ロシアンブルーと読書 -20日目-
伸びるネコ第二段だワン。
46冊目 松井久子「疼く人」
松井久子監督の小説。
「レオニー」の取材で津田塾にきてくださったし、「折り梅」を学生にみせることをオーケーしてくださった。
いま、70代女性の恋愛の小説を書いておられたなんて。
SNSと高齢者、ということについても考えさせられる。
47冊目 佐藤量ほか編「戦後日本の満州記憶」
具体的な理由はともあれ、現在も「海外で活躍したい」とか「青年海外協力隊に行きたい」とかいうような方向性のある若い人は、いる。似たような方向性を持つ人はいつの時代にもいるのではないか。戦前は、そういう人たちは満州に向かったか、と漠然と思っていた。大石茜「青少年義勇軍の記憶」は、そのことをあらためて思わせる。若者の抱いた志とその後について記録から語る。
最年少で河上肇賞を受賞した作品
大石茜「近代家族の登場」もおすすめ。