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温泉街を駆け抜けると、そこには無限の星が広がっていた
寒さが沁みる12月はじめ。
群馬県に位置する四万温泉。
「月の雫」と天体望遠鏡を担ぎ、この地に足を踏み入れてみました。
四万温泉は「千と千尋の神隠し」の舞台になったとも言われている温泉街。
レンタル自転車にて街を駆け抜けると、無料で入れる足湯もあり
タオルも持たない私たちでしたが、さっそくザブンと脚を入れてみました。
冷えた足先をじんじんと温めてくれて、もう出たくありません。
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そしてピューっと走ると、道すがらにあった居酒屋にて。
いも焼酎のお湯わりが、寒さで赤くなった鼻先を温め、五臓六腑に沁み渡りまして、それはもう…たいへんな感動を覚えました。(私たち…お酒が好きです)
冬の空はすんでいて、
入ってくる空気は鼻腔や喉・肺に達する道順が鮮明です。
![](https://assets.st-note.com/img/1699432634866-ZuIULslbBv.jpg?width=1200)
シトリンと同系色で嬉しい(笑)
語らい合う時間は何にも変えられないもの。
愛を紡ぐ。
天体望遠鏡を宿の外に運び出し、空を眺める。
率直にいうと、「星ってこんなにあるんだね」
普段は見ようともしていなんだ。
"美しいものは写真には映らない"いつか聞いたこのセリフ。
![](https://assets.st-note.com/img/1699433049278-wAkBw9CUFC.jpg?width=1200)
まさしく。
どんなにカメラの性能が良くなっても
全ては写しきれないから、まぶたのシャッターをたくさん切る。怪しいくらいのマバタキの連鎖。
一緒に見た景色や空気を
思い出に、記憶に、ずっと焼き付けておくんだ。