Nowのランス選び【MHNow】
どうも、tsukkaです。
今回はNowでどのランスを使えばいいか悩んでいる方のために、全ランスの各属性内での位置付けについて私の思うところを話していく。本記事も(毎度の如く)私の独断と偏見により書かれており、あくまでも一つの解釈に過ぎないということを頭の片隅には留めておいて欲しい。また認識が変わり次第ちょっとずつ改変を加えているので、短期間で文章がコロコロ変わることがある。その点もご了承を。
それでは本題に移る。
(最終更新日:2024/11/18)
今回は各属性毎に適宜シミュレーション結果を挟みながら紹介していく。あと一応シミュレーションのページも紹介しておく(https://mhn.quest)。ただこのページ、アプデ前はリーク情報が混じっているので閲覧注意。
汎用属性ランス
前提として、無属性/状態異常ランスを作る理由は「汎用性が高い」からである。火力では属性槍には到底敵わない。ただしテオ槍だけ規格外なので、最終的に相手次第では属性槍にも勝てる(いやおかしい)。この汎用性の高さを活かし、普段狩りで使用する。特に無属性/毒属性は作成難易度も低く、最初の1本にもオススメできる属性となっている。なお状態異常属性は無属性と違い、相性の良し悪しにも多少影響される。
それでは立ち位置の説明に移る。ちなみに期待値的な立ち位置はこんな感じ。
↓無属性↓
ガロンランス系統(ガロン槍)-SP加ジャス1
無属性ランス最高峰の期待値。状態異常ランスも含めるとプケ槍と同等。テオ槍には流石に敵わない。ただ、無属性ゆえか何か決定打に欠け、かなり半端な立ち位置にいるイメージ。あとは会心武器の宿命で育成途中は会心率が低く、期待値ではボロス槍とトントンになる。それでも付属スキルは優秀。
ドラグロランス系統(ボロス槍)-防御2
割とオススメなランス。無難な強さ。プケ槍と同等。プケ槍ほどでは無いが作りやすい。会心武器と違って強化途中がイマイチということも無い。最初に作るのは本槍かプケ槍になるであろう。
クルルランス系統(クルル槍)-不屈2
最終的には会心30%のお陰で鉄槍/骨槍よりは強いが、会心武器の宿命で育成途中は会心率が低く、期待しているほどの火力は出ない。ガロン槍には完全に存在を喰われている。G10まで強化しても毒耐性が普通の相手に対して、プケ槍よりも期待値が低い。あと、不屈の使い道…。
ボーンランス系統(骨槍)-SP加速1
SP加速が付いているだけ鉄槍よりはマシ。突き詰めればSP加速1の有無でSPを放てる回数が変わるモンスターも居るため完全に無駄ではないが、ほぼガロン槍に存在を喰われている。
アイアンランス系統(鉄槍)-毒耐性2
言い方は悪いが、全ランスの下位互換。大量の鉱石を必要とするので作りやすいかと言われても…。とはいえ初期武器に性能を求める時点で何か間違っているのは確かである。なお私は練習用槍としてG2-1で愛用している。
↓毒属性↓
ブルームランス系統(プケ槍)-闇討ち1
超オススメランス。プケプケはランスとの相性が良いので作りやすい上、毒自体がそれなりに強力なので十分な火力も期待できる。手数的にどのモンスターにも毒が1回入る。格上と時間ギリギリまで戦えば、弱点のモンスターには2回入ることもある。1毒あたりのダメージは、総体力のだいたい18%(弱点)/12%(普通)/7%(耐性)となっており、耐性が普通のモンスターに対しても約13%の火力増強(100/(100-12)=1.13倍)となっている。会心率に換算すると55%相当なので、同攻撃力のクルル槍に勝ち目は無い。ただし毒は部位ダメージに蓄積されないので、部位破壊は少し苦手。あと地味に闇討ちが優秀。
ヴェノムランス系統(バサル槍)-火事場1
プケ槍よりは物理火力がちょっと高い…のだが毒属性値が低い関係で耐性持ち相手に毒が1回も入らないことがあるらしい。毒弱点相手にギリギリまで戦っても2回入らないらしい。あとは地味にマイナス会心が痛い。私は未強化。専用グラフィックが好みなら強化しても良いだろう。
↓爆破属性↓
テオ=ロア(テオ槍)-結束1/火事場2
強い。ぶっ壊れ。マルチ性能がやばい。闇討ち状態異常を積んで背面から突進すると、たとえマルチ体力でもきっちり総体力の5%×n回を奪っていく。ちなみにソロ性能もやばい。素の攻撃力が高いのも相まって、G10-5なら火事場無しの時点で属性槍を上回りかけているとか。普通の立ち回りをした場合、爆発回数はだいたい7回(弱点)/5回(普通)/3回(耐性)で、爆塵スキル1ありで+1回程度らしい(Xのフォロワーさん情報)。5回でも25%の体力を削れるので毒よりも遥かに強い。あと当然専用グラフィック。作成難易度は高いがとりあえずぶっ壊れ(2回目)。ちなみに私は作成難易度ゆえ未強化。作成難易度が高過ぎるので、手っ取り早く爆破槍が欲しいなら後述の二つのうちどちらかを作るのが吉。
禍ツ槍【封】系統(マガド槍)-破壊王1
素の攻撃力は汎用属性ランス内では最低値だが、マルチで突進する分には十分ぶっ壊れ。テオ槍に比べて強化がしやすい。破壊王が付いているので普段使いにもよい。イメージ、火力はプケ槍とトントン。あと、専用グラフィック。
カーニバル2024ランス(カニ槍)-防御2
有料イベント限定だが破格の作りやすさがウリ。その作りやすさの割に、カタログスペックから見るにプケ槍以上?の火力を出すことが出来るものと思われる。私はイベントに参加しておらず、本槍を所持していないので使用感は不明。なおグラフィックはアイスボーンにおける防衛隊武器のものだと思われる。
↓睡眠属性↓
ニュクスハルバ(ウルム亜槍)-闇討ち1
唯一の睡眠属性槍。ただし半分ネタ枠的な存在。というのも睡眠と守勢スキルの相性がすこぶる悪いためである。SPジャンプフィニッシュを睡眠の初撃に合わせること自体は難しくないのだが、直前に守勢を発動してないとSPに守勢が乗らず、しかも起床モーションを挟む関係でその後しばらくは守勢未発動の状態で戦わなければならない。ついでに睡眠属性値も高くないため、1回も眠らないこともある。この槍の特性を最大限活用する場合、SP直後の守勢維持を気にする必要のない時間ギリギリのタイミングで1回眠ってくれることに賭け、そこに2回目or3回目のSP技を合わせるというかなりロマン寄りの立ち回りをすることになるであろう。或いはNowランスのセオリーから少し外れてしまうが、守勢型ではなく連撃型にするのも1つの手か。
なお守勢タイミングと睡眠タイミングが上手く噛み合った時の火力は「壮絶」の一言で、たとえまだグレードがG8-1(守勢5連撃2寝覚め3)だったとしても、☆8プケの体力がSPの一撃で6割以上消し飛ぶ。この回はたった21秒という短い時間で狩猟を終えたのだが、G8-1にして☆8プケをこのタイムで狩れるランスは他に存在しないのではなかろうか。ともあれ特化してうまく噛み合うと楽しいのが本槍の特徴である。
5属性ランス
属性武器には攻撃力/属性値の組み合わせにいくつかのパターンがある。
パターン1(半々) :
各属性におけるデフォルト。攻撃力と属性値がほぼ半々なパターン。G10-5なら属性強化5でも守勢5でも同じくらいの期待値になる。パターン2のほぼ上位互換。マイナス会心を持っていないのが地味に優秀な点だったりする。
(例: オウガ武器、レウス武器)
パターン2(劣化半々) :
パターン1に近いが属性値がやや低く、合計値で約レベル1分劣るパターン。最終強化まで持っていくと差が顕著になるが、強化途中なら属性武器であることが大事なため言うほど弱くはない。
(例: カガチ武器、ジュラ武器)
パターン3(攻撃偏重) :
攻撃力偏重で、攻撃力が属性値の2.5倍くらいあるが、合計値ではパターン2にも劣るパターン。守勢/連撃/火事場で固めることで、そのポテンシャルを発揮する。序盤モンスター武器に多い。
(例: ジャグ武器、アケノ武器)
パターン4(会心) :
攻撃力も属性値も低い代わりに、会心率20%があるパターン。期待値はパターン2と同じくらい。アプデで追加された中堅モンスター武器に多い。
(例: ベリオ武器、フルフル武器)
パターン5(マイナス会心) :
攻撃力と属性値も高い代わりに、マイナス会心が30%あるパターン。期待値自体はパターン1よりも高いが、SP技でマイナスを引くと悲しい。アプデで追加された脳筋モンスター武器に多い。
(例: イビル武器、ラー武器)
パターン6(例外) :
上記5パターンに当てはまらない例外。
これらも用いて説明いていく。また大前提としてどの属性ランスでも低グレードなら「守勢Lv5」よりも「属性強化Lv5」の方が期待値が高くなるため、基本的には属性強化Lv5で運用することを考える。(裏を返せば高グレードなら守勢5の方が火力を出せる武器がある、ということでもある。少し話が逸れるが、最終的には両方積むことも出来る。)
↓火属性↓
火が弱点のモンスターは多いのだが毒も弱点であることが多く、毒にはプケ槍という対抗馬もいるため本属性槍の重要度はそこまで高くない。毒の通りが普通で、かつ部位破壊ダウンにより守勢との相性も良くないパオウルムーやベリオロスあたりには効果覿面な印象。期待値的には次の通り。
(どうでもいいことだが、全槍専用グラフィック)
フレイムランス系統(レウス槍)-耳栓1
攻撃力/属性値…パターン1(半々)
本槍は火属性ランスのデフォルトと言っても差し支えないだろう。耳栓1により、リオソウル胴と合わせるとパオウルムーやボルボロスの咆哮をちょうど無効化出来てお得感がある(カウンターミス時の保険)。また素材元のリオレウスはトラッカーで指定出来るので、亜種/希少種の槍と違って作りにくいということもない。とりあえず迷ったら作ってしまっても問題ない。
ブルーテイル系統(蒼槍)-SP威力up1
攻撃力/属性値…パターン6(例外)
本槍はあまりにも攻撃力が高いため、無属性ランスとしても運用出来る。ちなみに本槍は毒を考慮しないプケ槍に「無属性ランスとして」期待値で上回る。(とあるNowランス配信者のXフォロワーさんに言わせれば「非属性槍」。)属性ランスとして運用する場合でも、G9-4以上なら守勢5>属性5となる。ちなみに守勢5型の蒼槍の期待値は、G10-3で属性5型のレウス槍の期待値を上回るようになる。また付属スキルが非常に優秀。
しかし強さの代償として作成難易度が高いのがネック。リオレウス亜種が低確率出現なのに加え、そもそもヤツ自体がそれなりの難敵。そして真価を発揮するのはG10ごろと遅いため、強化/使用するのにはある程度根気が必要になってくるだろう。
シルムズランシア系統(アケノ槍)-ロックオン
攻撃力/属性値…パターン3(攻撃偏重)
本槍のウリはズバリ「ロックオン」。それ以外は蒼槍の下位互換になりがちなため、このスキルを如何に活かせるかが大事になってくる。ただまあ、だいたい「おっ、プケラグ頭外せるじゃん」→「何か優秀な頭装備あるかな〜」→「おっ、弱特2とかいう優秀なのあるじゃん!…『プケラグ頭』」となりがちなため、必要十分に本槍独自の装備を構築するのはなかなか難易度が高かったりもする。むしろそれが楽しいのが本槍の特徴の一つとも言える。
シルバープロミネンス(銀槍)-属性会心2
攻撃力/属性値…パターン6(例外)
本槍は現状では有料イベントに参加しないと作成することが出来ず、銀レウス自体も難敵のようなので作るのは大変だと思われる。カタログスペックから見るに、とりあえずぶっ壊れ。原種槍と同等の攻撃力&属性値に会心30%のブーストがかかるだけでなく、その高会心を活かせる会心撃【属性】の存在により、他槍を突き放すほどの火力を出せるものと思われる。また、今後火属性肉質1.5倍の古龍が実装された場合、更に評価を上げることになるだろう。
余談(蒼槍×守勢について)
上から、
・プケ槍(守勢5)
・蒼槍(守勢5)
・レウス槍(属性5)
・蒼槍(属性5)
の期待値を並べたもの。グレーの部分が無属性火力である。蒼槍(守勢5)は無属性槍としてプケ槍(守勢)よりも強く、属性槍としてもレウス槍(属性5)に期待値で勝る。ただ素の期待値の問題で、蒼槍(属性5)はレウス槍(属性5)に負ける。
↓水属性↓
火属性以上に需要のない属性だった(過去形)。アンジャナフ/クゥルルヤックゥゥ以外の水弱点モンスターは別に属性弱点をもっている/属性槍を使うまでもないことが多いのがその要因であったが、パオウルムー亜種/アケノシルム/マガイマガド/リオレウス希少種といった水単体弱点(マガドは一応雷も)かつ動きがトリッキーで守勢を決めにくいモンスターが登場したことにより、需要がハネ上がった。ただどの槍も強化しにくい。装備面でも漂流石【青】には水属性強化以外のめぼしいスキルが無いので、これのみを目当てに錬成を回すというのも気が引ける。なお期待値的には次の通り。
狐槍ハナモハナナレ系統(ミツネ槍)-ジャス回強化1
攻撃力/属性値…パターン6(例外)
本槍は会心率20%と専用グラフィックがウリ。プケ亜槍とは期待値的に好みの領域だが、会心がある関係で属性強化をつけた時の伸び代はこちらが上。ただし会心武器の宿命として低グレードでは会心率が低いので、思うほどの火力は出ない。
ラグーナパイク系統(プケ亜槍)-耳栓1
攻撃力/属性値…パターン1(半々)
本槍は水属性ランスのデフォルトと言っても差し支えないだろう。色々とジュラ槍の上位互換。
アクアホーン系統(ジュラ槍)-背水防御1
攻撃力/属性値…パターン2(劣化半々)
本槍は、元々は唯一の水属性ランス。言うほど弱くは無いのだが、如何せんジュラトドスの出現率の低さゆえ作りにくすぎるのが最大の難点。どうせ作りにくいなら長い目で見て上記2本のどちらかを強化するのが吉。
↓雷属性↓
雷弱点のモンスターは多く、序盤からかなり重宝される属性。汎用ランスがプケ槍の場合、毒に耐性のあるモンスターは雷に弱いことが多いのでとても有用。錬成は漂流石【黄色】で雷属性強化を狙っている最中、運が悪くても攻めの守勢/連撃/精霊の加護を引き当てることが出来るので気楽に回しやすい。なお期待値的には次の通り。
迅雷の疾槍系統(オウガ槍)-ジャス回強化1
攻撃力/属性値…パターン1(半々)
雷属性ランスのデフォルトと言っても差し支えないだろう。性能はカガチ槍の上位互換。作りにくさが難点であったが大連続周りの調整によりその点は大幅に緩和。大連続の手間を考慮してか他の槍の半分程度の素材で完成するのも強み。ただし固有RARE6素材なため、それだけは集めるのに苦労する。専用グラフィックに加え漢の浪漫:ドリル回転機構も備える。
サンダーランス系統(カガチ槍)-回避距離1
攻撃力/属性値…パターン2(劣化半々)
トビカガチ自体が比較的狩りやすいモンスターであり、出現数も多いのでその作りやすさがウリ。特に序盤から雷属性が欲しいときには大いに活躍してくれるだろう。こちらの半分の素材で完成するオウガ槍よりも最終性能では敵わないが、そもそもオウガ槍を最終強化出来るのっていつだよというのもあり、正直こちらを強化していっても何ら問題ないと思う。
(余談: ジンオウガ実装から約11ヶ月が経過した2024/11/7、私のオウガ槍がついに完成したよ…。という報告でした。)
鬼槍ラージャン系統(ラー槍)-連撃2
攻撃力/属性値…パターン5(マイナス会心)
期待値的にはオウガ槍よりも高いがSPでマイナス会心を引くとそうでもなくなる。新スキル:会心撃【属性】との相性が悪いのはマイナス評価。連撃2は間違いなく強いが低レベルだと効果を実感しにくく、私的にオウガ槍とは好みの領域。あとはリオス種相手だと、イビル槍という強豪もいるからね。ついでに肝心の(龍が効かず雷のみ効く)金レイアは恐らく連撃の維持が困難だし。
なお見た目は専用グラフィック。
↓氷属性↓
氷弱点のモンスターは難敵が多いため、早めに1本作成しておくと後が楽。同時にガ性の欲しい相手が多いので装備が固定されがち。また全てをカウンターするのにガ性3が必要なジンオウガに対しては、属性強化を5→4にする/ロックオンを削る/錬成でガ性か氷が出るのを待つ/該当技をガードせずジャスト回避する、しか選択肢がない。
装備面では、漂流石【水色】がガ性と氷強化の両方を含んでいる(ついでに見切りと軽巧も)ので、比較的損失が少なく有用な錬成を行うことが出来る属性でもある。凍風スキルはコスパが悪いのに加えそもそもスキル枠が足りないので、どのランスでも基本的に属性値目当てで採用することは少ない。期待値的には次の通り。
テリオス=ダオラ(クシャ槍)-結束1/風圧2
攻撃力/属性値…パターン6(例外)
本槍は古龍武器だけあって性能が規格外。もちろん昔ながらの専用グラフィック。なお無属性ランスとして扱うには攻撃力が足りない。最終的には守勢5>属性強化5となる。またこの強さの代償として、作成難易度は非常に高い。野良クシャマルチが魔境なのもあり、実用可能レベルに持っていくまでにはかなりの期間を要する(いったい何年かかるんだろう…?)。あとは地味に爆破のテオ槍が競合相手になりがち(しかもやや不利)。正直さっさとギエナ槍を強化した方がいいレベル。
グレイスランサー系統(ギエナ槍)-加護2
攻撃力/属性値…パターン1(半々)
本槍は氷属性ランスのデフォルトと言っても差し支えないだろう。特徴として加護2がとても優秀。氷弱点モンスターには強敵が多いのもこのスキルの存在価値を更に上げる。まさにGrace(神の恵み)-Lancer。また対古龍戦(=テオ戦)では属性値の部分が1.5倍される関係で属性値の高い本槍はそこまで不利ではなく、属性強化5のみを積んだ状態の場合、クシャ槍との期待値の差が100程度に収まる。もちろん錬成で守勢を積まれた日には差は広がるが。とりあえず作っておいても損は無い一本と言える(爪集めだけ大変)。
トゥースランス系統(ベリオ槍)-回避距離1
攻撃力/属性値…パターン4(会心)
本槍は攻撃力と属性値が共に低い代わりにちょっと会心率が付いたが、それだけで低下分を補えるはずもなく。会心武器の宿命で強化途中の会心率も低い。専用グラフィックがカッコイイだけに、どうしてこんなにも不遇な立ち位置になってしまったのかが気になってしまう。
※ちょっと長い余談(ベリオ槍の擁護)
攻撃力と属性値が低い代わりに絶妙な会心率を持つことがウリのベリオ槍であるが、単純な期待値ではギエナ槍にさえも敵わない。加算系の属性スキル/攻撃スキルを盛っても、会心&超会心スキルを盛っても、なんなら全部盛っても(机上論)、同じ構成のギエナ槍に敵わない。↓
ではなぜわざわざ後から実装されたのか?執筆時はその疑問に「もしかしたらスキル:会心撃【属性】が実装される伏線なのかもしれない」と苦し紛れの擁護をしていたのだが、後日別に思い至ったことがある。この槍は単なるギエナ槍の下位互換ではない。差別点はやはり会心率であるが、先述したように「期待値では」及ばない。しかし会心率とは会心の出る確率であり、実際は「会心」か「非会心」の二択しかない。つまるところ一発一発のダメージにバラツキが出る。ここがポイントで、SPフィニッシュに会心を乗せることが出来れば期待値以上の火力を叩き出すことができるのである。もし複数回のSPフィニッシュに会心が乗るようなら火力差は更に広がる。逆に会心が出なければ期待値にも及ばない火力しか出ない。言い換えると、本槍は上振れと下振れの大きい武器なのである。即ち決戦用の武器である。
ただこれは合計の会心率が低い時の話。会心率が高い時(=錬成後)は一転して下振れが少ない武器へと変貌を遂げる。ギエナ槍よりも会心率が100%に到達しやすく、100%になってしまえばSPフィニッシュで会心を外す恐れもなくなる。また100%に到達しなくともSPフィニッシュで会心が発生しない可能性をだいぶ抑えることが出来るはずである。
ちなみにであるがベリオ槍G10-5の素の火力は、ギエナ槍に1~2レベル、クシャ槍に3レベル劣る。
なお本槍は私のお気に入りランスのうちの一本である。今後の伸び代にも乞うご期待。
以上、ちょっと長い余談。
↓龍属性↓
装備面で、属性強化5/ロックオンを発動させる場合、錬成では龍属性強化が出ないため錬成の有無に関わらずなんとそれだけで5部位全てが呪われる。錬成なしの場合、ガ性は積めない。しかも龍が弱点のモンスターはガ性が欲しい相手ばかり。おまけに大抵は雷か氷も効くため、龍属性である必要もない(=他属性槍とも競合する)。なのでランスを始めて間もない頃のランサーにオススメ出来る属性ではない。しかしガ性0ノーダメで立ち回れる腕さえあれば、他属性と違って属性装備に攻撃スキルが豊富に付いているのは素晴らしい点か。期待値的には次の通り。
悲哀の重槍系統(イビル槍)-守勢2
攻撃力/属性値…パターン5(マイナス会心)
本槍は期待値こそ高いもののマイナス会心が痛く、SP技に会心が乗った時の火力の伸び代にも期待しにくい。ただ付属スキル「攻めの守勢2」が属性ランスであることを加味しても超優秀で、この点で他の属性ランスとの火力差が生まれてくる。ただイビルジョーの出現自体がランダム性が高いのに加え、固有RARE6素材なため作りにくい。長い目で見て作っておいて損は無いが、いきなり強化しようとするのはオススメ出来ない。ただ環境の変化次第では更にオススメ度の高いランスに変貌を遂げる、そんな一本。あとこいつも専用グラフィック&回転機構付き。
亡滅の腕系統(ネル槍)-結束1/破壊王2
攻撃力/属性値…パターン6(例外)
本槍は、現状ではイベント限定でネル自体も難敵のようなので作るのは大変と思われる。カタログスペックから見るに、攻撃力が高いため守勢の伸び代が大きく、マイナス会心がないため属性会心との相性は悪くないものの肝心の属性値は高くない、といったところか。付属スキルに守勢2を持つイビル槍とは期待値的に好みの領域な気もしている。また当然ではあるが、専用グラフィック。
☆選び方☆
基本的にはまず汎用槍(=守勢5運用)を作成することをオススメする。もちろん色んな相手に担いでいけるから(装備変更の手間も少なくて済む)というのもあるが、何よりもジャスガを成立させる癖を付けることができるからというのが大きい。ジャスガを成立させるというのは今作のランスにおいてとても重要なことであり、その基礎を固めるのはもちろんの事それ以降のプレイヤースキル向上も兼ねて守勢5型から始める方が望ましいと言えよう。(もちろん属性槍で守勢5型を運用するというのも可能ではあるが汎用性は落ちる。)
そのあと/それに並行して、苦手なモンスターやランスで狩りたいモンスターの弱点属性槍を重点的に強化する。ランスをメインで使っていきたい場合、最終的には全属性槍を1本ずつ高グレードで揃えるのが一つのゴールとなるが、制作コストの観点からまずは汎用槍1本+属性槍1本とするのが無難だろう。もちろん素材が揃い次第それぞれ強化していってしまってもよい。
まとめ
本記事では選び方についてあれこれ言ったが、最終的には「自分好みのランス」を使うのを一つの目標にしても良いだろう(私の場合はベリオ槍)。基本的にはギリギリのランク帯の相手でもない限り、高グレードまで強化すればどのランスでも使えないことは無い。むしろ環境の変化(新スキル/護石/装飾品の追加など)でどの武器がどう化けるかも未知数であるので、現状の細かい数値だけ見て作るというのはある種ナンセンスと言えてしまうかもしれない(もちろんそれが良いと思うなら決して否定はしない)。本記事がランス選びに悩んでいる方の参考になれば幸いである。
(tsukka)
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