見出し画像

自分の葬式に流してほしい曲

Youtubeなどで、楽曲のコメントを読んでいると、「自分の葬式で流してほしい」というような内容を、たまに見かけるようになった。

葬式に、というのがポイントで、どんなにお気に入りの曲で、それがたとえ自分が許可して、本人の葬式でかけるのを頼んだところで、どうしたってそぐわないものもあるだろう。

個人の好み、葬式のことを考えるまでに生きてきた道は、千差万別であるはずなのに、自分の葬式で流してほしい、というコメントがついた曲は不思議と共感でき、自分の葬式でもかけてほしいかも、などと思ってしまう。


ソチ五輪で、浅田真央選手の引退前のプログラムに使用された楽曲。
(のだめカンタービレにも使われているとも)

少なからぬ人が、葬式に使ってほしい曲にあげ、私も影響された一人である。

まあ、自分のどうでもいいような人生に対しては、この曲はドラマチックで壮大すぎて、不釣り合いなのは重々承知の上であるが、「いろいろあったけど、結局全てよし」という人生の締めを表現してくれているような気がする。

この動画は尺が長いので、ちょこっときいてみよう、と思ってくださった方は、浅田選手のソチ五輪の映像をチェックされるのをおすすめする。

この曲のエッセンスが凝縮されていて、彼女の演技そのもの、そして演技終了時の「すべてやりきった」というのが全身から伝わってくる姿が、涙なしにはみれないほどだ。


高校生の時によく聞いていた、遊佐未森さんの楽曲。

あまりメジャーではない楽曲なのに、こうしてPVが製作され、さらに今でもYoutubeで閲覧できるのは、ありがたい。

命の循環、自分がこの世からいなくなっても、世界はずっと周り続け、よいもの、美しいものはあり続けてくれる…
そんな風に、この曲をきくと感じられるのだ。

この時代のPVは、こうして崖の上からの空撮というショットがよくあって、ドローンがなかった時代はプロでメジャーデビューしなければ撮れないものだったけれど、今や誰でもこういった動画をとろうと思えばとれることに隔世の感を禁じ得ない。

いいなと思ったら応援しよう!