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菜園の連作障害対策

菜園をはじめる際に気を頭に入れておきたいのが「連作障害」についての
知識。

大まかにいうと、畑の同じスペースで特定の作物を毎年育て続けることによって「土の中の栄養素のバランスの乱れ」「病虫害の蔓延(まんえん)」が起きて、作物の生育に危害を及ぼす症状。

そうなることを防ぐためにも、事前に畑ごとの栽培計画を立てたり、作物ごとの相性を学んでおく必要があります。

新鮮さを味わえる家庭菜園での収穫。


連作障害について

ただ!

地域のベテラン有機農家さんからは、

「肥料や農薬を多く用いるような土に負荷をかける育て方で無ければ、そんなに連作障害を気にしなくても大丈夫だよ~」

というアドバイスをいただいたりもします。

草マルチをしたり通路を広めにとって緑肥を栽培することで、土の中の生物相に多様性が生まれ、バランスの偏りが起こりづらいのだそうです。

そんなアドバイスも念頭に、余裕をもって栽培計画を立てたいものです。



以下、「連作」と「輪作※1」についての基礎知識です。

※1前後作を相性の良い作物と組み合わせて栽培することを輪作(りんさく;クロップローテーション)といいます。


「連作」と「輪作」の基礎知識



作物の中には、

サツマイモやニンジン、カボチャ、タマネギ、ダイコンなど同じスペースで毎年育て続けることができる種類もあり、

その仲間だけでも頭に入れておくと栽培計画が楽になります。

また、「トマト(春~秋)とキャベツ(秋~春)」、「大豆(初夏~秋)とムギ(秋~初夏)」などの組み合わせのように、相性の良い組み合わせをすることによりリレーのように交互に育て続けることができる栽培方法もあります(先輩農家参照)。

以下は、栽培計画図の一例(⇩⇩)。

栽培計画の一例

こちらは、相性の良い後作の組み合わせ(⇩⇩)。

トマトの後はキャベツ、トウモロコシのあとはダイコンが育てやすい、などなど。

「後作」の組み合わせ例

以上です。

ちょっと頭がいっぱいになりそうですが(笑)、

ポイントとしては

「休ませておく(何も育てない)スペースを毎年確保しておく」
「通路は広めにとる」
「緑肥や有機物マルチを活用する」

などして、

ゆとりをもって育てるのが大切かと思います🌞🌞🌞。

◎沢山の作物を植えるよりも、少なめの作物を大切にお世話したほうが、結果的に収量も増え、人も作物も土も楽になると感じています◎。



また、今回は

新たに畑を借りることができたらやっておきたいこと◎

についてもまとめました(⇩⇩)。

新たに畑を借りることができたら

詳しくはまた後ほど~🌞
引き続きよろしくお願いします。

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