どのように占うか
タロットの占い方、展開法は多数ありますが、今回は、私の使い方をご紹介します。使っているのは、中世風の絵柄が特徴のマルセイユタロットです。
カードをシャッフルしたあと、相談者の方に三枚引いて並べてもらいます。
三枚のカードを引いていただき、それが「過去」「現在」「未来」を表すとして時系列を追うというのが基本です。
左から質問に対して「過去」「現在」「未来」を示し、「過去」は、すでに終わっていることなので深く追うことはしませんが、「現在」の状況と「未来」の展望に集中します。逆位置で出ているカード(この写真の場合は、中央のカード)は、そこに表現されている要素がなんらかの理由でブロックされているとみなし、その下に出る正位置のカードに問題の解決法が表現されているとして読み解いていきます。
しかし、カードに描かれた人物の「視線」が何を見ているかを追いかけて、さらにカードを展開していった場合、「関わりのある人との関係」「相談者の立ち位置」というものが読みとれる場合もあります。最初三枚のカードで始めながら、解決法を求め、視線を追いかけてゆくと、何枚ものカードが展開される場合もあります。
こうなると、展開されたカード全体が、一種の「物語」を構成しているように見えてきて、その「物語」を読んで差し上げるのがタロット・リーダーの役割になるというわけです。
以上は、セッションの一番最初に行われることの解説です。個別のカードの使い方、カードの個性、カードをめぐるエピソードについての記事は、マガジン「今日もタロット」の方にまとめていきますので、どうぞ、そちらもご覧ください。
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