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土木技術者の徒然なるままに・・・・・・

私は某ゼネコンで働く土木技術者だ。
もうベテランといわれる歳である。
この歳になって思うのは、『私は社会に何を貢献できただろうか』ということだ。
もちろん、これまでに橋やトンネルといった構造物を構築し、国民のために少なからず貢献してきた自負はある。しかし、それは仕事の一環であり、土木技術者として当たり前のことである。胸を張れるようなものではない。仕事以外に何も社会に貢献することなくこのまま人生を閉じてしまってもいいのだろうかと疑問に思うのである。
若いころには思いもしなかったことだ。歳をとったという証拠である。

そこで、『社会に』とまではいかないまでも、お世話になった建設業界に何か貢献できないかと考えた。
これからの建設業界を考えると、若い世代のためになることをしたいのだ。そして無謀にも、2つのことを試みた。

1つは、建設業界の実態を一般の方々に知ってもらうために、ゼネコンの裏を描いた企業小説を書いた。

理系の私が文学の道を志すなど、正気の沙汰ではないことは十分理解している。でも、ある日思い立ったように、いや、何かにとりつかれたように小説を書きだしたのだ。書かなければならなかったのだ。
そして、それは昨年完成した。建設業界の関係者もちろん、建設業界のことを一切知らない方にとっても楽しんでもらえると思っている。

なに? お前のような知らないおっさんの小説など、読む気にならん?

まあ、そう言わずに、上記のリンクを覗いてみてほしい。食わず嫌いはよくないことだ。この小説を読んで土木技術者を志す若者が少しでも増えてくれれば本望である。

2つ目は、私の技術者としてのノウハウを若手技術者に伝承することだ。

ん! お前の技術者としての実力はいかほどかって?

私は経験もそれなりにあるし三つ星技術者だ。それに土木学会等でいくつか賞もいただいている。若手に教える程度の知識は有していると思っているのだが。
『三つ星技術者』って何って? 
先に述べた小説に出てくる技術者グレードを表す言葉で、私のつくった造語だ。気にしないでくれ。
まあ、自慢はさておき、名もなきおっさんだがそれなりに勉強もしてきたので、どれだけ有益かわからないが一読してみてほしい。
ただ、今は準備中で今年中に始める予定だ。下記にリンクを貼っておくので、連載が始まれば覗いてみてほしい。

最後に、こんなつまらない記事を最後まで読んでくれた君に感謝する。
ここまで読んでくれたということはリンクをポチっとしてくれたかな?
小説は完成しているが、技術の伝承の方はいつまで続くか、続けられるかはわからない。あまりに不評だったら1ヶ月も経たずに辞めてしまうかもしれない。応援していただけると幸いである。


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