2020年 半導体業界雑記録
1.Intel冬の時代今年の半導体業界における一大ニュースといえば、どれを思い浮かべるだろうか。
筆者としては、やはりIntelがCPUを外注化する可能性を示唆したことが特に印象的であった。
この背景にあるのは、もちろんプロセス開発の行き詰まりである。元々は競合ファウンダリに対して同等以上の技術的優位を握っていたものの、製造装置コストなどの急増によりシュリンクには今まで以上の莫大な投資が必要となった時代において、アーキテクチャの設計から製造までを一手に行うIntelは、x86