何もかも捨てたくなるが、捨てても浮かび上がってくるのが自分だ。馬鹿馬鹿しくて、もう愛すしかない。
立てこもり事件ありましたね。いつも凶悪犯罪は減ったと言っている僕ですが(実際に減っています)、だからと言って犯罪があって良いというわけではないし、現代では何も問題が無い、と言っているわけではありません。誤解なきよう。
そういえば、僕は時に何もかもを捨てたくなるのだが(唐突な話の振り方)、みなさまはいかがか。
人間というのは、自分の生きてきた人生に縛られるものだ。
例えば、一生懸命に勉強をしてきて、いろいろな壁を乗り越えて、やっとこさ良い大学に入って、就職しましたみたいな人生を送っている人なら、そういう過去に縛られた人生になる。
手に入れたものを失うのが怖くなるし、そういう道を外れることは格好悪いことだ、という感覚にも囚われるだろう。
僕のように育ちに悪い人間なら、それはそれで、そういうものに縛られる。
自分には綺麗な生活は似合わない、みたいな感覚を持つのではないか。どうせ何も変えられやしない、という思いに囚われて、結局、本当に何も変わらない生活を送ることになる。
変えようとすれば変わるものだが、人生の前半では変わらないものばかりだったから、「変わるわけがない」と思うのだろう。
しかし、人生の前半、つまり子供時代というのは、環境に縛られている。どうしたって無理なものは無理だ。その「不遇」な感覚を忘れられないから、もう大人になって自由になっているのに、何も望まなくなる。
結局のところ、前者も後者も自分のなりたいようになっているから、ある意味ではそれで問題が無い。
「そんな自分になりたいわけないだろ」と思う人もいると思うが、自分の過去に規定される人生を歩んでいるという意味では、
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つきのまどの【つれづれゴニョゴニョ】
最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…
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