晴れ、時々幸せ
こどもたちに喜んでもらえそうだと思って鬼のツノを購入しました。
節分のためにと思って購入しましたが、待ちきれずに本日フライング使用。
ボランティアをさせてもらっている星空が案内できる公共施設で披露することにしました。
鬼のツノを被り、来館者を待つ事数分。
鬼のツノに気づいてくれるこどもたちや、ご両親。
夜ということもありツノが見えずにスルーされたりもありましたが😆、鬼のツノを見て喜んでくれるこどもたちの笑顔がとってもイイ😉
それで、なんとなくなんですが、
仲良くしている、ちびっこボランティアスタッフに被せたんです。
すると驚くくらいに似合うんです。
そこで思いつきました。
このツノを私が持つにはもったいない。
あげようと思ったのです。
「いる?」
「うん✨」
時間を少し巻き戻して、肝心の星空案内。
期待していた夜空が少しずつ雲に覆われてきました。
それまでの間、一所懸命案内させてもらいました。
基本的に季節の星座や星空、見頃な星たちを案内するのですが、まもなく見頃の終わりを迎える土星が、雲の切れ間に隠れては現れを繰り返してました。
"土星見たいよねー" と呟いたところ、ウンウンと頷く来館者の方々。
じゃぁ、と思い。
「土星見たい人ー!」と手を挙げたんです。
すると、みんなが「はーい🙋♀️🙋!」と大きな声で応えてくれた時の嬉しさ✨
雲がなかなか途切れず土星を隠しっぱなしでしたが、ようやく姿を現して再び隠れないよう土星を望遠鏡に導入。
「今がチャーンス!✨」とばかりに「見てみて!」と促しました。
たくさんの人に土星を見ていただきました。
望遠鏡の中に映る星々を見て感動されるみなさまの姿は印象的。
中には我慢しきれず、驚きの声をあげる方も😉
私自身でさえも喜ばずにはいられないくらいの嬉しい光景。
そんな皆様を見守りながら今夜はお開き。
彼らの目に、感動と興奮が記憶の一つに刻まれてると嬉しい。
夜の帷が落ちると影を潜めていた星たちが眠りから目を覚まします。
少しずつ輝きを増しながら。
「あ、見えた!」と声が響き渡る。
夜空を見上げると滑るように流れる光。
「あ、流れた!」と指差す。
嬉しさと興奮のドキドキが伝わるこの感覚。
遠い昔に放たれた光が届けるのは、宇宙を旅した記憶。
ここにはそんな感動と体験が広がっている。
私の原風景を再確認した夜。
彼らに懐かしい記憶を呼び覚ましてもらった一夜の出来事。
明日、晴れるといいな。