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女ひとりでマンションを買いまして。ローン・引越編(1)この先はここまでの10倍大変だった
住宅ローン契約から入居まで、いろいろありました
この記事は、有料マガジン「女ひとりでマンションを買うことにした」の続編です。
「女ひとりでマンションを買うことにした」では、引っ越し大嫌いでマンション購入になど興味がなかった私が(購入したら引っ越さなきゃいけないですから……)いくつかのきっかけがあって購入を検討しはじめ、とある物件に出会い、売買契約を締結するまでを書いています。
「マンション購入 流れ」といったワードで検索すると「物件探しから売買契約の締結まで」が重点的に説明されており、その後については「住宅ローンを契約して引き渡しして転居」と簡単にまとめられていることが多いように思います。たとえばこちらのサイトとか。
そういったWebサイトを公開しているのは多くは不動産業者であったり、不動産業者寄りのサービスですので、とりあえず滞りなく契約を締結してもらえればOKで「あとはローンの審査と引っ越しがんばって!」というのが本音なのでしょう。だからそういう説明になっているのだろうと思います。
しかし、実際に引っ越しまで終えてみて「物件探しから売買契約の締結まで」の労力や気苦労を1とすると、それ以降の「ローン契約から転居」にかかった労力は軽く10を越えると感じました。
ケースバイケースだとは思うのですが、私の場合、物件探しから売買契約までは何一つ確定事項はなく「良さそうな物件があれば」という中での物件探しでした。「本当に私、買うのかなあ……」というようなふわふわとした気持ちで、言ってみればウィンドウショッピングをしているような気分のまま、売買契約までいってしまったのです。この頃の「現実感のなさ」のために購入する物件を決定する際に見逃していたポイントもあり、引き渡し後に気づいて青くなった、ということも実はありました。
売買契約締結までは半分ぐらい「夢の中」だったのですが、その先に待っていたのは「現実」だったのです。
契約してしまったのに、ローン契約できなかったらどうしよう!
期日までに本当に引っ越せるのか?
今こんな状況だけど本当に、新居で快適に暮らせるようになるの?
買ってしまったから簡単に後戻りできないのに「やっぱり前の部屋のほうが狭くても快適だったじゃん」なんてことになったら空しすぎる……。
という具合に、物件を探していたときにはなかった「期限」に追い立てられることになり、あれこれと費用もかかってきます。しかも、選択を誤ったりタイミングを間違えると費用が嵩んでしまうことも多くて、気苦労が絶えませんでした。
それから、人との関わりも増えてきます。物件探しと契約までの段階では連絡を取るのは不動産業者の方だけでしたが、ここから先は、いくつもの銀行、司法書士事務所、保険会社、引っ越し業者、リフォーム関連業者、配送業者、インターネット回線業者などと連絡を取り合わなければなりません。
もともと人づきあいが得意なほうではないので、気疲れもしましたし、もちろん交渉ごとも下手くそなので「コミュ力ある人だったらもっとスムーズに、安く済ませられたんだろうなあ」と思ったことも数知れずでした。
今回の連載についても、前回同様に1記事100円、連載すべてを500円の有料マガジンとして販売します。
それで最初にお断りしておきたいのですが、普段私は、ネガティブな感情をあまり、文章に出さないようにしています。Twitterでこそ多少愚痴っぽいことも書きますが、ブログやnote、あるいは著書では「本当はけっこうムカついたし、イライラした」としても伏せたり、オブラートにくるんで前向きな表現でまとめていました。
なぜなら、怒りのままに書き付けた文章を人目に触れる形で発信してしまうと、後で冷静になって読み返したときに後悔することがほとんどだからです。
しかし、このマガジンに限っては
「どうしてこんなことになったの?」
「なぜ、このことに気がつかなかった?私」
「なんでちゃんとやってくれなかったの?」
というように、憤りを感じた出来事についても、ある程度素直に、そのときの気持ちを綴っていこうと考えています。
「あのときはイラッとしちゃったけど終わってみれば丸く収まったわ」という、塞翁が馬なケースも中にはありますが、それについても、イラッとしてしまった気持ちは隠さずに書こうかなと。
なぜならばそのほうが、役にたつ文章になると思うからです。
これから同じようにマンションを購入して転居する方が、私が失敗したポイントで同じ轍を踏むことのないように、失敗は失敗だったとはっきりわかるように書いていきたいと思っています。
なので全編を通してやや愚痴っぽい内容になっていますので、そういうのがお嫌いな方は、このマガジンの購入は控えたほうが良いと思います!
なんでお金を払って人の愚痴を読まなきゃいけないんだ……と思われる方もきっといるでしょうから、それについては先にお断りしておきますね。この連載は文句や愚痴が多いです。
ネガティブな話であっても読んでみたいと思う方にだけ、ご購入いただけますと幸いです。
それから、毎回記事の最後に「今回の経験を通して学んだこと」を「今回の教訓」としてまとめることにしました。
私自身が将来「またここから引っ越す」という選択をしたときに、各記事のまとめだけを読み返せば同じ失敗を繰り返さずにすむように、というのもそのようにした理由の一つです。
そんなわけでここから先は、前回の連載の最終回、売買契約の締結の日のことから書いていきたいと思います。
売買契約の後は、住宅ローンの本審査が待っていた
売主である不動産会社の応接室で売買契約書を締結した話はこちらに書きましたが、このときまで私は「きっと締結後に、この後の流れについても何らかの説明があるのだろう」と思っていました。
しかし……何もなかったのです。
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