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家族を支えること「だけ」が目標になってはいけない

夫が入院していたとき、私は毎日のように面会に行き、身の回りのケアをすることだけが生きがいになっていました。目標なんて何も持てなかったし、ただ「夫を支えること」だけを考えていました。

でも、あるとき「もうこれじゃ続かない」と気づいたんです。自分自身が何もないままだと、どこかで限界がくる。そこから私は、自分のための挑戦を始めました。

闘病生活が2年になろうとしたころ、新生児蘇生法(NCPR)、心停止に即座に対応する処置(ICLS)の試験を受けることを決意。国家試験以来の勉強でしたし、実技試験もあり、ドッキドキの学習期間。今では失効となっていますが、2つの試験に合格したことは、大きな自信に。

自分に集中する時間があって、「目標に向かって努力すること」「挑戦を続けること」は、ものすごく生きる力になりました。

「時間がない」って言い訳していたら、きっと何も変わらなかった。だけど実際は、夫をサポートしながらでも勉強する時間は作れたんです。

家族を支えることは素晴らしい。でも、それだけが自分の人生になってしまうと、どこかで息切れしてしまうんですよね。

だからこそ、どんなに小さくてもいいから自分のための目標を持つことが大切だと思っています。

・朝、手帳を開いて1日の予定を立てる
・週に2回ヨガをする
・毎日5分だけでも本を読む

こうした小さな目標でも、「よし、できたー!」という達成感は確実に積み重なります。

私は夫が病気のとき、「夫のことが大切だからこそ、自分を高める時間も必要だ」と気づきました。そして、その時間があったからこそ、今も前を向いて生きています。

だから、もし今、「自分の時間なんてない」「目標なんて考えられない」と思っている人がいたら、ほんの少しでいいから「自分のための時間」を持ってみてほしいです。

あなたは、家族を支えるため「だけ」に生きているわけではありません。
あなた自身の人生も、大切にしていいんです。

自分のために何かを始めることで、きっと心の余裕も生まれるはず。
だからこそ、挑戦する勇気を持ってほしいなと思います。


「辛いときに支えになる言葉リスト20」大切な人が病気になったときに、どんな言葉をかけたらいいのか。そっと寄り添うための具体的なフレーズや考え方をまとめています。ぜひ、受け取ってください!

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