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自分らしい距離感

「部屋から取れる山椒」


我が家に元々生えている山椒の木。


昨年、一昨年と豪雨による災害があり、

家の裏を広くするために、家のすぐに積んであった石垣を壊し、家の裏にスペースが出来ました。


それまであまり大きくならなかった山椒の木。


スペースが広くなり、

風通しも良くなり、

陽もあたるようになった山椒の木。


ぐんぐん成長し始め、今年もたわわに実ってくれています。

そんな自然の摂理のひとつ「成長と距離感」はお米つくりにも活かしています。


:)


ソーシャルディスタンスという言葉が脚光を浴びていますが、人は元々、それぞれの距離感を持っていると思います。


僕はあまり近寄られると困るタイプだし、
関係性も距離感を保つタイプ。

ですが、集落やご近所さん、村の行事、消防団、商工会、地歌舞伎などなど、この土地に暮らし、この地域、好きな場所を守ろうとする気持ちは強いです。


今暮らしている場所は山奥の村、隣の家まで500m。

北海道に暮らしている頃は1km離れていました。


こんなふうに

人にはそれぞれ、自分の距離感があると思います。


そんなこともあって、

「水」と「自然」にこだわって、山奥の田んぼでお米つくりをしています。


月とたねの田んぼも他の田んぼと離れているところばかりのため、化学的な影響は受けません。


ですが平野部と違い、本当に、本当にたくさんのデメリットがあります。


日照りが1週間続くと水がなくなったり、

獣害もひどく、鹿に入られたり、猪にお米を全滅させられ収穫できないこともありました。

日照時間も少ないし、気温も低いです。


今年も鹿の被害があり、

今朝見に行くと、普段ケモノが入らない田んぼの畦周りを猪が掘り返した後が見つかりました。


話が逸れてしまいましたが、

スペースがあると植物が大きくなるのは、

自然の摂理。

自然の摂理は人にも当てはまります。


もしも、

窮屈だなぁとか、うまくいかないなぁとか感じているとしたら、それは暮らしている場所や色々な距離感の影響があるのかもしれません。


月や宇宙の影響を受けているように、

自分の中にはない自分で作り出している環境からの要因はたくさんあると思います。


:)


今日も蝉の鳴き声と息子の遊んでいる音しか聞こえない我が家です。


自分を大切にするには、自分と対話して、内なる自分を見つけるところから始めました。


その中で見つかった自分の距離感。

自然からの学び。


おしまい


さぁ、電気柵を強化してきます!

いってきます!


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大西ひろき_月とたね
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