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森美術館 アナザーエナジー展 挑戦しつづける力

昨日の雨は止んで、でも一気に進んだ季節はそのままの週末、六本木ヒルズに行ってきた。

アナザーエナジー展

たまに芸術を感じたくなるのは人間に備わった性質なのか。
特にコロナ禍で「不要不急」という言葉を見聞きするようになって、
生命維持には不要不急かもしれないが人間らしく生きていくために必要な文化的活動を余計に欲するようになった。
(ダメって言われるとやりたくなる子どもかっ!)

会期を延長してくれなかったら行けなかったかもしれない、結果的に延長してくれてよかった。
予約は土曜日の11時、全く混雑してなくて、ゆっくりじっくりここからあそこから作品を鑑賞できた。

この展覧会は、世界14ヵ国、16名の女性アーティストの作品を見ることができる。
驚くべきことに全員が70代以上、半世紀近くあるいはそれ以上のキャリアをもつアーティスト。
それを知るだけでも自分がいかに若輩者かを思い知り背筋が伸びる。

ひとりひとりのアーティストのインタビュー画像(コロナに言及している内容もあり、最近撮ったと思われる)もあり、
アート、挑戦すること、時間とは、若いアーティストへのメッセージなどに答えている。

それぞれに印象的だったが、心に残ったno.1は
90歳を過ぎて作品が評価されるようになったカルメン・ヘレラの言葉。
「バスは待っていれば来る、っていう言い方があるでしょ。私はバスが来るのを一世紀近く待っちゃったのよ」

その逞しさ、エネルギーに元気をもらえた日でした。



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