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雪だるま机上論

最近になって急に冬が本気を出し始め、わたしの住んでいるヒートアイランドタウンでも、雪がちらついているようです。

今まで雪とはほとんど縁がなく、修学旅行で訪れた北海道でさえ時期が悪くて、積雪を拝むことはできませんでした。

今までに数回、奇跡的にほんのりと雪が積もったときには、小さな雪だるまを作り、ちょこんと軒下に飾っておきました。

わんぱく少年たちは、泥団子にお砂糖をまぶしたような雪玉を投げ合って雪合戦をしていましたね。

どんなに丁寧に作ったとしても、お昼すぎにはすべて消えてしまう諸行無常さ。もっと大きな雪だるまを作ることのできる雪の世界に、胸を弾ませた子供時代でした。

大きな雪だるまをつくるときは、やはりゴロゴロゴロと転がすのでしょうか。

ゲームの『どうぶつの森』では、ゲーム内の季節が冬になると、積もった雪のなかにできた雪玉を転がしてどんどん大きくしていって、雪だるまを作っています。

同じような感じで作るんだろうなと想像してみてもまったく実感はわきません。

ギネスに記録されている大きな雪だるまは、高さが37メートルにもなるそうで、もはやタワーのようにそびえ立っています。長いまつ毛がチャーミングです。

このレベルになるとどう考えても転がして作ってなくて、雪だるまを作るためにはトラックが必要そうです。

あたりが銀世界になっていたら、雪だるまを作ってみたい気持ちと、腰を痛めてしまいそうだなと思う気持ち。

どっちが勝つのだろうと、寒い日の朝、カーテンを開くたびに思います。


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