【Shadowverse】 苦しまずに覚える連携ネメシス 入門 (SORアディショナル実装後ローテーション環境版)
読者の皆様、こんにちは。月山です。
突然ですが、アディショナル実装後のBo3ローテーション環境(2020年11月30日現在)は、エルフとネメシス、特にロキサスエルフと連携ネメシスが2トップの環境です。このことは先日のJCGの結果からも明らかです。ベスト8のうち、7人がロキサスエルフ、5人が連携ネメシスを使用しています。最も多い組み合わせも、ロキサスエルフと連携ネメシスの組み合わせです。
「強いらしいから、自分も連携ネメシスを使えるようになりたい!」と考え、当記事を開いてくださった方も大勢いらっしゃることと思われます。
そこで、今回は
「この記事を読むことで、連携ネメシスの特徴や考え方を理解し、自分に合ったチューニングができるようになること」を目的とした記事を執筆いたしました。
どうぞ最後までお付き合いください。
1. 連携ネメシスとは
そもそも連携ネメシスとは、
「ストレイホロウ・イルガンノ」や「操り人形」といったカードを駆使して、自分の盤面に出したフォロワー数や破壊されたフォロワー数を稼ぐことで、「天覇風神・フェイラン」「カオスルーラー・アイシィレンドリング」を直接召喚して盤面を制圧し、相手の残った体力をバーストダメージで削りきることを狙うデッキタイプです。
特徴としては「盤面制圧力の高さ」「豊富なバーストダメージ手段」の2点が挙げられます。
まず、盤面制圧力の高さについて、このデッキタイプは除去手段が豊富です。相手の盤面がそこまで強くない場合、全除去することも容易にできます。
また、フェイランやアイシィは条件を満たすことでデッキ内からコストを払わずに直接召喚することができます。どちらも自分の盤面を強力なものにすることができます。この豊富な除去手段とノーコストでの直接召喚が盤面制圧力が高くなった理由です。
次に、豊富なバーストダメージ手段について、先述したイルガンノの効果で入手できるカード「ヴォイドリアライズ」は、自分のフォロワーを20体以上破壊する、という条件を満たせば、4コストで最大12点分のダメージを相手に与えることができます。
また、リアライズの効果で出てくる「異形」は破壊時に「機動二輪車」という盤面に出たフォロワー1体を+2/+0バフするアミュレットを展開することができ、それと「アーティファクトの同調」から入手できる「レディアントアーティファクト」とを組み合わせることでこちらも最大12点分のダメージを相手に与えることができます。
他にも、このデッキタイプには「カイザーインサイト」や「ラグナアウェイク」といった終盤にリーサル手段と成りうるカードも無理なく採用できます。これらのことが、このデッキタイプのバーストダメージ手段が豊富となった理由です。
2. デッキレシピ例
今回は型の違うレシピを3つほど公開します。当記事では、これらのレシピ例を基に解説を行います。
・通常型
最も基本的なレシピです。↓の2つのレシピはこれにサブプランを搭載したレシピとなります。
・ラズリカイザー型
カイザーインサイトを採用することで、手札の入れ替えや終盤の大型打点として利用することができるようになります。
8t目に盤面に出た「魔導列車」が9t目に生き残っていた場合、「界門のホムンクルス・ラズリ」のエンハンス効果でデッキ内からカイザーを出して相手リーダーに7点、魔導列車の操縦効果でカイザーを吸収すると同時にお互いの盤面(自身とアイシィ以外)を全消滅させて相手リーダーに5点殴りという、合計12点ダメージコンボができます。相手側は守護を並べるだけでは防げないコンボとなっているため、決まれば非常に強力です。
・ラグナOTK型
ラグナアウェイクを採用することで、ゼルガネイアが直接召喚されるほどの長期戦となった場合に確実にとどめを刺すことができます。最近はプロリーグやJCGでも、この型の連携ネメシスが増えています。
3. デッキタイプ選択理由
今回はBo3のデッキ選択において、このデッキタイプを選択する理由について説明します。
このデッキタイプの現在の立ち位置としては、元々のデッキパワーが高いため、対戦相手がどのようなデッキを握ってきたとしてもデッキパワーで対抗することが可能です。
また、現在の環境でのネメシスデッキの選択候補として、コントロールネメシスが挙げられますが、コントロールネメシスの弱点としてアグロデッキの速度に間に合わずに轢かれる可能性が挙げられます。それに対し、連携ネメシスの場合は盤面を制圧しながらの回復や複数の守護立てが可能であるため、コントロールネメシスよりアグロデッキへの耐性が高いです。
これらのことから、このデッキタイプを選択する理由は、様々なデッキタイプにデッキパワーで対抗できること、コンネメでは対抗することが厳しいアグロデッキへの耐性が高いことの2点が挙げられます。
ただし、アグロデッキが環境から少なくなった場合、コンネメの立ち位置が良くなるため、連携ネメとコンネメのどちらを握るかは最新の環境の状況を調べて選択するようにしましょう。
4. 採用カードの解説
まずは確定枠のカードについて、簡潔に説明します。
・ストリングマイスター 3枚
操り人形が盤面に出たら操り人形を2枚補充できるため、連携数をより速く稼ぐのにも序中盤の盤面除去にも便利です。3枚確定といっても過言ではありません。
・ストレイホロウ・イルガンノ 3枚
ラスワで自身を回収できるため、リソースを減らさずに連携を稼ぐことができます。また、リアライズがこのデッキのリーサル手段の一つでもあるため、3枚確定です。
・アーティファクトの同調 3枚
アナライズアーティファクトをチョイスすれば実質2/2/1ラスワ1ドロー、トレースアーティファクトをチョイスすれば1枚のリソースで連携数を2枚分稼ぐことができ、レディアントアーティファクトをチョイスすれば疾走打点として使うことができるため、非常に便利です。
・夢の使者・アメス 3枚
進化後フォロワーがいれば実質1/2/2で進化後フォロワーに守護付与と+1/+1バフと1ドローという、てんこ盛りの効果の恩恵を受けることができます。後述する「放浪する料理人」との組み合わせが特に強力です。
・ドールズオーナー 3枚
人形確保要員です。手札に人形がないと連携数が非常に稼ぎにくくなるため、このカードは3枚積んでおきたいです。
・ゴブリンクイーン 3枚
ファンファーレ効果でゴブリンを2枚入手できるため、ゴブリンクイーン1枚から連携数を3枚分稼ぐことができるのが便利です。また、このカードが特に強いのは後攻4t目で、4コスト+進化で7コスト分の動きができます。相手に除去されなさそうな場合は3t目に盤面に出して相手に圧をかけるのもありです。
・パペットボックス 3枚
清浄やゲルト、守護持ちフォロワーなど、相手の盤面にある厄介なカードを1/3の熊に変えることができます。人形も補充できるため、3枚積んでおいて問題ありません。
・天覇風神・フェイラン 3枚
連携数を10枚稼げばデッキ内からノーコストで直接召喚できるうえ、ターン終了時に盤面全体を+1/+1バフできる効果が非常に強力です。このデッキのコンセプトでもあるため、3枚確定。
・マインドディバイダー 1枚
魔導列車を操縦させるカードとして使える他、盤面強化や手札補充もできるため、少なくとも1枚は積んでおきたいカードです。
・《世界》・ゼルガネイア 1枚
マインドディバイダー同様、魔導列車を操縦させるカードとして使える他、こちらは体力回復もできるため、体力を積極的に削ってくるデッキタイプに対して便利です。筆者はこの便利さが理由で、このカードはとりあえず1枚は積んでおきたいカードだと考えています。また、ラグナアウェイクを積めばラグナOTKプランを狙うこともできます。アイシィ以外の5コスト以上のカードは少なくとも2枚は積んでおきたいため、マインドディバイダーを1枚だけにする場合はゼルガネイアも最低1枚は積んでおきたいです。
・カオスルーラー・アイシィレンドリング 3枚
自フォロワーが20体破壊された場合、デッキ内から直接召喚することができます。アイシィ自身が守護を持っており、魔導列車による盤面除去も非常に強力であるため、このデッキでは3枚積んでおきたいです。
5. 自由枠への採用候補カード
次に、11枚分の枠がある自由枠への採用候補カードを説明します。これらのカードの説明を参考に皆様自身にあったチューニングを行ってください。
・放浪する料理人
バフすると盤面にランダム3点を飛ばしながら自リーダーの体力を3点回復できるため、特に序中盤に便利なカードです。特に先述したアメスとの組み合わせが特に強力です。アディショナル実装後も多くのレシピで実際に採用されています。
・ラミエル
採用されている例は少ないですが、後攻時にppブーストができれば8t目にラズリカイザーが狙えるため、ラズリカイザー型への採用が可能です。他の型にはあまり採用するメリットはありません。
・鋼刃の暗器使い
ppを1以上余らせれば人形を補充できるため、人形確保要員として採用することができます。ドールズオーナーだけでは人形確保が不安定になりやすいので、安定させたい場合はできる限り採用したいカードです。
・キャットチューナー
ppを1余らせることでイルガンノやマイスターを回収できる可能性があるため、このデッキとの相性は良いです。ただし、ゴブリンのコストも1であるため、ゴブリンを回収してしまう可能性もあります。ちなみに、ppを使い切る(0pp余らせる)と人形を補充することができます。
・界門のホムンクルス・ラズリ
エンハンス効果でカイザー本体を1コスト得した状態で出せる他、2/2/2守護として序盤に使うこともできるため、使い勝手は悪くはないカードです。ゴブリンクイーン進化で作ったゴブリンキングを進化時効果で守る動きができたりもします。ラズリカイザー型には少なくとも1枚以上積みたいです。
・ラグナアウェイク
長期戦に突入した場合のOTK要員です。ラズリカイザー型にピン指しされてる例もあります。
・神託の大天使・ガブリエル
盤面にフォロワーが比較的残りやすいデッキタイプであることを利用して、盤面に残ったフォロワーをバフして盤面アドを稼ぐために積まれることがあるカードです。多くても2枚までしか積まれません。
・マジックエンジニア
3コストで連携数を2枚分稼ぎながら1ドローか3点除去かを選ぶことができるため、このデッキタイプとも相性が良いカードです。ただ、終盤では手札で腐りやすいため、他のカードを積むために枚数が減らされたり採用されなかったりする場合もあります。
・《運命の輪》・スロース
コンネメでよく見かけるカードですが、連携ネメでも運用可能です。ラグナOTKプランを目指す際の妨害カードとして使える他、アメスやディバイダーと組み合わせて確定除去として使うこともできます。ただし、共鳴時に盤面に出した場合、連携数は稼げますが破壊数は稼げないため、注意が必要です。
・パワフルマリオネッター
人形を補充しながら強化できるため、特に先攻4t目に強力なカードです。まだレシピの固まっていない初期の頃によく採用されていましたが、4t目以外は使いづらく、他に採用したいカードも多いため、最近はほとんど採用されなくなりました。
・均衡の刃・シルヴィア
今回のアディショナルで追加された、ネメシス版「夜明けの吸血鬼・ノイン」です。しかし、ノインと違い、共鳴時のみという条件が思いの外キツく、連携数が稼げるカードではないため、連携ネメで採用されている例は最近はあまりないです。コンネメだと稀に見かけます。
・人形遣いの糸
採用例はほとんどないですが、人形を3枚補充しながら横展開に対応できるのが便利です。マイスターのエンハンスを外しながら人形を大量に展開する、といったような使い方もできます。ただ、試合中に複数枚使いたいカードではないため、積む場合はピン指しが丸いと考えられます。
・マインドディバイダー (2枚目、3枚目)
ディバイダーというカードは序盤に手札に被りすぎると非常に弱いですが、中盤以降は盤面を強力なものにできるカードであるため、プレイヤーによって採用枚数が変わります。ぜひ皆様の好みの枚数を見つけてみてください。ちなみに、筆者は2枚採用派です。
・《世界》・ゼルガネイア (2枚目、3枚目)
確定除去、リーダー回復、手札補充、魔導列車操縦、OTKプランなど、様々な役割があるものの、デッキコンセプトとはそれほど噛み合っていないため、枚数調整は必須です。積極的にリーダーの体力を削ってくるデッキタイプが環境に多い場合は増やした方が良いですし、環境に少ない場合は手札で腐る可能性が高くなるため、減らした方が良いです。また、型によっても枚数を調整すべきです。ラグナOTK型にする場合は少なくとも2枚はほしいです。それに対し、ラズリカイザー型にする場合は序盤の手札事故の可能性を減らしたいため、採用枚数を2枚以下に抑えたいです。
・コネクトエンジニア
アクセラレートで3コスト3点ダメや疾走札強化として使え、本体は実質1/3/7守護の魔導列車の操縦者として使えるカードです。状況次第では非常に便利なカードですが、使える状況が限られているためか、実際に採用されている例はあまりないです。
・カイザーインサイト
先述した通り、手札の入れ替えや終盤の大型打点として利用することができます。基本的にはラズリカイザー型にのみ採用されるカードです。ラズリカイザー型に採用する場合、できる限り3枚採用したいです。カイザーの枚数を2枚にして、空いた1枠をラグナにしている例も時々見かけます。
6. 使用感 & マリガン基準
このデッキを使うにあたって、まず一番に重要なことは「連携数や破壊数をなるべく早く稼ぐこと」です。
フェイランやアイシィが直接召喚されるターンが1ターン遅れるだけでも、相手はこちらの盤面を処理しやすくなります。できるだけ処理されにくい盤面にするためにも、イルガンノや人形などを大量に消費して早期の盤面形成を目指しましょう。
そういう意味でも、デッキの使用感はALT期のリーシェナネメシスに近いのかもしれないです。連携ネメと同じミッドレンジデッキではあるものの、BOS期の人形ネメシスとは使用感が若干異なるため、注意が必要です。
また、マリガンも連携数や破壊数を早く稼ぐことを意識して行います。特にイルガンノはこれらを早く稼ぐためには必須なので、マリガンで最優先で探すようにしましょう。
以下に全対面向けのマリガン表を記載するので、マリガンを行う際の参考にしてください。
(相手のデッキタイプによっては特殊マリガンが必要な場合があります。それについては7章にて記載しています。)
◎ マリガン表
(○: 確定枠のカード ・: 自由枠のカード)
<先後共通>
○ イルガンノ (最優先で探す)
○ 同調
○ ドールズオーナー
○ ゴブリンクイーン
○ マイスター (ドールズオーナーなどの人形補充札とセットキープ)
・暗器使い (1t目と2t目の動きが既に手札にある時のみ)
・マジックエンジニア (1t目と2t目の動きが既に手札にある時のみ)
・放浪する料理人 + ○ アメス (セットキープ)
<先攻のみ>
・スロース (1t目と2t目の動きが既に手札にある時のみ)
・シルヴィア (同調など、先攻4t目までに1枚ドローできるカードとセットキープ)
<後攻のみ>
・ラミエル
・スロース (1t目と2t目の動きが既に手札にある、かつ、同調など、後攻3t目までに1枚ドローできるカードがある時のみ)
・シルヴィア
7. 他のデッキタイプとの相性や立ち回り方
SORアディショナル実装後環境の主要デッキとの相性や立ち回り方について解説します。有利不利に関しては筆者がこのデッキでその対面にどれほど勝てているかをリプレイを振り返りながら評価しただけなので、あくまで参考程度で気軽に読んでいただけるとありがたいです。
(筆者自身は構築のチューニングには多少の自信がありますが、プレイに関してはあまり自信がないため、勝てる対面を逃している可能性もあります。ご了承ください。)
・対ロキサスエルフ
相性: 五分~微不利
正直なところ、この対面の場合、デッキタイプそのものの相性よりもお互いの練度の差の方が勝敗に関わってきます。
連携ネメ側が隙を見せてしまった場合、ロキサスコンボの準備をされてしまい、取り返しのつかない盤面を形成されてしまいます。そのため、連携ネメ側はなるべく隙を見せないように盤面制圧を心がけましょう。ロキサス側に休息を打たせてはいけません。
・対ヴァルフリートロイヤル
相性: 有利
・特殊マリガン
<先後共通> ○ パペットボックス を追加
ヴァルフリートに依存しているデッキなので、
・横展開を続けてヴァルフリートに進化を切りづらい状況を作る
・ヴァルフリートの供給源を断つ
この二つを意識して立ち回れば、こちらの手札が大事故を起こしてない限り、有利に戦うことができます。
また、ヴァルフリートに進化を切られたとしても、その枚数が1枚だけなら盤面処理はそれほど大変ではないです。2枚以上進化されると若干処理しにくいですが、それまでにアイシィ直接召喚を間に合わせれば問題ありません。
パペットボックスをキープ対象に追加したのは、相手のゲルトに対して投げることでヴァルフリートの確保を遅らせるためです。
・対進化ロイヤル
相性: 微不利 (通常型) , 微有利〜五分 (ラズリカイザー型, ラグナOTK型)
通常型の場合、盤面とヴォイドリアライズで相手リーダーの体力を削りきらなければならないのですが、アンリエットの守護回復、アルヤスカやナハト・ナハトの多面除去がキツいため、相性は不利寄りです。
それに対して、ラズリカイザー型やラグナOTK型といった、終盤に強力なサブプランを備えたデッキの場合、基本的に長期戦になることが多い対面なので、それらのサブプランとメインプランを組み合わせることで勝つことができます。
特にラグナOTK型で先攻だった場合、相手よりもこちらのゼルガネイア直接召喚の方が先であるため、他の型よりも勝ちやすいです。
・対式神ウィッチ
相性: 微不利~不利
・特殊マリガン
マジックエンジニアを <先後共通> から <先攻のみ> に変更
クオンで展開された盤面は返せたとしても、その後のルーニィの打点を凌ぎきることが難しいです。相手の式神の練度が高い場合、大体負けます。
唯一の勝ち筋として、序盤から速攻を仕掛けて、そのまま相手リーダーの体力を削りきるプランが挙げられます。耐えきられた場合は大体負けます。
また、(ウィッチ戦全般で当てはまる話ですが) 後攻時の3t目にマジックエンジニアを出してもフューチャービジョンの餌食となるだけです。ウィッチ戦では、後攻時にマジックエンジニアをキープしないようにしましょう。
・対葬送ネクロ
相性: 有利〜微有利
人形やイルガンノで横展開に対応でき、パペットボックスや魔導列車が刺さっているため、比較的戦いやすい対面です。
ただし、油断していると疾走札で負ける場合があるため、相手の手札から打点が何点出るかは把握しておきましょう。
・対ディスカードドラゴン
相性: 五分〜微不利
アディショナルで追加されたゲオルギウスが連携ネメに非常に刺さっています。進化時のAoE効果は体力3以下破壊なので、できる限りフォロワーの体力は4以上に保つように心がけましょう。
また、プレシオの盤面2点効果でイルガンノの体力をずらされるとヴォイドリアライズが確保しにくくなります。任意のタイミングですぐに体力3以上で自壊できるように、進化権は1つは温存しておきたいです。
・対庭園ランプドラゴン
相性: 有利
新たに手札に加えた時に、フェイランやリアライズが2コスト、アイシィが4コスト、カイザーが5コストとなるなど、庭園を相手に出されてもこちらの方が恩恵が多いうえ、相手はこちらの横展開を捌く手段が少ないため、比較的戦いやすい対面です。
ただし、長期戦に縺れ込んでしまうと、影の侵食によるバーンダメージによって負ける可能性があるため、なるべく早く倒しましょう。
・対背徳バアルヴァンパイア
相性: 五分
この対面相手に長期戦はできません。なるべく早期決着を目指します。
基本的に相手のバアルは6融合しているものだと考えましょう。可能ならば自フォロワーの体力は7以上で残したいです。
また、アイシィや魔導列車をユリウスの無料進化で破壊されてしまうと、かなりのアド損です。アイシィや魔導列車が盤面にいる場合、盤面のカードは3枚以下に留めましょう。
・対清浄ビショップ
相性: 有利
・特殊マリガン
<先後共通> ○ パペットボックス を追加
相手のメインプランである清浄プランはパペットボックスで潰せます。基本的にパペットボックスは清浄に対してのみ撃つようにしましょう。
また、清浄が盤面に出された時の対策として、清浄のダメージは盤面3点であるため、なるべくフォロワーの体力は4以上に保つように心がけたいです。
また、展開された虎を人形やイルガンノなどで処理し、破壊数を稼ぎながらアイシィ直接召喚の準備をしておくと、ユカリUBでダメージ無効を張られた盤面の処理が楽になります。
・連携ネメシスミラー
相性: 先攻微有利(?)
ミラーでは、基本的には先に強い盤面を押し付け続けた方が強いです。フェイランとゴブプリ進化のタイミングを合わせると相手に返されづらい盤面を作れます。
先攻微有利にしている理由は、長期戦となった場合に先にラズリカイザーやラグナOTKを狙えるためですが、そもそも長期戦にならない可能性も充分あるため、(?)を付けています。
・対コントロールネメシス
相性: 微有利〜五分
序盤の速攻やゴブプリ進化など、コンネメ側が耐久しづらい状況を序中盤に作り出しやすいため、微有利寄りです。相手が9ppに到達する前に倒しきりましょう。
ただし、相手から自盤面に押し付けられた円環がどのタイミングでどの効果を発動するのかによっては負ける可能性もあります。
また、盤面ロックには充分に注意しましょう。コンネメ側には、盤面ロック手段が複数あることをお忘れなく。
8. 問題点 & 改善案
このデッキタイプの問題点と改善案をいくつか提示します。参考程度にご覧ください。
問1: 式神ウィッチが増えた場合、立ち位置が厳しくなる。更に、マジックエンジニアが手札で腐りやすくなる。
案1: マジックエンジニアの枠をスロースに変更する。
問2: 守護ビショップが増えた場合、相手の体力を削りきりにくくなる。疾走札が阻まれる。
案2: ラグナOTK型にする。もしくは、コンネメにデッキタイプを変更する。
9. あとがき
最後までご覧くださり、本当にありがとうございます。
当記事がきっかけで連携ネメシスに興味を持っていただけましたら、筆者としては嬉しい限りです。調整しがいのある楽しいデッキタイプなので、是非ともお試しください。
当記事についての質問、記事内の誤字等ございましたら、私のTwitterのDM ( @Tsukiyama05_sv ) にご連絡下さい。
今回はこのあたりで失礼いたします。
それでは、また次の記事にて。
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