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【Shadowverse】 AFネメシス工学入門 (SOR ローテーション環境版)

読者の皆様、こんにちは。月山です。

前回の記事から早一ヶ月。
新弾「Storm Over Rivayle / レヴィールの旋風」の追加、第13弾カードパック「Rebirth of Glory / リバース・オブ・グローリー」のスタン落ちにより、ローテーション環境にも様々な変化が起こりました。

AFネメシスの場合、アーティファクトリメイカーとマグナジャイアントを失い、以前よりもリソースが底を突きやすくなったように感じます。

ただし、AFネメシスには新たな収穫もありました。それがこの2枚です。

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「ストレイホロウ・イルガンノ」は、AFネメシスの新たなリーサル手段の一つとして活躍させることができます。また、「暗獄の遣い・ジャスパー」は、今までは「結晶: ヴァーテクスコロニー」からしか回収することのできなかった「防御型ゴーレム」と「攻撃型ゴーレム」の2種類を直接場に出すことができる、盤面展開札としてもAF種類稼ぎ札としても優秀なカードです。

そこで今回は、新弾のカードの追加によって、前環境のAFネメシスから大きく変化した「新生AFネメシス」について解説します。

どうぞ最後までお付き合いください。


1. デッキレシピ例

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まずは私が現在よく使っているデッキレシピを例として公開します。あくまで例ですので、皆様が実際に使ってみた感想や後述するカード候補たちを参考に皆様の好みに合わせて調整してください。

(2020年10月16日 追記)
霊道ネクロの流行により、より早く攻める必要が出てきたため、デッキレシピに以下の変更を加えました。参考程度にご覧ください。

イルガンノ2ゼルガネイア2 → イルガンノ3ララミア1


2. デッキタイプ選択理由

そもそも何故、今期にてAFネメシスを握っているのかについて軽く説明いたします。このデッキタイプの特徴として、以下の5点が挙げられます。

① デッキパワーが高いため、多少の相性不利程度なら覆せる可能性がある
② 攻撃性能や除去性能が高く、使いやすい回復手段もあるため、盤面とダメージレースの両方で優位に立ちやすい
③ 終盤に1ターンで10点以上のダメージを相手リーダーに与えることが容易
④ ネメシスは他クラスよりも使いやすいメタカードを多く保有しているため、環境の流れに柔軟に対応することが可能
⑤ 疾走札が多いため、機動二輪車と組み合わせての奇襲プランが取りやすい

①~④までの特徴は前期の時点で既に持ち合わせていました。

新弾によって、新たに追加された特徴が⑤です。当記事の冒頭でも登場した「ストレイホロウ・イルガンノ」は、盤面展開札でもあるトークンカード「ヴォイドリアライズ」を最速5t目に使用できるため、6t目に盤面に残った機動二輪車3枚とレディアントAFやブリッツAFと合わせることで簡単に10点以上の打点を出すことができます。

このように、新たな特徴が追加されたことでデッキパワーや柔軟性が前期よりも向上し、今期における環境上位デッキへの対応力が十分にあると判断したため、AFネメシスを握ることにしました。


3. AFの種類のおさらい

採用カードの解説を始める前に、まずは現時点(2020年10月5日現在)のローテーションで使用可能なAFについておさらいします。

使用可能なAFは以下の表の通りです。
(※パラダイムシフトは効果で出てくるトークンがAFであり、パラダイムシフトそのものはAFではありません。)

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4. 採用カードの解説

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先程もお見せしましたが、今回紹介するデッキレシピ例はこれです。

このデッキレシピにおける、採用カードとその役割についてを以下の表に示します。

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パ: パラダイムシフト回収
AF: 通常AF (パラダイムシフトトークンAF以外)回収or展開による種類稼ぎ
面: 盤面展開
除: 盤面除去
ド: ドローソース
回: 回復
F: フィニッシャー
メ: 環境メタ要員


次に、カードの採用枚数や採用が珍しいカードなどについて軽く解説します。


<コンセントレイトの採用理由>

先述した通り、先日のスタン落ちでリメイカーが使えなくなりました。その影響なのか、現在のAFネメシスでは終盤にリソース切れが起こりやすい状態になっています。また、イルガンノやゼルガネイアといった、AFとは直接の関係性がないカードが複数枚混ざっているため、序盤でパラダイムシフト回収札や通常AF回収札が引けない可能性が高まっている状態です。そこで、序盤に手軽に使えるドロソとしてコンセントレイトを採用しました。

また、機器による設計ではなくコンセントレイトにした理由は、コンセントレイトなら手札が溢れそうになった時に0コストで捨てることができるからです。コストもトップも損をせずに済むのは、このデッキにとっては非常に有益であるため、コンセントレイトに軍配が上がりました。


<アイアンスティンガー1、ジャスパー2>

ジャスパーは " 1回目の " 進化時は非常に強力なのですが、2回目以降の進化はそれほど強くありません。

理由としては、ジャスパーの役割はAF種類稼ぎがメインだからです。たった1枚の4コストのカードを進化させるだけで、モデストやヴァッコロの打点が2点上がり、また、スピネルチルの自動進化効果の条件を2体分稼げるのは非常に強力です。ただし、それは1回目の進化時の話。2回目以降の進化をしても、打点は増えませんし効果条件の種類を稼ぐこともできません。

つまり、ジャスパーを試合中に進化させたい回数は基本的に1回だけだということです。そのようなカードをわざわざ3枚も採用する必要が本当にあるのでしょうか?

そこで、3枚目のジャスパーの代わりとして、アイアンスティンガーをピン刺ししました。アイアンスティンガーならパラダイムシフトを回収できるうえ、進化すればエンシェントAFを出すこともできるため、モデストやヴァッコロの打点やスピネルチルの自動進化効果の条件を更に稼ぐことができます。


<イルガンノ、ヴァーテクスコロニーの採用枚数>

この2種類のフィニッシャーの採用枚数については、どのようなデッキを仮想敵とするかで変更するべきでしょう。

先ほどのデッキレシピ例では、様々なデッキに満遍なく対処できるようにどちらも2枚採用にしていますが、進化ロイヤルやコントロールネメシスといった、試合を長引かせたくない対面を仮想敵とする場合、機動二輪車と疾走札を組み合わせた奇襲プランで攻めたいため、ゼルガネイアやヴァーテクスコロニーの枚数を減らしてイルガンノの枚数を増やすべきです。

また、守護ビショップのような、大量の守護でAF側の疾走札を阻んでくる対面を仮想敵とする場合、守護ごとなぎ払うためにイルガンノの枚数を減らしてヴァーテクスコロニーの枚数を増やすのもありです。
(ちなみに、SOR環境が始まった直後の守護ビショップが非常に多かった時期は、筆者はイルガンノ1、ヴァーテクスコロニー3のレシピで回していました。)

(2020年10月16日 追記)
霊道ネクロの増加に伴い、イルガンノの重要性が増したため、イルガンノの枚数は現状3枚積んでしまっても問題ないと考えます。
また、守護ビショップにユカリが複数枚積まれ始め、ヴァーテクスコロニーの打点が通りにくくなってしまったことから、守護ビショップを仮想敵とする場合でもヴァーテクスコロニーの採用枚数を増やす必要はないと考えられます。ヴァーテクスコロニーを増やすぐらいなら、その枠でララミアをピン刺しした方が今の環境にはあっています。


5. 採用検討カード、不採用カードの解説

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採用検討カードはこの7枚です。デッキを調整する際の参考にしてください。

また、今回紹介したデッキレシピ例の採用カードの中には、枚数を削っているカードも多数あるため、そちらの枚数を増やすのか、それとも採用検討カードを入れるのかはよくご検討ください。

採用検討カードについて、1枚ずつ解説します。


<ペネトレイトランサー>

乗り物アミュレットを活かした軸が環境で活躍できてないため、今回は採用しませんでしたが、乗り物アミュ軸が環境に出てくるようになれば、採用する価値のあるカードだと考えています。ミュニエやゼルガネイアあたりが入れ替え候補です。


<機器による設計>

コンセントレイトの採用理由にて解説した通り、このカードは0コストで捨てることができないため、コンセントレイトの方に軍配が上がり、その結果採用されなかったカードです。

ただし、このカード自体が弱いというわけではなく、コントロールネメシスでは実際に採用されている例があるぐらいの便利カードではあるので、ゼルガネイアがドロソとして使いにくくなってきたからこのカードに入れ替える、という可能性は十分あると考えています。


<ラミエル>

後攻4t目で進化すれば、相手よりも先に9t目を迎えることができる、ミラーでの後攻捲りカードです。しかし、このデッキは後攻4t目に進化したいカードが少なくとも6枚あるため、このカードに進化権を回しているほどの余裕はありません。


<音速の機構・ララミア>

後攻8t目に10点以上のバーストダメージを出すことで、ミラー戦での後攻捲りを目指すことができるカードです。今期では、同じフィニッシャー枠で進化時に横除去もできるイルガンノの方に軍配が上がっていますが、ポテンシャル自体は十分にあるカードなので、環境の回り方次第では採用を検討してみる価値はあります。

(2020年10月16日 追記)
先述した通り、霊道ネクロの流行により、より早く攻める必要が出てきたため、実際にデッキに1枚採用しました。


<《運命の輪》・スロース>

主に共鳴状態の時に出して、相手を妨害するためのカードです。このデッキにはコンセントレイトが入っているため、共鳴調整は可能であり、デッキとの相性自体はいいカードです。問題はどのカードと入れ替えるのかなのですが、おそらく同コスト帯であるマジックエンジニアあたりが有力候補なのではないかと考えています。


<天覇風神・フェイラン>

盤面に大量展開できるデッキであるため、連携持ちのこのカードも使えないことはないのですが、手札に直接来た時に使い道に非常に困るカードでもあります。葬送ネクロなら百鬼夜行などで捨てることができますが、ネメシスにはそんなものはないため、結果的に連携で出てくるメリットよりも手札に来た時のデメリットの方が大きくなってしまいました。そのため、今回は採用しませんでした。


<カオスルーラー・アイシィレンドリング>

今回のデッキレシピ例では、できる限りAFと関係のあるカードを入れて引きを安定させようと考えたため、このカードは不採用にしました。しかし、このカードのポテンシャル自体は非常に高く、AFネメシスが本来は苦手とするUBユカリの対処ができるため、守護ビショップが再び増えるようなら採用を検討すべきカードです。

また、コントロールネメシス対面では、相手の9t目の直前にデッドペナルティを使うことで9ppヴィズヤホムンクルスOTKを1ターン防ぐことができます。


6. 使用感、マリガン基準 & 同調からのチョイス優先度

今期のAFネメシスは、前期とほぼ同様で、序盤は通常のAFで盤面を取りながらパラダイムシフトを準備、中盤に貯めていたパラダイムシフトを絡めながら爆発的な盤面展開力を押しつけ続け、その勢いのまま終盤に高火力ダメージを叩きつける、といった戦い方です。また、イルガンノの追加のおかげで、中盤あたりに奇襲プランを取ることも可能になりました。そのため、使用感としてはアグロ寄りの速めの動きもできる高火力ミッドレンジデッキといった感じです。

次にマリガン基準について、今回はあくまで目安として、ここまで解説してきたデッキレシピ例でのマリガンを紹介します。基本的には全クラスで共通の内容ですが、マリガン基準に変更が必要な対面に関しては、7節のその対面への立ち回り方のところで別途解説いたします。内容は以下の通りです。


・マリガン基準リスト
 (○: 通常AF生成カード , ◎: パラダイムシフト生成カード)
 (○と◎のカードを手札にそれぞれ1枚ずつ以上揃えるイメージでマリガン)
 (※モデスト、イルガンノは例外であり、生成カードではないがキープする対象)

<先後共通>
○◎ 同調 (複数枚キープ可)
○ マジックエンジニア
○ ジャスパー (手札内にあるキープ条件を満たしたカードだけで2t目と3t目の動きが既に確保されている場合のみ)
◎ ロボティクスユーザー
◎ 技師 (○のカードが既に手札にある、かつ、1t目に使いたいカードが手札に無い場合のみ)
・モデスト (○のカードが既に手札にある場合のみ)
・イルガンノ (◎のカードか○のカードのどちらか、もしくは両方が手札にある場合のみ)

<先攻時のみ>
○ ヴァーテクスコロニー (手札に他の2コストのカードがない、かつ、ジャスパーをキープしない場合のみ)
○ 反逆 (手札内にあるキープ条件を満たしたカードだけで2t目と3t目の動きが既に確保されている、かつ、◎のカードが既に手札にある場合のみ)

<後攻時のみ>
○◎ アイアンスティンガー (手札内にあるキープ条件を満たしたカードだけで2t目と3t目の動きが既に確保されている場合のみ)


次に今期における同調からのチョイス優先度は以下の通りです。


・同調からのチョイス優先度
アナライズAF ≧ パラダイムシフト > トレースAF > レディアントAF


同調からのチョイス優先度も前期と全く同じです。
おさらいすると、貴重なドロー要員、かつ、ルチルと合わせて6ppで強力な動きができることからアナライズAFの優先度が最も高いです。

また、パラダイムシフトは技師などのパラダイムシフト回収要員が十分な枚数あるため、アナライズAFよりも少し優先度が下がるものの、ほぼ同じぐらいの優先度と考えてもらって問題ないです。

また、トレースAFは1t目にて手札にユーザーと同調が両方ある場合に選択することが多いです。2t目ユーザー3t目トレースAFという動きが実は強力で、序盤からの盤面制圧、破壊されたAFの種類数稼ぎ、パラダイムシフトの2コスト分のコスト下げを2枚のカード (トレースAFを含めると3枚) だけで手軽に行うことができます。また、トレースAFは体力が2以上であるため、エンジニアのようにウィッチのフューチャービジョン1枚で全処理されることはないです。

また、レディアントAFについてですが、機動二輪車との相性がいいため、前期よりはチョイスする機会が増えました。しかし、すぐにリーサルという状況だったり、機動二輪車と合わせれば10点以上のダメージが出せるという状況でない限りは使わないことがほとんどであるため、予めチョイスしておく必要はほぼないカードです。


7. 他のデッキとの相性や立ち回り方

SOR環境の主要デッキとの相性や立ち回り方について解説します。有利不利に関しては筆者がこのデッキでその対面にどれほど勝てているかをリプレイを振り返りながら評価しただけなので、あくまで参考程度で気軽に読んでいただけるとありがたいです。(筆者自身は構築のチューニングには多少の自信がありますが、プレイに関してはあまり自信がないため、勝てる対面を逃している可能性もあります。ご了承ください。)


・対進化ロイヤル

エミリア

相性: 五分
マリガン基準変更:
・モデスト (○のカードが既に手札にある場合のみ) → ・モデスト
・イルガンノ (◎のカードか○のカードのどちらか、もしくは両方が手札にある場合のみ) → ・イルガンノ
(※モデストとイルガンノのキープ条件削除)

多くの場合、進化ロイヤル側が10t目を迎えてゼルガネイア猛虎を決めるのか、それとも、AF側がそれまでに削りきるのか、といった試合になります。
イルガンノが追加されたおかげでペインレスサムライへの対策が増えたため、ペインレスサムライは昔ほど脅威ではなくなりましたが、それでもケアは怠らないようにしましょう。
また、(どの対面でも言えることではありますが、) ゼルガネイアが3積みされていることが多く、相手リーダーの体力を14点以下にすると投げられる可能性が高いため、攻めるタイミングでない場合は相手リーダーの体力は15点以上に留めておきましょう。


・対専門店ウィッチ

トイザラス

相性: 微有利

前期までは採用されていた境界の魔道士が採用されなくなり、横展開が生き残りやすくなったため、序盤から速攻プランで攻め立てましょう。状況次第では5t目にルチル進化で攻めることもあります。
ただし、フューチャービジョンは依然採用されているため、相手の偶数ターンの直前に体力1のフォロワーをあまり並べないようにしましょう。


・対霊道ネクロ

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相性: 微不利

コントロールネメシスを握っている時の対霊道ネクロほどではないですが、相性はあまり良くありません。グレモリーやトリモンが守護を持っているため、こちら側の大型疾走フォロワーが阻まれてしまいやすいです。
霊道側が準備を完了させる前に削り切ることを目指しましょう。


・対ディスカードドラゴン

プレシオ

相性: 有利 ~ 微有利

相手の練度次第で相性が多少変動する対面でもあります。練度の高いプレイヤー相手だと互角の戦いになることが多いので、有利対面だからといって気を抜いてはいけません。
相手側が出してくれた庭園を利用することで、より強力な速攻プランを仕掛けることができます。鯨はミュニエで守護を剥がしましょう。


・対背徳バアルヴァンパイア

背徳

相性: 微有利

ディスカドラ同様、この対面も相手の練度次第で相性が変動する対面です。この対面は他の対面に比べて、お互いの練度の差が最も顕著に試合に影響する対面でもあります。(実力ゲーができるので、個人的には相手してて楽しい対面です。)
背徳バアル側はバーンダメージを大量にばら撒いてくるので、こちらはゼルガネイアやエッジAFでの体力回復と各種AFによる盤面展開で迎え撃ちましょう。ただし、ゼルガネイア不採用のAFでは体力回復が間に合わなくなる可能性があるので注意が必要です。
また、背徳バアル側はリーダー体力が比較的低い状態で戦っていることが多く、かつ、守護持ちフォロワーが少ないため、大型疾走フォロワーによる奇襲プランが通りやすいです。リーサル問題が突然降ってくる可能性もあるので、あまり深く考えずに盤面処理のみを行うのではなく、今のターンや数ターン後にリーサルがあるのかどうか、じっくりと吟味してから動きましょう。


・対守護ビショップ

ウィルバート

相性: 微不利

環境初期の段階では、守護をミュニエで剥がしながらアンヴェルトを消したり、大量に守護を並べられてもヴァーテクスコロニーで焼け野原にできることから有利寄りだったのですが、守護ビショップ側がラーやユカリといったカードを積んで長期戦でも戦えるように型が変化したため、相性が悪くなりました。
ヴァーテクスコロニーのような効果ダメージはユカリで防がれてしまうため、イルガンノやララミアのようなフォロワー打点で削りきるプランで勝ち筋を模索しましょう。


・対清浄ビショップ

清浄

相性: 微有利 ~ 五分

守護ビショップ同様、AFの天敵であるユカリは積まれてはいますが、こちらは守護持ちフォロワーが少ないため、大型疾走フォロワーの打点を相手リーダーに叩き込みやすいです。
また、こちらはミュニエを有しているため、清浄そのものを消せます。清浄を消しておくとその後の試合展開が楽になるため、隙を見て消しておきましょう。


・AFネメシスミラー

スピネルチル

相性: 先攻有利

ミラーはどうしても先攻有利になってしまいますが、リメイカーが落ちた影響なのか、7t目以降の盤面の取り合いに関しては若干マシになったようにも感じています。後攻の場合はより速いリーサルを狙った方がいいため、狙えそうならイルガンノでの奇襲プランやララミアでの8t目リーサルを目指しましょう。先攻の場合はそのようなイルガンノでの奇襲プランを警戒しながら、確実に盤面制圧していきましょう。狙えそうなら先攻側もイルガンノでの奇襲プランを狙うのもありです。


・対コントロールネメシス

ラグナ

相性: 微不利

コンネメ側の方が先に9t目に到達しやすいため、AF側は遅くとも8t目にはリーサルを決める必要があります。相手がゼルガネイアを持っていないことを祈りながら速攻プランを通すことを目指しましょう。相手がこちらの速攻に耐えきれなかった場合はそのまま勝ち切れる可能性があります。


8. 問題点と改善案

これまでの解説より、今回解説したデッキレシピ例での問題点として、以下の項目が挙げられます。

・UBユカリの効果を打ち消す手段がない
・守護ビショップや進化ロイヤルのようなBo3環境でよく使われているデッキに対し、あまり相性が良いとは言えない

また、上記の問題に対し、以下の項目を改善案として提案いたします。

・UBユカリ対策として、大型バーンダメージよりも大型疾走フォロワーでのリーサル手段を増やす
・守護ビショップや進化ロイヤルに対して戦いやすいデッキである、コントロールネメシスを使用する


9. あとがき

最後までご覧くださり、本当にありがとうございます。
今回はSOR環境のローテAFネメシスについて執筆いたしました。もしわかりにくい表現や疑問点等ございましたら、私のTwitter (@TsukiYama05_sv) のDMにご連絡ください。

また、当記事の内容について、読者の皆様の意見と異なる点がございますかもしれませんが、こういう意見もあるのかと解釈していただければ有り難いです。

最後に、これからも様々な変化が起こるであろうSOR環境が皆様にとってより良いものとなることを祈って、結びの言葉とさせていただきます。

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