みんな泣いていればいい…
みんな 泣いていればいいよ…
みんなで 泣いていればいいじゃない
─赤ちゃんみたいに、
そしたら… きっと そのうち、
泣くのに飽きた子が、泣きやんで…
あやしてみてくれたり、ほっといてみてくれたり…
気が向けば、ミルクを作って 一緒に飲もうと…。
けど、そのうちまた、かなしくなって……
大粒の涙をこぼして、わんわん泣きだすよ。そりゃ
そのころには、また、だれかが…
泣くことに 飽きてくる。
飽きちゃう。
飽きたから、 殴ったり、 蹴ってみたりする子も
居てしまうんだろうな…。
まぁ、そしたら、もちろんもっと泣くけどね。
泣かなくなるまで…、とかが、あってはだめ。
泣くのを止めてはだめ。止んではだめ。たえてはだめ。堪えて耐えて絶えたり だめ。絶対。耳から根っこを へし折らなきゃいけないなんて…タイヘンだよ。まったくね、ほんとね。
ほんと みんなタイヘン大ごとだよ。
さて、へし折れ根っ子 は……泣き出して、ふりだしにもどってくれたかな??
へし折れ根っ子も─ちゃんと、泣きまくるんだよ。ちゃんと、泣きまくってよね、。
また、だれかが、 泣くのに疲れてきたよ … 。
なにをしようかな。
わくわく … 。
たとえば …
こんなんでいいよ。 世界…
社会なんて…、大それた組織や仕組みや 概念には …、
「どーも、どーも、今までたいへんお疲れさまでした。」「おやすみなさい 。」
と 言ってやりたい。
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