一人暮らし始めてからの方が、体調悪かった?
比較的、劣悪な環境で育ったと思うのだが、高校から一人暮らしを始めると余計に体調が悪くなった。休む暇なく働き詰めで睡眠もろくにできていなかったので、当たり前か。
そもそも僕は鼻炎なんて経験したことが無かったのだが、高校生になって鼻炎に悩まされた。慢性的な胃炎は依然として続いていたが。
子供の頃からさほど寝るタイプでもなかったが、さらに寝られなくなってからは朝の胃の不快感が本当に憂鬱だった。
はっきり言って動物を飼っていなければもっと楽だったのかも知れないが、彼らがいたから頑張れたと言えなくもない。肉体的には絶対その方が楽なのに、精神の快活さが優先されるということか。
飼っていたというよりも実家から連れて出たことがきっかけなので、これはもう兄弟みたいなものかな。
少なくとも彼らが居なければ、僕はもうこの世にいないはずだ。昔の僕はそれくらいシンプル、単純、悪く言えば短絡的な人間だった。
かと言って卑屈とも違う。今となっては、中々に綺麗な感性を持った子供だったと感じる。自分の人生というものを、自分のものとして受け入れていたのだ。
健康は自分の不調を感じたときに、初めて害されていると気づくものだ。自分の体に何の不調も無い時は、何も気にならない。
しかし、体のどこかの調子が悪いと、気分まで悪くなる。
僕の感覚だけど、筋肉痛では気分は変わらない。ただ、ひどい頭痛や胃の不快感は精神的にも来るものがある気がする。
筋肉というと肉体の表面の感じがするが、胃が気持ち悪いとか頭が痛いのは、肉体の内側から来る感じがする。特に、昔から僕は眼精疲労からの頭痛がひどかったから、とにかくボロボロだったと感じる。
一体、どうやって生きてきたのだろう?
なんのことはない。それなりにただ日々を消化して来たのだろう。
高校生の頃、後にも先にもあれ以上の苦痛は無いというくらいの頭痛に襲われた。信じられないくらいの痛みで、何もできなくなった。少しでも俯くものなら、どくどくと痛む。もちろん、何もしていなくても頭の表面がどくどくと脈打つ感じがある。
頭骨の中に槌を持った小人がいて、その小人が内側から鐘を叩くような鈍い痛みがある。
ただ。その当時、僕はまだパソコンも持っていなかったし、ピアノの練習ばかりしていたので、なぜそんな頭痛が来たのかわからない。眼精疲労のひどいやつかなと思ったけど、それにしても凄い痛みだった。痛みというか、衝撃という感じ。そんな日々が、どれくらい続いたかはあまり覚えていない。何ヶ月も続いたことは確かだ。
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つきのまどの【つれづれゴニョゴニョ】
最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…
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