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はじめに

子どもの頃から本が好きでした
母と行った場所で思い出すのは図書館
たくさんの本を抱えて帰路に着くときの高揚感
ページをめくる感触や紙とインクの匂いが好きでした

その五感の記憶を求めるように
本や印刷にまつわる仕事につきました
この世ではそれを創る仕事があるのが幸いです

そして母になり
本や印刷物を作る仕事は少しお休みして
子どもたちと日々本を読んでいます
あの頃の私のように読んでとせがむ子らがいて
子どもたちと新たな発見にドキドキしたり
小さく肩を寄せ合い本を読む時間はいつまで続くのでしょう

子どもが寝静まった後は 私のための読書の時間です

海外に住んでいるので電子書籍に頼れば手っ取り早いのに
いまでも紙の感触や匂いの魅力から逃れられず
時代遅れに部屋をじわじわと積み上がってゆく本の中に居ます
日本で話題の新しい本や新刊はなかなか読めないのですが

このnoteでは本に限らず
これまでの人生で心に残ったものについて
映画や音楽そして大好きな珈琲を取り巻く話
いま住んでいるフランスの写真日記
みなさんの日々に Something good things 
ささやかだけれど日々の糧になるような
「何か」をお届けできればうれしいです


ちなみにアイコンに使用している写真は
5歳の息子が今年のガレット・デ・ロワの季節に作った
フェーヴを探すゲームです


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月子
サポート代は連載中のパリのカフェ手帖「フラットホワイトをめぐる冒険」のコーヒー代や美術館エッセイ「カルトブランシュ・ミュゼ」の資料代にあてさせていただきます。応援よろしくお願いします!

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