月鞘家 青嵐記 其の五
春、夏、秋、冬と過ぎて新しい年になった。娘も息子も、孫までできた。皐弓にとって下界で過ごす日々は何もかもが初めてで、かけがえのないものなんだろうな。
1019年1月~3月
慶祥麗春 月鞘4兄弟
1月。新年のお祝いムードとともに、月鞘家にさらに良い知らせが。
なんと、皐弓と黒曜斎さまの新しい子が双子だったのです!
しかも男女ひとりずつ。
突然、家族が2人も増えたので、きっとイツ花や一族たちは部屋や装束の追加にお祝いの準備と、大わらわだったに違いありません。
かく言う中の人も、想定外に初代の子で4家系ができて大興奮!
これなら兄妹4人で一緒に出撃することだって夢じゃありません。
いやあ、本当におめでたいねぇ!
まず一人目は女の子。双子のお姉ちゃんですね。
神様に捧げるような清らかな弓を射る子になるよう、斎弓と名付けました。
が、心の火がぶっちぎってるから清らかどころか、むしろ弱点を鋭くえぐるみたいな苛烈な弓を打つ子になりそうな気がしないでもない。。
続いては男の子。双子の弟、そして4兄弟の末っ子くんです。
大人しそうな感じが末っ子っぽくていいね。
名前は皐彦。彦の字は黒曜斎さまからもらったんだけど、男児の美称に使われる字で才徳の優れた男性を意味するんだって。
黒曜斎さまみたいに優しく思慮深い子になってくれるといいな。
(といいつつ、こちらも心の火が高め・・・)
双子を授けた功績からか、黒曜斎さまの席次がかなり上がった模様。
神様同士集まりとかで他の神様に「4人も子を授けたんだって?」と言われて、照れくさそうにしている黒曜斎さまを想像すると可愛いし、微笑ましい気持ちになるよね。
新年の幕開けと新しい家族の誕生を記念した幻灯を一枚。
こうして見ると本当に賑やかになったなぁ。
あんまりにも嬉しいから、改めて4兄弟のステ画面並べてみたりして。
皆さん、これから月鞘4兄弟をどうぞよろしくお願いします!
ところで並べて気づいたけど、この兄弟、長男の皐影以外、みんな心の火が高めなんですね。
これはあれじゃない?
みんな猪突猛進型で、お兄ちゃん、相当、苦労する系じゃない?
いいね、なんか色々と妄想がはかどります・・・!
九重楼で初詣
さて、一年の計は元旦にあり。ということで京の町の様子を確認。
うん。あまり変わってない。
まあ、一度も投資してないから当然と言えば当然なんだけどね。
だってね、うちの帝、これまで一度も討伐強化月間の御触れを出してくれてないのよ。。だからお財布にあんまり余裕がなくて。
とはいえ、おめでたい新年なのでここはお賽銭がわりにパーッと投資しちゃうよ!いいことありますように!
さて、お祝い事を終えて、雑務も片付けたら次は初詣がてら出陣です。
行き先は九重楼。出撃メンバーは弓曜と影夜の若手2人。
年長者2人は双子の訓練担当です。皐弓が斎弓、皐影が皐彦を訓練します。
新年早々、黄川人とも遭遇。あけましておめでとう。
今回は術の巻物の使い方を教えてくれました。
4家系になったことだし、そろそろ新しい職業の指南書が欲しいところだけど、今回は手に入れることができず。。残念。
祝!初討伐強化月間
2月。先月の投資の効果で装飾品屋さんが開店。
そんな中、当主 皐弓の体調に変化が表れます。
健康度が低下。どうやら彼女に残された時間もあとわずかのようです。
残された時間を惜しむように末っ子たちの指導にあたる皐弓。
ちなみに今月は訓練ペアを変更して、皐弓に皐彦を、皐影に斎弓を担当してもらいました。
子供たちにはできるだけ母親と過ごす時間を作ってあげたくて、こうすればどちらにも皐弓との思い出が残るもんね。
なので出撃隊は先月に引き続き、弓曜と影夜の若手ペアが担当。行き先は鳥居千万宮です!
なぜここを選んだかというと・・・
ついに帝から市中討伐強化月間の御触れが出たんですよ!
初めての討伐許可月間だよ!やっと奉納点や軍資金稼ぎができる!
黄川人から迷宮のボスについての情報を入手した弓曜と影夜。
早速、迷宮に入ったものの、紅こべ大将相手に大苦戦。
術も打撃もダメージが通らなくて、途中からお互いを回復するのにいっぱいいっぱいで攻撃に転じることもできなくなってしまったので、思わず七光りの御玉を使用。
愛娘を助けに颯爽と駆けつけてくれた黒曜斎様。スクショを失敗したのはご愛嬌ということで。
そんなこんなで苦戦しつつも、久々に新しい術の巻物を2本(火車・防人)手に入れた月鞘家なのでした。
槍の指南書入手
3月。弓曜が元服。ふむふむ、意外と面食いなのか。
現在、月鞘家は想定外の双子到来で屋敷が満員なので、実際の交神は少し先になるけど素敵なお相手を見繕ってあげるから楽しみにしててね!
斎弓と皐彦の双子が実戦部隊に加入。
日に日に弱っていく皐弓とそれにつきっきりの皐影。
そんな2人に代わって、弓曜が隊長、影夜が補佐となって双子を連れて出撃します。
斎弓と皐彦にとってはこれが初陣です。
相翼院に到着。珍しくしおらしい雰囲気の黄川人。
いつか彼と直接対面する日が来るとして、果たしてその時、一体何が起きるのやら。。今はまだわからないことだらけです。
迷宮の中に入るとすごい数の赤い火が!
指南書入手のチャンス!ということで急いで奥へ。
無事「槍の指南」をゲット!!これで念願の4職業体制ができます。
月鞘家には現在、弓使いの家系が2つある(弓曜と斎弓)のでどちらかを槍使いの家にするつもりです。
皆さんも月鞘家に槍使いが誕生する日をどうぞお楽しみに!
指南書の他にも術の巻物を2本(白波・水葬)を手に入れて、意気揚々と屋敷に戻る出撃隊メンバーなのでした。
散華 初代 皐弓、永眠
戦果に沸く出撃隊を笑顔で出迎えた皐弓でしたが。。。
突然、目の前が真っ暗になって倒れてしまいます。
ついに皐弓の命もここまでのようです。
当主としての最後の務めは次期当主を選ぶこと。
次期当主には皐影を指名しました。
短命の呪いのことを考えれば妹や弟たちの方が適任かもしれないけれど、やっぱり第一子である彼の存在は特別だと思うんです。
天界での目覚め、初めての京の都、一族の立ち上げ、初陣、新しい家族を迎える喜び・・・どの瞬間にも皐弓の隣には皐影がいてくれたんだもんね。
『不退転の決意』
皐影を次期当主に選んだもう一つの理由がこれ。
俺屍では2代目当主がこの不退転の決意を掲げて、初代の名前を継承してくれます。これ以降、代々の当主は初代の名前(月鞘家の場合は皐弓)を名乗っていくことになります。
いわば襲名の儀の祖となるわけです。
不退転の決意も相当の覚悟が無いと絶対に言えないことだし、一族の中でそれができるのが誰かと考えたら、皐影しか思いつかなかったんだよね。
彼ならきっと・・・初代のすべてを見届けてくれた彼なら、きっと言ってくれる。そう思ったんです。
さあ後継者選びも終わり、あとはもう眠るだけ。。。
イツ花さんも、今までありがとうね。
初代当主 皐弓 永眠(享年 1歳7ヵ月)
黒曜斎影彦様との間に4人の子に恵まれた皐弓。
偶然とはいえ、末の双子が初陣から帰還したのを見届けるようなタイミングでの旅立ちになったのは、家族を大事にする彼女らしい最期でした。
はい、盛りだくさんでお送りしましたが、このプレイ記もなんとか初代の旅立ちまで書き終えることができました。
ゲームの方は結構先まで進んでいるのですが、せっかく初代に関する登場人物が出揃ったので、ここらでいったんプレイ記はおいていて、創作の方をしたいかなと思っています。
と言っても私はマンガとか全然書けないので、もっぱら文章になります。
ゲームプレイ中もですが、プレイ記を書いている間に結構ネタが思い浮かんだので、いくつか小説や小話としてあげられたらな、と。
良ければ、そちらもお付き合いいただけると嬉しいです。