このように、少しずつ、何でも自分で決められるようにトレーニングを積んでいきましょう。自分に決定権があると思えることは、幸福感を感じる一つと言われています。自分が幸せであれば、大切な家族にも分け与えられることでしょう。どなたかの参考になれば幸いです。
「辛いときに支えになる言葉リスト20」大切な人が病気になったときに、どんな言葉をかけたらいいのか。そっと寄り添うための具体的なフレーズや考え方をまとめています。ぜひ、受け取ってください!
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