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子ども達の都合の良い友達になりたい【#なぜ私は書くのか】

「どうしてにじいろで塗ったか分かる?」
6歳の長女のその言葉で、私は生まれました

“私“というのは、
長女の母としての“私“ではなくて、
絵本作家(ストーリー作家)になりたい
月野羽唯“としての“私“のことです

羽唯という名前(ペンネーム)も、
「ういちゃんって名前の妹が欲しいなぁ」
という長女の言葉からもらいました
(苗字は羽唯に合わせて1番運勢の良い画数を調べてつけました!)

だから私は、長女が親であり、
私は長女の妹でもあるのです!


冒頭の長女の言葉
「どうしてにじいろで塗ったか分かる?」

これはリビングで塗り絵をしていた長女との会話の中での言葉です

葉っぱの塗り絵をとてもカラフルに塗っていたので、「色んな色が入ってて素敵だね」と伝え時に返ってきた言葉でした

↓その葉っぱの塗り絵がこちら↓

にじいろの葉っぱ、かわいい←バカ親

そして私が「にじいろが好きだからかな?」と答えると、長女がこう言ったんです。

「にじいろってね、みんなの好きな色が入ってる色なんだよ。ママの好きな色がコレでしょ?コレはパパ、コレはばあば、コレはお友達、、だからね、みんなの好きな色だから、にじいろが1番大好きなの!」
と。

それを聞いて、私の頭の中を2つの想いがダダダダーッとかけぬけたんです。

1つ目は、長女の名前を決めた時の想いでした。

長女の漢字には「音」という字が入っていて、「音楽のように、悲しい気持ちにも楽しい気持ちにも、どんな気持ちにも寄り添えるような優しい人になって欲しい」という想いを込めました。

長女が話してくれた“にじいろ“の話は、なんだか名前に込めた私の気持ちとリンクしたような気がして、長女の優しい想いにすごく感動しました。

2つ目は、これって絵本も同じかも!という、今まで感じたことのない想いでした。

元保育士としても母親としてもたくさんの絵本を読んできましたが、“絵本作家“という職業について考えたことが一度もありませんでした。

だけど何故だか長女の話を聞いた途端に、絵本作家になれたら、保育士としてよりももっとたくさんの子ども達と関わることができるかもしれない。

そして、いろいろな子ども達の気持ちに寄り添ったり、時には保育士や保護者の気持ちに寄り添ったり、そんな音楽のような“にじいろ”な絵本作家になりたい!!!と強く思ったのです。

それがちょうど1年前の5月ごろの出来事でした。
その日に私は「絵本作家になるぞ!」と決意したのです。

(さらっと元保育士であったと書きましたが、
保育士として復帰ではなく絵本作家になりたいと思った経緯の詳細は自己紹介記事に書いてありますので、よかったら読んでみてください✨)


私が絵本作家として子ども達に伝えたいこと

結論から言いますと、
絵本を通して何かを伝えたいということは
ない!です

伝えたいことがないと断言してしまうと誤解が生まれてしまうかもですが、
まずは私の「絵本」の捉え方をお話させてください

それは、絵本は絵本であるということ
教科書でもなく図鑑でもなく、絵本

絵本は子どもたちの遊び相手であり、
友達のような存在かなと思っています

だから絵本を通してコレを伝えたい、
コレというのは例えば、
友達とは仲良くしましょうねとか
怖がらずに勇気をだしてみようとか
好き嫌いせず残さず食べましょうとか

そういった“こうなって欲しい“という想いを込めることは当然あると思うのですが、

それを子ども達に“伝えたいわけではない“
と、私は思っています

あくまで絵本は友達
友達がそう言ってるならそうしてみようかなと
子ども自身が受け取ればそれでいいのですが、
子どもがそう受け取らなかった場合も、
それはそれでいいと思うのです

「ピーマンはいつも嫌われて悲しいよ」
という絵本をみて、
可哀想だな、これからは食べてみようと思うのもよし
いやいや、ピーマン苦いもん、食べられないよ、と思うのもよし

そんなことより、
ピーマンの顔おもしろかったなとか、
ピーマンがこんなこと喋ってて変だった!とか、
途中ででてきたにんじんが可愛かったなとか、
お話より表紙の色がスキだったなとか、
キャラクターの名前がスキとか、

コレを伝えたいから絵本作家になりたい!
というわけではなく、
子ども達それぞれの“なんかスキ“と思える要素を込めたい

これを目指しています

だから
伝えたいことはない
というより
伝わらなくてもよい
の方が正しい表現なのかな
だけど、込める想いはある

それが私の絵本作家としての想いです

私が絵本テキストを書く理由


私は絵本を通して
子ども達と友達になりたい

とにかく楽しい友達
なんだか安心する友達
わくわくはらはらする友達
この子の言うことなら聞いてみようかなと思える友達
いつでもどこでも一緒にいたい友達
たまに思い出す友達
暇な時にちょうどいい友達
欲しい言葉をくれる友達
寂しい時にそばにいて欲しい友達

都合の良い友達
そうなれたら最高だなと思っています!

そして時には、
読み手である保育者や保護者にとっての友達にもなりたい

だから書きます
たくさんの子ども達のスキがみつかるように

だれかのスキとだれかのスキが合わさって
にじいろができるように、
わたしもにじいろな絵本が作りたい

だれかのスキが、私のスキでありたい
私のスキも、だれかのスキであってほしい

そんな想いをこめて
絵本作家になるために
世界中と友達になれるように

私はこれからも書いて書いて書きまくろうと思っています

なんで子ども達と友達になりたいかって、
私が子ども達のことが大好きだからです!

なんで大好きかって、特に理由はありません!
なんでだろう?って自分でも思います。笑

だけど子ども達のことがスキ
子どもと関わる仕事がしたい

そんな自分勝手な一方的な気持ちが
私が書く理由なのです

よーし、絵本作家になるぞ!
改めて、絵本作家になりたい気持ちが強まってきました!!

創作大賞2024に応募した絵本テキスト
こちらも是非読んでもらえると嬉しいです

以上、月野羽唯の書く理由でした!!!

この記事は、藤原華さんの企画
「なぜ、私は書くのか」の応募作品です!

↑藤原華さんの圧倒的な説得力のある言葉に
とてもとても惹かれました

藤原華さんからの感想がほしーい!!
添削してほしーい!!!
そんな勝手な図々しい正直な気持ちが、
この企画に応募した理由です

だけどそんな図々しい気持ち以上に、
“なぜ私は書くのか“
文章にすることで、改めて自分と向き合うことができました
これから先、私の書く理由はその時々で変わるかもしれない
だけど今はこういう気持ちで書いているんだということを忘れたくないし、そんな自分の想いを大切にしたいなと思いました

素敵な企画、素敵なテーマをありがとうございました✨


#なぜ私は書くのか


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