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【HSP】27歳、友達が増えました

ぽちっとしてくださりありがとうございます。

早いもので11月。年末に差し掛かっていますね。

よくこんな言葉を目にしたり聞いたりしましたが、こうやって思えることも当たり前ではないことを知っています。

学校に行くことを体が拒んでいた時は1日がとてつもない長さで卒業が果てしなく遠く、まだ11月かと途方に暮れたこともありました。

うつ病で服薬しながら会社にいた時は、あと何日で休職できると毎日思いながら過ごしました。

こんな風に思う年もあったわけで、今はきっと幸せということでしょう。



さてさて、本題にある通り、最近友達が増えたんだというお話です。

小学生が今日の出来事をお母さんに聞いて欲しい時に、ご飯を作っているお母さんの隣りにくっついているようなあの感じで話させてください。
ゆる近況報告という感じで聞いてくださいませ。



私は現在派遣社員で、ビジネスライクな社風の会社で働いています。
半年以上経ちますがプライベートな話はほとんどしない、悪く言えば淡々とした、よく言えばちょうどいい距離感で干渉しすぎない職場です。
前職のこともあり、一定の距離感が欲しかった私はそれに魅力を感じていました。

ただ1人だけ、入社してすぐから同じフロアで働く他部署の同じ年くらいの女の子とは話してみたいなぁと心の中で思っていました。
なんとなくシンパシーを感じるというかそんな感じでした。


皆さんは、仲良くなりたいと思った人に話しかけられるタイプですか?

私はHSPではありますが、同じ波動センサーみたいなものがあってそのセンサーが反応した人には積極的に話しかけてきたタイプです。
そしてその最初に感じた感覚は大概外れません。

その方の外見はスタンダードなファッションの中にこだわりが見えて、同性からも異性からもそれどころか年上年下全方位好印象だけれどもこなれて見えます。

そして、お手洗いで見かけた際には水道を使った後に飛んだ水滴をちゃんと拭くタイプ。

挨拶もその辺にぽとりと落とすような感じじゃなくて、ちゃんと相手に聞こえる声量で、相手を「〇〇さんだ」と認識した挨拶をしているような気がしてきっと内面も素敵なんだろうと勝手に思っていました。

HSPの気質から来るのだろうと思いますが、見てるところがちょっと細かいです。
特別意識していなくても、その人の些細なしぐさや行動を捉えてしまいます。

話してみたいなとは思いつつ、仕事で全く関わりのない人になんと話しかければいいのかわからず、それに
「自分は派遣社員で相手はたぶん正社員だし、立場は違う人にはあまり話しかけないほうがいいのかな」
と考えて行動に移すことができませんでした。


それから半年以上が経ったころ、とあるチャンスが舞い降ります。

その方のデスクの近くを通ると、『雷鳥の里』の雷鳥がたくさん張り付けてあったのです。

みなさん、ご存じですか?
『雷鳥の里』という長野県のご当地土産です。
欧風のおせんべいの間にホワイトチョコのようなクリームが挟まっていて何層にもぎゅっとした素朴だけれどとっても美味しいお菓子です。

私が長野県出身ということもあり、
「もしかしてあなたも長野県出身?!これは会話のチャンスではないか!!」
と。
もうこの時には隣のクラスの子に恋しているみたいな状態です。笑

お手洗いでばったりと会うタイミングがあっても、勇気が出ずに頭の中で話しかけるシミレーションをするだけで終わってしまうことが何度かありました。

それから何日か経ち、今日こそはと気合を入れてお手洗いで話しかけました。


私「デスクに貼ってあるの、雷鳥ですか?」

するとその方はちょっと驚きながらもにこっとして
相手「そうです!!美味しいですよね!!」

私「美味しいですよね!!私長野県出身なので、雷鳥だ!と思って嬉しくて!」

相手「そうなんですね!!気づいてくれて嬉しいです!」

たわいもない会話でしたが、舞い踊りました。
やっぱり想像通り、波長が合いそうな方だなぁと思いました。
雷鳥の里に感謝です。🐦

後から聞くと、お相手も私のことを気になっていてくれたようで両想いだったことが判明しました。笑


それから何度か通りがかりに話し、お昼ご飯を一緒に食べるくらいになりました。

今思えば、全然違う部署だったことがよかったのだと思います。
仕事の話はほとんどなく、好きなものの話やプライベートの話ばかりしています。
出会ったのがたまたま職場で、気の合う友人がいるという感じです。

決まった人と決まったことをすることが好きな私にとってこの歳で波長の合う、新しい友人と出会えるとはありがたく嬉しい出来事でした。

淡々と仕事をしにいき一言も会話らしい会話もせずに帰る場所だったのが、気の合う人がいるだけでこんなにワクワクできるだなんて、この感覚がすごく懐かしいです。

学生時代に、気になるひとができてその人とすれ違うかもしれないからいい香りのものを付け直したり、廊下で通りかかる度にちょっとドキドキしたり、部活の時間に話せるからわくわくしながらその時間を待ったり、挨拶できるだけで嬉しいみたいなそんな感じに似ています。

なかなかない出会い、自分で手繰り寄せた出会い、大切にしたいご縁です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

高速バスから眺める
群馬と長野の境目あたりの好きな景色

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