4階から飛び降りた結果の話①

※自殺行為を助長するための話ではありません。

※現在希死念慮が酷い方は以下の文へ進まないことを願います。

2015年 12月14日

当時住んでいたマンションの4階
寝室の窓から飛び降りた。

死にたい より
「全てがどうでもいい、もう疲れた」
という気持ちや、どうにでもなれ！という
暴力的な思考で。

窓を開けてすぐ飛び降りたわけではなく
それなりに迷いもあってしばらくぼーっと外を眺めていた。

頭の中でRADWIMPSの実況中継が流れていた。

「今 必要なのは酸素じゃない
ここにない どこにもない」

というフレーズがずっとぐるぐるしていた。

あぁもうやろう、やってしまおうと思った。

まず
転落防止用の柵に手をかけて
窓から体半分、上半身を出した。

柵に体重を移動させて足も柵の上に乗せた。
これで全身が窓の外へ。

ここ私は体勢を崩した。
雨に濡れていた柵から足が滑り落ちた。

本能的なものだろうか、
手だけで柵にぶら下がっていた。
瞬間的に「落ちる、危ない」と思ったのだと思う。

でも私は手を離した。

一瞬の浮遊感。のち地面へ。
どういう体勢になりながら落ちたのか
今でもわからない。

痛かった。当たり前に痛かった。
特に足が。踵が。

それなりの衝撃音がしたらしく、寝室のドアを閉めていたのに窓から彼が私の名前を叫んだのが聞こえた。

ぼんやりとだが意識はある状態で
彼が私の所へ駆け下りてくる音もなんとなく覚えている。

救急車を呼ぶ彼にずっと
「痛い、足が痛い」と訴えたような気がする。

搬送中と病院に着くまでは記憶がない。

病院に着いてCTとMRIを撮ることになった所から記憶が残っている。

ペディキュアを看護師さんが落としてくれたり
下着を取ってくれたり。


(男性の先生がブラジャーを切断しようとして、看護師さんに怒られていたのが今はちょっと面白い記憶になっている)


この時まで、本当に足の痛みしか感じていなかった私はなぜか入院もせずに家に帰るものだと思い込んでいた。4階から落ちたくらいじゃ大したことないんだと。死ねなかったと。

CTとMRIの結果、腰椎が破裂骨折していることが判明。手術になるよと聞かされてもよくわからなかった。だって痛くなかったから。

処置が終わる頃に警察の人が来た。
一応、念の為に聞くけれど自分で飛び降りたのかと確認するためだった。
後から聞いたが彼の元にも尋ねてきたそうだ。
119番はしたけれど110番はしていないので、病院か救急隊から連絡がいったのだと思う。


その後の記憶はまた曖昧でその日は点滴をされながら病室に運ばれて過ごしたと思う。
後から知ったけれど、整形外科の病棟ではなくて精神科の閉鎖病棟だった。

目が覚めた時、両親が来ていて母は泣いていた。ごめんなさいを言った気がする。
この辺の記憶は曖昧なまま。

足のレントゲンを撮るのも病棟のベッドに寝たまま機材を運んできてもらった。
あんなに足が痛いと言っていたのに、足の骨は無事だったらしい。

とにかく喉が乾いてなにか飲みたかった。
でも手術前だったから絶飲食。
辛かった。

汚い話になるが
手術準備に必要だったのだろう。
オムツを履かされて浣腸剤を入れられた。
これは精神的にとても辛かった。

その後手術を受けた。

この辺も覚えていない。
4～5時間の手術だったと聞いた気がする。

術後は整形外科病棟で過ごした。
ここからが痛みとの闘い。





次回に続きます。