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2024/04/15、CODE VEINをクリアした

「ゴッドイーター好きならプレイしたほうが良い」と言われ、セール中に購入したコードヴェインをついにクリアしました。全マップ100%探索でプレイ時間は32時間、武器や防具のコンプ等はしていません。
また、最初にトゥルーエンドを見てしまったためそこがちょっとミスったなと思っています。

…っていうかこのゲーム令和1年発売なのやばくないですか?もっと昔のイメージがあって困惑しています。時の流れが速すぎる……。

評価内容

・内容量   ★★★☆☆
・ストーリー ★★★★☆ (ゴッドイータープレイ済)
・システム  ★★☆☆☆
・操作性   ★★☆☆☆ (キーボードマウスでの操作時)
・BGM    ★★★★★
・総合評価  ★★★☆☆

私の全体的な評価としては「ゴッドイーターが好きならプレイしてほしい」けど、ゲームとしてはイマイチだった、です。個人的には楽しくプレイできたが、これを他者におすすめするかというとあまりおすすめする気にはならないかなといった印象です。


内容量の評価

・内容量   ★★★☆☆
マップの数や探索する楽しさ、敵の配置など割と考えられて作られておりプレイしていて楽しかったが、風景が代り映えしないマップがいくつかあり中盤ダレる部分がある。

風景が変わらない割にめちゃくちゃ複雑なマップをしているせいで高頻度で迷子になったり、足跡だけでどの道を通ったか判断しなくてはいけなかったり、マップを解放するころには探索し終わっていることが多々あったりと微妙な点がいくつも上げられる。マップの構成さえもっときれいに作られていればだいぶ評価が上がったと思った。

ストーリーの評価

・ストーリー ★★★☆☆
私は愛、友情、努力、自己犠牲で構成されるストーリ―大好き人間のためとても楽しめたが、あまりにも自己犠牲で成り立っている世界観すぎて先が読めてしまった。

そして何より、自己犠牲で成り立っているにも関わらずキャラクターエピソードが無い点が痛い。当初キャラエピ用に存在していると思っていた嗜好品を渡すシステムが、ただ武器をもらえるだけで他に用途はなく、ゴッドイ―ターのようなキャラ固有のストーリーを期待していたためかなり残念だった。

「このはしご、初めて見たな…」とどのキャラも同じセリフをいうため探索に連れていくバディも正直誰でも良く、推しを連れて行くぞ!という感覚がなかった。私は推しの好きなキャラを連れて行く派だが、愛着というよりかは強くてカッコイイからヤクモ連れてくか…くらいの感覚でキャラを選んでいて、他のキャラをバディにするメリットも特になかった。
ただ、後半のストーリーは熱くとても良かった。ゴッドイーター好きな人は発狂する。マジで「うおおおおおおおおおっ!」ってなった。

システムの評価

・システム  ★★☆☆☆
今覚えているだけでもシステムの数は多い。バトルシステムだけでも「吸血」「錬血」「集中」「打ち上げ」「パリィ」「ガード」「ブラッドコード」とあり多種多様なプレイスタイルで遊べる。

吸血というシステムはゴッドイーターでいう捕食の立ち位置かと思ったがフレームが終わっていてほぼ確反から即死みたいなこともあるため使わない。
錬血というシステムはパッシブとアクティブ2種類あるスキルセットで使うには使うが、正直攻撃スキルをつけるよりバフ効果のあるものをつけて戦ったほうが楽。
集中というシステムはジャスト回避やガードなどで発動するちょっとしたバフだが、パッシブに「集中時○○」というものをつけていないとあまり効果がない。あとすぐ集中力切れる。
打ち上げというシステムは集中時に出せる相手を浮かす技だが、そっから大ダメージを狙えるとかはなく発生も遅いため特に使わない。空中攻撃もないためまぁ…といったところ。
パリィに関しては本当に良くわからなかった。パリィというシステムは上手く見えるため好きなのだが、このゲームのパリィは発生が遅く、相手の予備動作を見てからでは防げない。さらに相手の動きを読んでミスった場合硬直がめちゃくちゃ長いため大ダメージを喰らってしまう。
上記に記載した「嗜好品を渡す」システムは好感度が上がってキャラエピが見れるとかはなく、ただそのキャラクターが使っている武器がもらえるというだけ。

また転成強化という武器に属性を付与するシステムがあるが、火力が下がってしまうため多分使わない。
できることこそ多いものの使わずになんなくクリアできてしまう…どころか使わないほうが楽なものまである。私は終始「通常攻撃」「回避」「ガード」のみでクリアした。最終盤のみ氷属性の武器が手に入ったため「集中時氷属性付与」をつけて集中できるよう立ち回った、くらいである。

操作性の評価

・操作性   ★★☆☆☆
先にいうと操作性が悪いわけではない。というのもこのゲームは元々コンシューマゲームとして販売されたものであるからキーボードマウスの操作性が終わっているのは納得できる。しかし操作設定の変更すらも終わっているのは何とかしてほしかった。いや、パッドを取り出せば解決する話のためこれもギリ納得できる。

問題は3か所あり、一つが「血英の修復した際のストーリーが歩きしかできない」、二つ目が「相手だけスタイリッシュアクションゲーム」、三つ目が「回避フレームを超える攻撃持続」の3点である。
一つ目の「ストーリー中歩きしかできなくなる」について。コードヴェインは2019年9月27日に発売されたゲームで、意外にも令和のゲームである。にもかかわらずボス戦前のちょっとしたストーリー部分で何度も歩かされる。目の前にボスがいて準備万端、いざいくぞ!という時に血英の修復ということをするのだが、まぁまぁある道のりをずっと歩かされるのはかなり気分が悪かった。ポケモンのルビサファ以来のストレス。

二つ目に「相手だけスタイリッシュアクションゲーム」であること。といっても道中の雑魚敵ではこの問題は起こらないが問題はボス戦。これのせいでオートロックの画面がビュンビュン動く。回避の方向がわからず攻撃を喰らい即死もあった。私は最終戦でオートロックを外せばいいという単純明快な答えに気づき楽になった。

三つ目に「回避フレームを超える攻撃持続」がある。単純に不快だった。カス当たりしてもヒット硬直はしっかりとあるためその後の行動に影響を及ぼすし、突進全方位攻撃なんてどの方向に回避しても喰らうことがある。

以上3点がストレスの原因だった。良い点としては武器によってモーションが違う点が挙げられる。色んな武器を使ってみたいと思わせるため幅が広がり良かったと思う。

BGMの評価

・BGM    ★★★★★
hydeが歌ってます。神。
ゲームクリア後のエンディングロールではんなりしていると突然流れ始めるhydeの歌声に一瞬で震えた。
そもそもゴッドイーター2の曲が全部好きな私にとって他の曲も刺さっているのにVAMPSとが歌っているというのもありBGMは全て神でした。ありがとうございました。

OPのアニメ映像はufotableが制作しているもので映像も含めとても良かった。浅い感想でごめんなさい。

総合評価&まとめ

・総合評価  ★★★☆☆
キャラエピが無く愛着が沸かない、システムが豊富なくせに使わずに終わる等散々文句を垂れ流しましたが、それでもキャラクターに魅力があるし(エロかったり可愛かったりかっこよかったり)システムも数はあるから色んな戦闘スタイルで遊べると考えればこれはこれで良かったのかなと思います。

つまらなかったのかというとそうではなく、ブラッドコードという他ゲーで例えるならばジョブのようなシステムがありジョブごとの錬血を上手く組み合わせて戦ったり、経験値を払ってどんどん育成していく楽しさがあったりとこのゲームならではの良さがあります。

このゲームの評価はあまり良いものを聞いていなかったのですが、プレイしてみると悪いところは目につくが良いところもたくさんあるといった感じです。ゴッドイーターがモンハンのパクリとか面白くないと言われているのと同じでプレイしていない人たち、もしくはゲームに何かを求めている人たちの感想なのかなと個人的に思いました。
キャラクタ―が可愛くて設定が厨二で敵をバンバンなぎ倒す!と考えればかなり良ゲーだと思います。

レベルを上げて物理で殴る、これが最適解のためソウルライクなゲームをプレイしたい人にはおすすめできませんが、それでも「ストーリーに力の入った難しい育成+アクションゲーム」をご所望であればお勧めできる作品となっています。難しく考えなければ★5くらいの楽しさがありました。

ここからはネタバレありで書くためまだプレイしていない方は閲覧をご遠慮ください。

まずソウルライクなのにも関わらず私みたいなゲームが上手いわけでもない人でもクリアできるところが良く、不得意な人でもレベルを上げればクリアできそうなのも良かったです。

ストーリー展開はものすごく好きですが、トゥルーエンドを先に見てしまったためどうやってハッピーに持っていくか、ではなくどうやって全滅するのかを期待して他エンディングを見る羽目になってしまったのが痛かったです。
また、トゥルーといってもイオちゃんは助からない(救いではあったのかもしれない)ため私個人としては悲しく、もっと他のエンディングもあったのではないかと考えてしまいます。

全ての神骸が集まったところに主人公の特異な力で解放してきたヤドリギ全てが血涙の泉になる、これで血涙問題解決!主人公たちは外の世界に旅立つ!!でも良かったんじゃないですか;;と妄想ができるのでこれはこれで良かったのかもしれません。

バッドエンドの主人公が殺され仲間たちが神骸の継承者を引継ぐところはさすがにキャラエピソードなどを実装してもっと「仲間」であることを強調してほしかったです。

話は変わりますが、赤い霧の中にレヴナントを閉じ込め人間たちを守るという世界観から一変、外にいるバケモノ(アラガミ)からレヴナント(元人間)を守るための赤い霧になるのめちゃくちゃ設定が良かったです。シルヴァおじさんかっこよすぎ。
人間の天敵であるレヴナントと、オラクル細胞を持つゴッドイーターどちらが強いのかなども気になります。まぁディアウスピターに負けるレヴナントさんですが…。

そして最後に、これを書くために今noteを書いていると言っても過言ではないほど大事なシーンである「ディアウスピターの登場シーン」。ゴッドイーター既プレイ勢はみんな驚いたのではないでしょうか。
かくいう私も驚きすぎて「え!?」しか言えませんでした。

まさかのゴッドイーターと同じ世界線であったとは…。資料とか読めば伏線とかあるのかな、すごい気になっています。なんでゴッドイーター2おま国なんや…。
そして闇の住人エンドの最後、主人公たちは神骸の力に干渉できるイオの残した金色の血涙によって赤い霧の外に旅たち終わります。

「闇の住人」エンド

外の世界=アラガミが蔓延っている世界のため、これから主人公たちはロストではなくアラガミと戦うことになるのですが、果たしてオラクル細胞を持たない主人公たちはアラガミに対抗することができるのか。そして人間たちの天敵であるレヴナントとして生きる主人公たちは外の世界の人間に歓迎されるのか。今後の展開が気になります。

それはそうと、レヴナントは血涙――血がなくては活動できません。つまり、もし続編が出たとしたら人間と出会うのは間違いないと思います。自己犠牲溢れる作品のため迫害されながらも力を貸してくれる人間に出会う、そんなストーリーも見てみたいですね。極東支部はいつでも人材を募集しています。
ミドウの言っていた台詞からレヴナントの進化も期待できるため、もしかしたら「アラガミに対抗する力を持った死なない吸血鬼」が誕生するかもしれません。コードヴェイン2、もしくはゴッドイーター4に期待が高まります。
それと、今後もクリアしたゲームをnoteにまとめようと思っているのでnote用にスクショをバンバン取っていこうと思います。画像あったほうが華あるしね。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
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