格闘技で戦う前は罵り合ってたのに、戦った後に抱き合うのキモい。そこから派生した話など。
たまに格闘技を観るのだが、いつも違和感を覚える。
記者会見や対戦発表などでは相手をめちゃくちゃ罵っているのに、試合が終われば仲良くなるみたいな光景が気持ち悪い。
格闘技を盛り上げるためなのか、何なのか、意図は全くわからないが、とにかく対戦相手とは口喧嘩を繰り広げるのが一般的なようだ。
その方が観ている方が楽しむと考えているのか、とにかく相手のことを罵ったり、マナーが悪い感じがする。それ込みの世界なのだろう。
ただ、一歩譲ってそれは良い。確かに、仲が悪い人たちが戦う方が面白い気もする。どうせ殴り合うのだし、相手を気絶させることになるかも知れないのだから、それくらいの方が本人たちも戦いやすいのかもしれない。あまり仲良い相手を殴るのは、確かに躊躇してしまいそうだ。それにしても、結局は戦うのだから、人はやはり争うことが好き、「争うことに意義を感じている」とも見える。これも、人間の本能なのだろう。だからこそ、楽しく観ていられるのではないか。
人の争いが観たい。もちろん、それは「戦争」「テロ」「事件」などとは、別次元のお話だが。
しかし、わざわざ相手を蔑んでまで試合をしなければならないという点だけを取って考えれば、「プロフェッショナルって何?」と考えてしまう。
いちいち相手を蔑まないとモチベーションが高まらないなら、スポーツマンシップって何なんだろう。
それならそれで、戦い終わった後も抱き合ったり、握手をしたり、笑みを見せたりしないで、試合前と同じ態度で良いと思うのだが、なぜか一様に仲睦まじい雰囲気になってしまう。あんなに罵っていたのは嘘だったのか?と疑問だ。
殴り合うことで理解する、拳で語り合う、みたいなわけのわからない表現をよく聞くが、それならもう試合前から仲違いするのはやめたらどうか。自己陶酔だったり、人付き合いの反省なんて、いちいち見せられたくない。
1度目はしょうがない。しかし、2度目からは「どうせ戦ったら打ち解ける」と知っているのだから、もう誰かを蔑む必要は無いのではないか。
試合前は悪い態度の方が盛り上がるし、勝った選手はよりファンを獲得できる、という打算もあるのだろう。
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つきのまどの【つれづれゴニョゴニョ】
最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…
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