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【HHKB】長期レビュー
どうしてもダメだった。
定価3万越えとウルフギャングで食事できるくらい大きな値段のHHKB。
ただ、1年間使用してみて、自分にとってはデメリットが多かった。
今回は、1年間HHKBを使用してみて合わなかった点とよかった点を解説していこうと思う。
HHKBで合わなかった点
長時間何かをタイピングしていることが少ない
HHKBといえば、なんといっても打鍵感がよく、タイピングで疲れづらいのが特徴だ。
その点が、ライターやエンジニア界隈で愛されている理由だろう。
自分もnoteを書いたり、コードを書いたりする機会があるので、「キーボードは長く使うものだから、投資だ!」と思って買った。
ただ、買ってみて気づいたのだがそんなに長時間タイピングしない。
大体1時間に1回は休憩している
長時間作業する時はドーパミンがドバドバ状態なので指の疲れとかわからない
文章だろうがコード書こうが細かく休むタイミングがある(調べ物とか)
PCで作業する時間が減った(スマホで文章書いたりなど)
chatGPTでコードもほぼ書いてもらっている
など、いろんな理由から全然タイピングしていなかった。
タイピングミスが増えた
これはHHKBだからということではないが、自分は深いキーがそもそも苦手だと気づいた。
macのキーボードやmx keys miniなど薄いキーボードで指を滑らせながらタイピングする。だから、逆に深いキーが打ちづらく、むしろタイピングミスが増えた。
※会社用にmx keys miniの日本語配列を購入。HHKBは英語配列を買っているが、会社のPCが英語配列に対応していないため。
また、HHKBの売りの一つがコンパクトさだ。ただ、コンパクトすぎて、肩がギュッとなる。というのもあり、タイピングがしにくい。
持ち運びしにくい
HHKBはコンパクトが故に、持ち運びやすいというメリットがある。色々な方がレビューしているが、実際、持ち運ぶにはしっかり大きい。
確かに軽いのだが、深いキーなので厚みが結構ある。なので、普通に持ち運びは邪魔だなと感じた。
というか、僕が家からでなさすぎるので、そもそもキーボードって持ち運ばないことにも気付いた。
矢印キーがなれない&意外に使用頻度が高い
HHKBのメリットでもありデメリットでもあるのが独特なキー配列だ。
HHKBに合わなければ脱落していく方式だが、見事に合わなかった。
特に矢印キーが不便。
文章を書くだけなら、ショートカットでカーソル移動ができる。
なので、ショートカットに慣れれば、矢印キーっていらないかなと思っていた。
ただ、意外にウィンドウの配置を変えるときなど、細かいところで使用頻度が高いことに気付いた。そのちょっとした動作で毎回詰まるのがストレスだった。
HHKBの良い点
という感じで、基本的に使いづらいなーって思いながら1年がたった。
何回も売ろうとしたのだが、どうしてもできずにいた。
なぜかというと、以下。
圧倒的な打鍵感
キーの近さ
「打鍵感がいい」とはいろんな人がレビューしているのでご存知だと思うが、予想以上に良すぎた。
最初使い始めた時は、「まあ、いい方かな」と思っていたが、他のキーボードを使ってHHKBに戻ってくるたびに、感動が増していった。
それくらい、病みつきになる打鍵感。
これは、YouTubeでタイピングの音を聞いてもわからない。実際に使用して、比べてみないとこの沼には気づけない。
ちなみに、HHKBを買う際にリアルフォースも家電量販店で試しうちした。
同じ静電容量無接点方式のはずなのに、HHKBの方が良いと感じた。
※上記リンクの商品を試してはないが、リアルフォースを買うとしたら1番コンパクトなこれが好み。
同じ方式なのでおそらく気のせいなのだが、謎の魔力がHHKBにはあった。
また、deleteキーの近さにも感動する。他のキーボードをdeleteキーに指を持っていくという感覚。HHKBは指を少しずらしたらdeleteキーがあるという感覚。
最後に
HHKBの人気はちゃんと商品の良さというのもあるが、熱狂的なファンが生まれやすいというのもあるんだろうなと思う。
今回あげたデメリットを感じない人であれば最高なんだろうな。
要するにパクチーだ。
合わない人も多いが、めちゃくちゃ好きな人が一定数いるのがHHKB。