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たった1日でできる!ネットショップ開業~ブランディングとキャッチコピー~
弊社は、”みんなでシェアし合うおすそわけマーケットプレイス ツクツク!!!を運営する、TSUKU TSUKU株式会社です。
このnoteでは、誰でもできるネットショップ成功の秘訣やテクニックに関する情報をお届けしています。
前回の記事では、『売れるネットショップ開業に必要なもの~届け出編~』として、ネットショップ開業時に必要な届け出や資格、特商法等についてご説明しました。
今回の記事では、ショップページ構築前に考えておく必要がある「ブランディング」と「キャッチコピー」についてお伝えしていきます。
この記事の【目標・ゴール】は、ショップページや商品詳細ページを作成する事前準備として、「ブランディング戦略」と「キャッチコピー」を決めることです。
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売れるネットショップに必須なブランディング
突然ですが、あなたのショップのブランディングは成功していますか?
「ブランディング」という言葉は聞いたことはあるものの、深く意識したことはない、というショップオーナーさんが多いかもしれません。
ブランディングとは、どのようなものなのでしょうか。
ブランディングとは?
ブランディングとは、「他者との差別化」や「消費者の記憶(意識)」のことを言います。
例えば、「おいしいコーヒーでのんびり過ごしたい」とふと考えたときに「スターバックス」のお店を連想したり、のどが渇いたら思わず「コカ・コーラ」の自動販売機を探してしまうような。
キーワードや状況から、消費者の記憶の中で、あなたのショップや商品が呼び出される、連想されるようになることを「ブランディング」と言います。
そしてネットショップの開業においては、インターネットの画面を通してどのように接客し、どのような方法であなたのショップをお客様の記憶に残してもらうのか、事前に具体的な戦略を立てておく必要があり、それを「ブランディング戦略」と言います。
ブランディング戦略が成功すると以下のメリットがあります。
<ブランディング戦略成功のメリット>
類似商品の価格競争に巻き込まれなくなる
ファンやリピーターを獲得できる
広告費を削減できる
価格競争に巻き込まれず、広告費をかけなくても商品が売れて、さらにファンやリピーターを継続的に獲得できるとしたら、これに勝る戦略はありません。
逆に、ブランディング戦略を立てないままショップページや商品詳細ページを作成してしまうと、ショップページをお客様に見ていただく機会も減り、商品の売れ行きも厳しくなるでしょう。
このように、「ブランディング戦略」はとても重要です。
では、具体的にどのようにブランディング戦略を立てていけばよいでしょうか。
ブランディング戦略の立て方
ネットショップサービスを契約すると、まずはショップページや商品詳細ページを登録する作業が発生します。
ここで、「早く売上を上げたい」「早くショップを公開したい」という気持ちが勝り、何の準備もせず闇雲に登録作業を開始してはいけません。
ショップページを構築する前に、まずは他のショップと比較されてもあなたのショップの良さを際立たせることができる「アピールポイント」を決めることをオススメします。
以下に具体的な方法をお伝えします。
(1)USPをアンケート(ヒアリング)する
USPとは、「Unique Selling Proposition」の略称で、消費者から見た自社独自の「売り・強み」という意味を持ちます。
早速ですが、自店舗のUSP(売り・強み)を少なくても3つ以上書き出してください。
…とは言え、急に言われて即答できるショップオーナーさんは意外に少ないかもしれません。
そこで、1つの方法として、当記事では、実店舗に来店されるお客様にアンケートを取ったり、直接ヒアリングしてみることをオススメします。
実際にお店に足を運んでくれるお客様に直接話を聞いてみると、案外ショップオーナーさんご自身では気が付いていない部分に、USP(売り・強み)を感じて来店されていることが分かると思います。
また、ネットショップ開業時点で実店舗をお持ちでない場合は、ご友人やご家族など身近な方に意見を聞いてみましょう。
ここで大切なことは、自店舗のUSP(売り・強み)が独りよがりにならないようにすることです。
(2)USP(売り・強み)と、設定したターゲットにズレが生じていないか確認する
お客様からUSP(売り・強み)についてヒアリングすることができたら、1回目の記事で設定した「ターゲット」をあらためて振り返ってみましょう。
・・・ズレは生じてないでしょうか?
例えば。
20代女性をターゲットとし、その世代に向けたファッション小物を販売しているとします。
しかし、実際にお店に足を運んでいただき、アンケートに回答いただいたお客様からの満足度は、30~40代の年齢層の割合が高かったとしたら?
ターゲットの設定が誤っているということになります。
そのターゲット層の方が、あなたのショップや商品に対してUSP(売り・強み)を感じやすいという結果になります。
USP(売り・強み)とターゲットにズレが生じていると、”的外れなターゲット層にアプローチしていく”ことになり、商品が思うように売れないどころか、無駄な広告費を要してしまいます。
設定したターゲットと、お客様からヒアリングしたUSP(売り・強み)にズレが生じていないかを照合し、ズレが生じている場合はターゲットを再設定しましょう。
(3)競合店を調べ、自店舗のUSP(売り・強み)を棚卸しする
消費者がインターネットで商品を購入する際、おおよそいくつくらいのショップを比較しているかをご存知でしょうか?
→「平均で5~8ショップを比較してから購入している」と言われています。
消費者からは常に比較されています。
比較対象となる複数ショップの中から自店舗を選んでもらうには、どのような接客をしていけばよいのかを常に考える必要があります。
そのために、必ず競合店を調査しましょう。
競合店を知らずして、自店舗を選んでもらうことは不可能です。
✅ 競合店のピックアップ
手軽に競合店を知るにはインターネット検索が便利です。
GoogleやBingなどの検索サイトで、自店舗で取り扱う商品名で検索すると、競合店を簡単にピックアップすることができます。
✅ 競合店の良いところを書き出してみる
競合店をピックアップできたら、競合店の「優れているところ」を書き出してみましょう。
以下3つの視点でみると探しやすくなりますので参考にしてください。
① 利便性
② 価格
③ クオリティ(品質)
以下に具体例を挙げます。
① 利便性
土日祝日も休まず営業!
○時までの注文で明日届く
効果がなければ全額返金!
〇年間保証付き
② 価格
仕入価格
セット価格でお買い得
中間マージン0円
全品送料無料
③ クオリティ(品質)
国産オーガニック素材
職人、専門家、チャンピオンが作った
テレビで取り上げられた
〇〇ランキングで堂々1位!
✅ 自店舗の負けないUSP(売り・強み)を棚卸しする
競合店の優れているところを書き出すことができたら、最後に自店舗と比較してみましょう。
競合店の真似をするのではありません。
競合店には負けない、自店舗のUSP(売り・強み)を棚卸しすることを意識しましょう。
競合店を調査し棚卸しした自店舗のUSP(売り・強み)が、
ショップページや商品詳細ページで強調すべき内容(アピールポイント)
となります。
自店舗のUSP(売り・強み)をアピールすることで、他店との差別化や、消費者の記憶に残るショップページを作成する、ブラディング戦略の第一歩となります。
ターゲットの心に刺さるキャッチコピーを作る
自店舗のUSP・アピールポイントが決まったら、ショップページや商品詳細ページに載せる「キャッチコピー」も決めていきましょう。
本記事をここまで読み進めていただければ難しくありません。
まずは、設定したターゲット層をもう一度振り返ってみましょう。
そのターゲット層の方に自店舗のUSP(売り・強み)をが伝わるよう、短く言語化していきます。
以下は、新潟県内で米粉を使った和洋菓子を販売するKさんが決めたキャッチコピーの例です。
新潟県内で米粉を使ったオリジナル和洋菓子を販売しているKさん。
Kさんは<ターゲット>を以下のように設定しています。
✅アレルギーを持つ小さなお子様をもつ親御さん
✅健康志向、またはダイエット中の30~50代の女性
Kさんのショップで販売している商品のこだわりは「品質」です。
地元の知り合いの農家さんから仕入れた無農薬のコシヒカリで作っています。小麦不使用・グルテンフリーで、ダイエット中やアレルギーの方でも安心して食べられることをUSP(売り・強み)とし、以下をキャッチコピーに設定しました。
「地元農家さんの無農薬100%コシヒカリで作った、心とカラダにやさしいお菓子やさん」
![](https://assets.st-note.com/img/1706681632746-4LBx4SWz4g.jpg?width=1200)
まとめ
今回の記事では、「ショップページ構築のときに決めておくべき大事なコト」として、「ブランディング」と「キャッチコピー」についてお伝えしました。
自店舗のUSP(売り・強み)を正しく把握し、ターゲットを正しく設定すること、そして競合店との比較に勝利するUSP(売り・強み)をしっかりアピールすることで、消費者の記憶に残るショップページや商品詳細ページを作成するブランディング戦略の第一歩となります。
ブランディング戦略をしっかりと立てていきましょう!
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