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大好きなウーロンハイを嫌いになった理由
みなさんお酒はお飲みになられますか?
毎日の晩酌が楽しみで生き甲斐な方も多いでしょうし、この生活になる前は金曜日は必ず飲みに行っていた方も多いと思います。
大学生に至っては毎日飲んでる方も多いことでしょう。
また逆に全く飲めなくて、乾杯の1杯も飲みきれない方もいると思います。
僕も1杯目のビールと2杯目のハイボールでもう限界です。最近は知多ハイボールなんかを嗜んでます。
観音日和で言うと前者が工藤派、後者が築山派になります。
工藤くんは毎日飲みます、質より量。
大量のお酒と微量のつまみで大丈夫な人です。
僕は逆で大量のつまみと少量のお酒がいいです。
この微量と少量にはかなりの差がありまして、工藤くんはお酒を飲むときほとんど食べないのです。居酒屋のお通しを毎回残しています。コース料理だともう大変工藤の前にどんどん料理が溜まり、しまいには席を移動してどこかへ行ってしまうので完全に陰膳見たくなっています。今度はその席に工藤くんの写真を置いて置こうと思います。それに対して僕は乾杯のビールは飲み干せるのでお通しには勝つでしょう。
お酒は強くないのですが好きなんです。
酔ってしまえば気分もよくなるし、いつもより大胆になれるし、もうなにもしなくていい気がするから。
昔は太るからとウーロンハイばかり飲んでいて、そのうちにウーロンハイが大好きになりました。しかし、その時期の合コンでいつも通りウーロンハイを飲んでいると、初対面の女の子にしっかり目を見て「君、全く面白くないね」と言われ思考停止。ウーロンハイをがぶ飲みしてがぶ吐きした北千住の夜からウーロンハイとはお別れしました。
その夜はただただ震えていました。
目が覚めて全くの意味を調べる為辞書を引くと、【すべてにわたってそうであるさま 完全に】
類語、【全然、さっぱり、まるきり、少しも】
と書かれていました。僕はその子にとって、すべてにわたって面白くなく、完全に面白くなく、全然面白くなく、さっぱり面白くなく、まるきり面白くなく、少しも面白くなかったのです。膝から崩れ落ち。再びゲロを吐きました。
大好きだったものを、初対面の人の一言で嫌いになってしまうことがあるのです。嫌いというかトラウマになってしまい、記憶がフラッシュバックして震えてしまうのです。
勝手なお願いだと分かっていますが僕と一緒に飲む機会がある女の子はどうかウーロンハイを飲まないでください。死んでしまいます。私のお墓の前でウーロンハイを飲まないでください。
逆を返せばウーロンハイを飲むことで築山から異性として意識されないようになります。
畑にぶら下がっているカラス避けのCD的な、道端にある水のペットボトルの猫よけ的な役割をウーロンハイがしてくれます。
ウーロンハイに罪はないんです、ただウーロンハイを飲もうとしたときウーロンハイの水面にその子の顔が映るのです。そのグラスにその子の顔が映るのです。
自分が面白くないと言われることをこんなに恐れているのだなと実感した大学生3年か4年の頃でした。
今ではニコジョッキーのコメントやライブのアンケートやらで色々書かれることはありますがやはり目の前でしっかり目を見て、皆の前ではっきりと言われるのはダメージが違います。
あの日からウーロンハイは飲まなくなり、合コンも行かなくなりました。でもそのとき嫌いになったのがウーロンハイだけでよかったです。
もし、お酒ごと嫌いになっていたら僕は人生の逃げ場所、休憩処を失うところでした。
何かで聞いた素敵な言葉があります。
宗教で救えない人をお酒と芸術が救っている。
もしかしたら僕はお坊さんですが宗教で救われていないのかもしれません。
夜はお酒と好きな音楽。
ご拝読頂き感謝合掌( ✋˘ ˘👌 )
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