ネットで小説の持ち込みに挑戦した話
結構前のことですが、インターネットを通じて持ち込みを募集している出版社に、自分の作品を送ってみました。
結果は不採用だったわけですが、それはさておき、一連の流れ等を軽くまとめておきます。
出版社の特定を避けるため、ふんわりとしたレポートになることをご了承ください。
持ち込みを募集している出版社はある
ネットで検索すれば、原稿を募集している出版社が意外とあります。
ですが、注目すべきは出版すると一口に言っても商業出版と自費出版の2種類があることです。
私が応募した出版社は、どちらも受け付けていました。ジャンルも特に指定されておらず、幅広く募集しているようです。
自費出版は文学フリマでしているということにして、商業出版をしたいとアプローチすることにしました。
出版社とのやりとり
まず、サイトに応募フォームがあったので、そこから応募しました。
(今回、すでに自費出版している短編集の中の作品を添付。)
すると後ほど出版社からメールが届き、さらに詳しく質問に答えていきます。
やり取りを数回し、最終的にお断りメールが来るまでの日数は約20日ほどでした。質問に返答するまでの期間によって変わると思います。
どんなことを聞かれたか
応募フォームなどでは、こんな感じのことを聞かれました。
(簡略しています。)
・企画の詳細(小説を出版するにあたってのアピール)。
・どのくらい売れる自信があるか(漠然とした部数まで)。
・コネクションはあるか。
・自分で本の販売(営業)をできるか。
他にもありましたが、ざっとこんな感じです。
実はこの時点で、あ、無理だ。と感じたのも事実。
私の考えが甘かったことを思い知らされたのですが、あくまでも、『私の作品は売れます! ですから是非! 私の本を出版してください!』という人向けだと感じました。
私は単純に、作品を見てもらって、良いと思われたら出版するんだろうという、完全に甘い考えでした。
まとめのような締め
ちなみに、作品に対する評価のようなものは一切ありませんでした。
柔らかい口調でお断りの連絡をされ、そのまま流れるように他の出版社を紹介するか提案されました。ですが、自費出版の気配を察知したのでお断りしました。(断られた側なのに断るのは変な感じでした。)
少量しかない自費出版の在庫ですらはけていないのに……。
ちなみに担当してくださった方ですが、始終丁寧に対応してくださりました。
プレゼンが苦手な私にとって今回の挑戦はかなり大変ではありましたが、良い経験になりました。
世の中そんなに甘くない。
誰かがいつか見つけてくれるなんて勘違いしていては、いつまでたっても見つけてもらえないのかもしれません。
地道にやりつつちゃんと戦略を考えないと、と考えている今日この頃です。
それでは。