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一寸の虫にも魅惑のトリビアー編集部より

サクッと読める名前の由来から、地球温暖化、外来種の分布拡大、シカの食害など考えさせられるトピックまで、
思わず人に話したくなる虫知識が満載。

体のつくり・翅の色・行動など目に見えるものも、染色体や生殖器の構造など目に見えないものも、
それは虫たちの小さな体にきらめく進化の結晶。
時に払い除けられてしまう虫たちも、限られた命と環境の中で必死に生きています。

アリジゴクの勢力争い、ザトウムシの地理的変異、トンボの翅色多型、
ゾウムシの長い口吻、チョウの交尾栓、クモの円網――。

悠久の時をかけて変化してきた虫たちの姿や行動から
「気持ち悪い」と目を背けてしまうのはもったいないことではないでしょうか。

摩訶不思議な生態の理由がわかると
「こんなに小さな体で環境に適応しながら繁栄してきたのだな」と敬意と親愛の気持ちがわいてきます。

「虫=気持ち悪いもの」という先入観を打ち壊すのにうってつけの、
子どもからシニア層まですべての世代の方におすすめできる1冊です。

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