読書|黒い絵
大好きな作家の一人、原田マハさん。
帯に書かれた宣伝文句を読みつつ、1ページ目を開く。
装丁といい、いつものマハさんとは違う感じがする。
絵画をモチーフに多くの物語を綴ってきたマハさん。
今回は少々、いや、かなり毛色の違う物語だなと思い、興味あって購入。
7つの物語からなる短編集。
どれもタイトルに相応しい「黒い何か」たち。
黒が示す色の意味に恐れと闇を感じる内容でした。
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積読本化して数ヶ月も経過していたこともあり、読書メーターにはうまく感想が書けないまま読書記録として残しました。
読了された方々の感想を読みながら、共通する部分が多いと感じました。
本日、本書の「黒さ」で何度か読むのやめたりしましたが何とか読了。
お気に入りは、後半の3編。
フレスコ画にまつわる修復家とフレスコ画に没頭した少女「キアーラ」
水に溺れる死を絵の中に封じ込めた「オフィーリア」
ゴッホの向日葵をベースにした脚本家と舞台俳優の話「向日葵奇譚」
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