【Shadowverse】進化ネメシスの基本構造と対処法 (DOVローテーション環境2ヶ月目版)
読者の皆様、こんにちは。月山です。
第20弾カードパック「暗黒のウェルサ / Darkness Over Vellsar」が実装されてから早1ヶ月。清浄ビショップやAFネメシスなどの既存のデッキタイプが大幅に強化されたり、セッカエルフなどの新たなデッキタイプが環境上位に登り詰めたのに対し、スタン落ちの影響で前環境最上位であったグレモリーネクロがあまり使われなくなるなど、様々な変化がありました。
そんな様々なデッキタイプが活躍している現環境での記事として、今回は「進化ネメシスの基本的な構造について」と「vs進化ネメシス対処法」の2つに焦点を当てて解説します。
具体的には、進化ネメシスのデッキレシピや採用カード、長所・短所などを簡潔に解説し、それら進化ネメシス側の考えを踏まえた対処法を解説します。
対処法のみで十分だという方は、7章「vs進化ネメシス戦での全クラス共通の立ち回り」からご覧ください。
それでは、どうぞ最後までお付き合いください。
1. そもそも何故進化ネメシスを握るのか?
現環境で対面のネメシスがAFではなく進化だった場合、こういった疑問を持たれることが多いと思います。実際、私も進化ネメを握り始める前はAFを使っていたため、対面が進化ネメで驚いたことがあります。
では、何故進化ネメを握るプレイヤーがいるのか?私は以下の3点がその理由であると考えます。
・環境上位である進化ヴァンパイアに五分以上、清浄ビショップに有利
・進化ヴァンパイアよりも進化回数を稼ぐ速度が速い
・ワンショットコンボに必要なコストが比較的少ない (エッセル + カトル = 5コスト, グリームニルを加えても9コスト)
これらのことから、進化ネメを握っているプレイヤーは対進化ヴ戦を重要視し、進化ヴに対して微不利であるAFを握るよりも進化ネメを握った方が良いと考えているのではないだろうかと推測しています。
2021年5月3日のJCGローテ大会でベスト16だったプレイヤーのうち1名が進化ネメを握っていたのですが、その相方が進化ヴに対して有利であるロキサスエルフだったことからもこのことが伺えます。
2. デッキレシピ例
デッキレシピ例を2つほど掲載します。どのようなカードが採用されている可能性があるのか、その参考としてご覧ください。
・筆者が使用している構築
筆者は進化権稼ぎに特化した構築を使っています。ルシフェルを採用している理由は庭園ドラのようなケアしづらいランダム除去を使ってくる対面が減って生き残りやすくなったからです。解放奥義エッセルの効果を付与すれば、低コスト大型スタッツ疾走として走らせることもできます。
・JCGベスト16構築
先述したローテ大会でベスト16だったプレイヤーの構築です。スピネやアクセラスピネと相性がいいエナジーサプライヤーが採用されています。アーティファクトの同調からは疾走フォロワーを手軽に生成することもできます。
3. 採用カードの解説
進化ネメに採用されているカードを簡潔に解説します。
まずは確定枠を示します。
・ラミエル
後4でシルヴィアと合わせて進化する動きが非常に強いです。先2に置くだけでも十分仕事できるため3積み。
・小さき赤き竜・ビィ
先2で共鳴をずらして先4シルヴィアできるようにしたり、エンハ6で進化回数を稼いだり、と進化軸では非常に便利なカードです。
・追憶の大天使
一番の目的はハレゼナ対策ですが、進化時にちょっとした手札変換ができるのも便利です。進化時に共鳴がずれる点には注意しましょう。
・閃耀の双剣・カトル
2回攻撃を疾走フォロワーに付与して20点ワンショットするためのコンボパーツといった印象が強いですが、進化可能でないターンに投げて相手フォロワーからのダメージを抑える使い方もできます。奥義で投げて多面処理をしてからグリームニルを投げたりすることもあります。
・オーバーヒートデーモン
7エンハで進化権を消費せずに進化回数を2回稼げ、かつ最大4面を処理することができる点が強力であるため、進化ギミックを使うローテデッキには採用されてない方が珍しいです。ラスティナなどの厄介なラスワ効果を削除できる点も便利です。注意点としては、7ppで7エンハを使った場合、守護も回復も使うことができないため、その返しのターンにバーストダメージを叩き込まれる可能性があります。(特にロキサスエルフ)
・魔弾の射手・エッセル
奥義で自身に、解放奥義で手札のフォロワー全てに疾走を付与できるフィニッシャー。解放奥義エッセル進化 + 解放奥義カトルで20点出すことができるのは有名ですね。今期はグリームニルが新たに追加されたので、解放奥義エッセル + 奥義カトル + グリームニルといったコンボもできるようになりました。進化権1つと10ppがあれば、解放奥義エッセル + コロッサス・マグナ進化でちょうど20点出すこともできます。
・虚無ノ哭風・グリームニル
今期の進化軸には必ずと言って良いほど採用されているカードです。他のカードとの枠の都合上、2枚に減らされていることもありますが、基本的には3枚積まれていることの方が多いです。
・堕落の決意
進化回数を稼ぎやすい進化ネメでは比較的速い段階で1コスト確定除去2ドローとして使うことができるため、3積みしていても腐ることはあまりありません。
・均衡の刃・シルヴィア
共鳴状態なら実質2コスト守護持ちで自動進化できるパワカです。当然3積み。
・コロッサス・マグナ
自動進化までのラグは長いものの、低コストで自動進化しながらダメージも稼げる非常に便利なカードです。ラグのことを考えると、結晶で置きたい場合は遅くとも5t目には置きましょう。進化込みで8点稼げることから、中盤以降に本体をそのまま使う場合もあります。
4. 自由枠への採用候補カード
次に自由枠に採用される可能性のあるカードを簡潔に解説します。
・狭間の生成
追憶の大天使と同じハレゼナ対策カードです。AFではこちらの方がよく採用されています。
・アーティファクトの同調
アナライズAFを低コストドロソとして使う、レディアントAFを単純に疾走として使ったり、カトルの2回攻撃付与対象にする、といった使い方をすることが多いです。
・エナジーサプライヤー
アクセラスピネの効果で出てきたスピネのアーティファクトと相性がいいため、時々採用されていることがあります。回復の少ない進化ネメにとっては貴重な回復役だったりもします。
・ディテクティブガール
進化回数を3コストで手軽に稼げるカードですが、他の3コスト自由枠カードと枠を取り合うため、必ずしも採用されているとは言い切れません。ただ、条件が比較的軽くて便利なのは確かです。
・突破のマリオネッター
進化することで自動進化できる操り人形を入手できる効果が進化回数を稼ぐ上で便利です。進化権が比較的余りやすいようなら検討してみてもいいかもしれません。
・デュオパペッター
非共鳴状態なら操り人形を場に出して自動進化させるカードです。最速3t目に進化できる、数少ないカードの一つですが、非共鳴状態という条件が意外と重く、シルヴィアとの噛み合いが悪かったりすることからもディテクティブガールの方が優先度は高いです。
・グリームニル (3枚目)
詳しいことは3章で解説したため省略しますが、進化軸なら特別な理由がない限りは3積みした方がいいです。
・ディメンジョンドミネーター
pp回復効果をエッセルやカトル、グリームニルに付与することでワンショットターンを速めることができます。ただ、複数枚手札で被ったり、後半になればなるほど使いにくいカードであるため、組み込む際には注意が必要です。
・未来への飛翔
5コストで2面除去しながらの2ドロー、実質3コストで進化権を回復しながらランダム10点、どちらをチョイスしても非常に強いです。ただ、役割がゼルガネイアと若干被ってしまうため、ゼルガネイアと合わせて3枚になるように調整したいです。
・《世界》・ゼルガネイア
除去やドローをこなしつつ、進化ネメでは貴重な回復も行えるため、非常に便利です。飛翔よりもこちらの優先度の方が高めです。10tに突入して自動進化することは最近はあまりありません。
・終末の番人・スピネ
アクセラ効果でトークンを出して山掘りを加速させたり、本体を盤面制圧目的で出すだけでも強いです。欠点としてはゼルガネイアなどと違い、本体運用の場合、山を掘ることができません。
・虚無の堕天使・ルシフェル
相手の能力での選択不可、かつ攻撃不可効果で場残りがいいことも強力なのですが、それ以上に進化回数分だけコストが軽減される点がこのデッキタイプと非常に相性が良いです。ただ、元々のコストが10と重いため、積みすぎると事故の原因になりやすいです。
5. マリガン基準
マリガン基準として、私が進化ネメを使っている際のマリガンを紹介します。あくまで参考程度にご覧ください。
<先後共通>
・エッセル (優先度高め)
・カトル (優先度高め)
・コロマグ
・追憶の大天使 (対ヴァンパイア)
<先攻のみ>
・シルヴィア + ドロソ
<後攻のみ>
・ラミエル
・シルヴィア
6. 進化ネメシスの長所 & 短所
進化ネメシス相手の立ち回りを考える前に、進化ネメの長所と短所を列挙します。
長所は1章でも述べた通り、以下の3つです。
・環境上位である進化ヴァンパイアに五分以上、清浄ビショップに有利
・進化ヴァンパイアよりも進化回数を稼ぐ速度が速い
・ワンショットコンボに必要なコストが比較的少ない (エッセル + カトル = 5コスト, グリームニルを加えても9コスト)
それに対し、短所は以下の2つです。
・回復やドローソースが進化ヴよりも少ない
・6pp以下のターンは基本的に相手のフォロワーを多くとも3体までしか捌けない
この短所が進化ネメを握ることがネックになっている原因でもあります。
回復が少ないため、序盤から速攻を仕掛けてくるデッキや序中盤から継続的にダメージを与えてくるデッキ、つまりアグロネクロやセッカエルフ相手はコンボを決めるまで耐久するのが難しいです。
また、ドローソースが少ないため、マリガンや序盤の段階でコンボパーツを回収できていないと後から引き込むのはやや難しいです。
また、6pp以下のターン、つまり7ppに辿り着けていないターンの盤面処理性能が著しく低いです。この点が最もネックになっている短所でもあります。
採用カードを見る限り、進化ネメのAoEはルシフェル進化 or 進化後ゼルガネイアの効果ぐらいしかありません。また、多面除去ができるカードは奥義カトルや7エンハオバヒなど、基本的に終盤まで使うことができません。5t目だと追憶進化+3コスト除去のように3面触れるのが限界です。3t目に結晶コロマグを置けていれば6t目に開くため、相手の盤面を4面以上触ることも可能ではあります。
これらのことから、vs進化ネメ戦では序盤から横展開を意識しながら積極的に相手の顔を攻めると勝ちやすくなります。
7. vs進化ネメ戦での全クラス共通の立ち回り
6章での内容を基にした、相手が進化ネメを握っている場合での全クラス共通の立ち回りの一例を以下に示します。
(現在は自分のターンで、ターンを終了すると相手の進化ネメのppがどうなるのかでパターンを分けています。)
・進化ネメが1 ~ 5ppの間: 序盤のうちに横展開しながら相手の体力を減らしておく。
・進化ネメが6pp: 次の次の相手のターン (相手が7ppのターン) にコロマグ進化8点や奥義エッセル進化 + グリームニル最大16点のようなバーストダメージが来る可能性があるため、自分の体力が少ない場合は警戒。少なくない場合は進化ネメが6ppで捌くのが難しい盤面を作るなど、相手に圧力をかけるプレイを行う。
・進化ネメが7pp以上: これ以上はターンが長引くほどワンショットコンボを完成されやすくなるため、できる限り早く倒す。7tフィニッシュを目指すのがベスト。
8. 各デッキタイプとの相性
現在の環境での主要デッキとの相性について解説します。
有利不利に関しては筆者が進化ネメを握っていた際の結果を基準にしているため、皆様の認識と多少異なる点もあるかもしれませんが、あくまで参考程度に気軽に読んでいただけると有難いです。
・進化ネメ vs ロキサス ロキサス有利
ロキサスは7tでフィニッシュを決めることが容易であり、進化ネメがバーストダメージを出す前に倒すことができるため、基本的にはロキサス有利。ただし、進化ネメ側に序盤から盤面を取られすぎないように注意。エルフクイーンが刺さります。
・進化ネメ vs セッカエルフ セッカエルフ勝ち
序盤から横展開しやすく、また、アリアの効果でフェアリーやウィスプからダメージが飛んでくる、横展開を凌いだとしても成長したセッカの特大打点が飛んでくる、というように進化ネメの苦手な要素を全て持ち合わせているため、ほとんどの試合でセッカエルフが勝ちます。
また、ここまでの内容から、エルフクラスは進化ネメに対して有利だということがわかります。Bo3などで相手のネメシスが進化ネメだと確定しているのなら、進化ネメに積極的にエルフをぶつけましょう。
・進化ネメ vs OTKロイヤル OTKロイやや優勢寄りの五分
OTKロイ側が8t目でワンショットしてくるため、進化ネメ側はそれまでにどうにかして相手体力を削りきる必要があります。OTKロイ側はコンボパーツを集めつつ、相手に7ppでトドメを刺されないように盤面を広げたりリーダー体力を回復したりして備えておきたいです。
・進化ネメ vs スペルウィッチ 五分
速度的に互いの盤面を処理しあうことができるため、最終的には進化ネメがワンショットを決めるのが先か、ルーニィの7スぺブ3点ダメで体力を削りきるのが先か、といった試合展開になることが多いです。0コストラピットファイアで盤面処理するタイミングとジオースの効果で光輝ドラゴンやジオース本体が出てくるタイミングを合わせると進化ネメ側は処理に困るため、個人的にはおすすめです。
・進化ネメ vs マナリアウィッチ マナリア微有利
アングレアの効果で7~9t目にフィニッシュを決めやすいため、スペルウィッチを握っている時よりも勝ちやすいです。ただし、スペルウィッチを握っている時にも言えることですが、序盤に盤面を取られすぎると致命傷になりかねないため要注意。
・進化ネメ vs ライドドラゴン 五分 (互いの引き運次第)
進化ネメが序盤から盤面を制圧しつつ、早い段階でワンショットを決められればライドドラが動き始める前に倒せますし、また、ライドドラが目まぐるしい勢いでppを加速してガンダゴウザやバハに繋げられれば、進化ネメは為す術なく敗北する、といった試合になるので互いの振れ幅次第です。一つ気を付けたいのはラスティナを盤面に残したままにしているとオバヒにラスワを消されて損をする可能性があるので、できる限りバイクに乗せて自壊させてダメージを稼ぎましょう。
・進化ネメ vs OTKドラゴン 五分
OTKドラ側のpp加速の速度次第です。速度が速ければ、OTKドラ側の方が先に進化回数を稼ぎやすいため、進化ネメよりも先にフィニッシャーを投げることができ、OTKドラの方が勝ちやすくなります。速度が遅い場合はその逆です。
・進化ネメ vs 庭園ドラゴン 五分
カイザーインサイトがいた頃よりは恩恵は受けづらいですが、それでもコロマグやグリームニルといった打点を出せるカードを庭園後に引かれると脅威です。この2枚への対策例として、体力を高く保つ、盤面に大型フォロワーを複数展開する、の2つが代表的ですが、幸いなことに庭園ドラはどちらも持ち合わせています。この2つを意識しながら耐久し、バハやガンダゴウザでのリーサルに繋げましょう。
・進化ネメ vs アグロネクロ アグロネクロ微有利
アグロネクロは序中盤はセッカエルフ以上の速度を出せるため、進化ネメからすれば戦いにくい対面です。その反面、アグネクは長引くほどリソース切れを起こしやすいデッキタイプであるため、進化ネメ側は息切れを狙ってきます。そのため、アグネクは進化ネメがゼルガネイアを投げるよりも速く、もしくは投げられてもその返しのターンで削り切れるように攻めの意識を持って立ち回りましょう。如何に効率よく相手の顔を削るかが重要です。
・進化ネメ vs 進化ヴ 進化ネメ優勢寄りの五分 (手札次第では進化ネメ微有利)
進化ネメの方が進化回数を速く稼ぎやすく、エッセルやグリームニルといったフィニッシャーを先に投げやすいため、進化ネメの方が優勢です。進化ヴ側の対抗手段として、ハレゼナとネレイアの2枚が挙げられます。進化ネメのハレゼナを綺麗に取れる手段は追憶の大天使、堕落、奥義カトル(効果ダメ2回分)、ネレイアの場合は堕落がなければキャタラクトビーストを綺麗に突破できないため、これら2枚を用いることで十分対抗できる可能性があります。進化ネメ視点では、ハレゼナを序盤に2枚投げられるだけでも非常に厳しいです。
・進化ネメ vs 背徳ヴ 背徳ヴ有利
背徳ヴはセッカエルフやアグロネクロと同じく序盤の動きが速く、また背徳進化後の6融合バアルで進化ネメ側の盤面を一掃しながら顔に6点入れられるので、進化ネメ相手に非常に戦いやすいデッキタイプです。とはいえ、背徳を進化できないと顔への打点が減り、進化ネメ側に耐え切られてしまうため、マリガンでは背徳を優先的に探しにいきたいです。
・進化ネメ vs カウントビショップ カウントビショやや優勢寄りの五分
カウントビショの回り具合次第ではありますが、カウントビショは7t目にヤタラントゥから10点以上の出せる可能性があるため、順調に回ればカウントビショ側の方がやや優勢です。進化ネメ側の対抗策としてはヤタラントゥからの打点を1回受けても耐えられるように序盤のダメージを抑えることが挙げられます。4コスト堕落をバイクなどに撃って4tMAXセリーナをさせない動きをする場合もあります。逆に言えば、4tMAXセリーナが成功すれば進化ネメは太刀打ちできなくなるので狙えそうなら積極的に狙いましょう。
・進化ネメ vs 清浄ビショップ 進化ネメ有利
進化ネメ視点ではゆっくり戦える対面であり、ワンショットコンボまでの時間を稼ぐのが容易であるため、非常に戦いやすいです。仮に清浄側に体力上限を上げられたとしても30点程であればワンショットが可能な範囲内です。進化ネメ側が唯一苦手な点として、回復が少ないことからラーの継続ダメージを受け続けると耐えきれない点が挙げられます。そのため、清浄側はラーをできるだけ速く着地し、清浄の効果で盤面に展開し続けながら進化ネメ側の体力を削ることを意識した立ち回りをしましょう。
・進化ネメ vs AF AF微有利~有利 (AF側の練度次第)
4面以上の展開が序中盤から非常に容易にできるため、基本的にはAFの方が有利です。パラダイム回収と盤面展開を並行して行い、ブリッツAFバハやミリアムブリッツAFで締めましょう。時々、進化ネメ側の盤面を無視して5t目に結晶ギガスを無理矢理置いてくる方がいますが、返しのターンに堕落でその結晶ギガスを破壊されてしまった場合、盤面も体力面も劣勢という悲惨な状況になるため、個人的には結晶ギガスを無理に置くことはお勧めしません。結晶ギガスがなければブリッツバハができないという訳ではないので、きちんと盤面処理をするように心掛けましょう。
・進化ネメミラー 先攻微有利 (手札次第)
ほぼ発生しないミラーだとは思いますが一応書いておきます。進化ヴやOTKドラの時もそうでしたが、進化軸同士での試合では先に進化回数を5回以上稼ぎ、グリームニルなどのフィニッシャーを先に投げれる方が勝ちやすい傾向にあります。そのため、先攻微有利にはしていますが、後攻側が後4ラミエル進化しつつ、先攻よりも進化回数を先に5回以上稼いだ場合は先攻側が負ける可能性も十分にあるため、先攻だからと言って油断はできません。相手よりも速く進化回数を稼ぐことに注力しましょう。最後に20点ワンショットして相手を倒せればいいので、自分の体力を多少犠牲にしてでも進化稼ぎを優先する場合もあります。体力をリソースとして使う可能性があることを忘れないでください。
9. 問題点 & 改善案
おまけとして、進化ネメを握っている時や相手が握っている時に発生する可能性のある問題点とそれに対しての改善案を記載します。
問1: 3t目にディオパペッターとコロマグの両方が手札にある時にディオパペッターを優先した結果、コロマグを結晶で投げる機会がなくなってしまった。
案1: 採用カードの解説でも書きましたが、コロマグを結晶で使いたい場合は5t目までには投げておきたいですし、一番良いのは3t目に投げることです。ディオパペッターは非共鳴状態であればいいので、中盤まで投げるのを待っても良いカードでもあります。基本的に序盤では結晶コロマグを優先しましょう。
問2: 進化ネメ相手に有利なはずのデッキタイプを握っているのに進化ネメに勝てない。
案2: 進化ネメ側のワンショットコンボは最速7tではありますが、基本的に8~9tにコンボが成立することが多いです。なので、こちらのキルターンを7t目に設定して立ち回ってみましょう。進化ネメに有利なデッキタイプは回復が少ない相手に対して基本的に7t目に倒すことができるぐらいのパワーはあるので、立ち回りを見直せば勝てるようになると考えます。
10. あとがき
最後までご覧くださり、本当にありがとうございます。
今回は、進化ネメシスの基本構造やそれを基にしたvs進化ネメシス戦での対処法や立ち回りについて解説しました。記事内でも紹介した通り、進化ネメシスはワンショットコンボを決めるまでの間の盤面処理性能がさほど高くないため、その隙を突ければ勝てる可能性は十分にあります。もし進化ネメシスに遭遇する機会があれば、どのようにその隙を突きながら立ち回るかを考えながら戦いましょう。
当記事についての質問、記事内の誤字等ございましたら、私のTwitterのDM ( @Tsukiyama05_sv ) にご連絡ください。
今回はこのあたりで失礼致します。
それでは、また次の記事にて。
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