チョウザメ養殖をはじめたきっかけ
こんにちは。
つくばチョウザメ産業の白田です。
今回は、なぜチョウザメ養殖を始めたのかを紹介します。
「西の吉野、東の桜川」
古来から桜川の桜はその美しさを讃えれらてきました。
平安時代の歌人 紀貫之も桜川についての歌を読んでいます。
「常よりも 春辺になれば桜川 波の花こそ 間なく寄すらめ」
筑波山・足尾山・加波山を望む里山の風景。
この豊かな風景は、農家のみなさんがいるから維持できています。
つくば市は研究学園都市として1980年代後半から急速に発展しました。その反面、農家の数が減少し、高齢化の進行や後継者不足などの問題が年々増加しています。
第一次産業が衰弱しては、この豊かな風景が荒廃してしまうという危機感がありました。
そんな中、地元の株式会社フジキン(万博記念つくば先端事業所)が、民間として国内で初めてチョウザメの人工ふ化に成功し、養殖業者へ稚魚を販売していることを知りました。
チョウザメの養殖で副収入を得ながら稲作や畑作を続けていく道がある!
つくばの新たな特産品づくり、食文化の創生にもつながる!
チョウザメは一反(約1000㎡、300坪)あれば3000尾は飼えるので、耕作放棄地の有効活用が期待できます。
そのためにもまずは自分たちでチョウザメ養殖は利益が出せることを実証しなければ、農家の方たちには勧められません。
「有限会社つくばチョウザメ産業」の先代 酒井幸宏さんは、農家と里山の未来を考えていました。
私は、それまで魚に興味はありませんでしたし、釣りをしたこともありませんでした。
しかし、酒井さんの熱い想いに心打たれ、仲間たちで出資して2010年7月に有限会社つくばチョウザメ産業を設立しました。
私の本業は建設業なので、養殖施設の工事に技術を活かせることにも背中を押されました。
その酒井さんが死去され、私が二代目代表になりました。
「任せられるのはあなたしかいない」と直々に託されたこともあり、チョウザメ養殖、キャビア製造の発展により力を入れています。
クラウドファンディング挑戦中です!
ご支援、よろしくお願いいたします。