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デニーズのアメリカンコーヒーは青春の味

ファミレスの数が減っているらしい。
上位4チェーン(ガスト、サイゼリヤ、ジョイフル、ココス)の国内店舗数はいずれもジワジワと減少しており、代表的なファミレスチェーンであるすかいらーくHDでは、ファミレスから「しゃぶ葉」のような一品目に集中した専門レストランや「むさしの森珈琲」のようなカフェ業態の店舗に転換を進めているという。

かく言う私も、コロナ禍を境にファミレスに行く頻度がガクッと減ってしまった。

先日こちらの記事↑にも書いたが、コロナ禍以前は自宅に執筆環境がなく、ファミレスやコーヒーチェーンを転々としながらブログやさまざまな原稿を書いていたのだ。しかし、コロナ禍に飲食店が休業したり、営業時間を短縮したりを繰り返していたのをきっかけに、自宅に執筆できる環境を整えた。だからファミレスに行く機会が減った。そう思っていた。

しかし、薄々気づいていたけれど、自宅で書くよりもファミレスやカフェで書いたほうが捗ることが多いのだ。悲しいことに。
本当に、どうしてなの……?自宅のほうがモニターも大きいし、キーボードも打ちやすいし、Wi-Fiだって安定しているのに。

それで「やっぱりファミレスに行くかあ」と思って、夕食がてらファミレスに行き、何かしら書いてみたりもするのだけれど、最近は「よーし調子が出てきたぞ」と思ったところで「ラストオーダーです」と言われてしまう。
コロナ禍以前は24時間営業のファミレスもけっこうあったし、閉店が早いお店でも24時までは営業していたけれど、コロナ禍以降は自宅から行きやすいファミレスはほぼ23時閉店になってしまった。
夜型の私にとって一番気分が乗ってくる時間帯に外に出されてしまうので、それが嫌で行かなくなってしまったんだな。

学生時代はもちろん、ファミレスは大抵どこでも24時間営業で、深夜のファミレスが大好きだった。
大学進学で上京する前、地元にも一応ファミレスはあったけれど、車じゃないと行けないような場所だったし、深夜に出かけるなんて許されない家だったからほとんど行ったことがなかったのだ。
それが上京して一人暮らしになり、いつでもファミレスに行ける!
ものすごくうれしくて、夜中によくファミレスに行っていた。深夜のファミレスは自由の象徴だった。

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「山と温泉のきろく」というブログを書いている月山ももの「日記」や「旅日記」ほか、さまざまな読みものが…

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