建築家のバカンス/ 一度は訪れてみたいホテル10選 _ 国内編
YouTubeチャンネル「建築家のバカンス」をはじめて2ヶ月くらいが経とうとしている。おかげさまで、当初の想定よりかなり順調に進んでいる。
ここまでは東京、大阪、福岡のホテルなどを巡ってきた。しかし全国にはまだまだ泊まってみたいホテルが数多く存在する。
そこで今回は、日本全国の僕が泊まってみたいホテル10選をまとめてみたので、紹介したいと思う。
【界 ポロト】 / 北海道
まずはまだ仕事以外では訪れたことがない北海道から。
この宿は星野リゾートが展開する温泉旅館ブランドの「界」のひとつで、2022年に開業した比較的新しいホテル。
ポロト湖畔の美しい風景と世界でも珍しい「モール温泉」が楽しめる温泉宿だそうで、アイヌ文化の伝承の地として知られる地域にあり、アイヌ文化にも触れることができる。
そして、僕が気になっているのは、やはり建築/空間の部分で、ホテルの設計はNAPの中村拓志さんが担当している。
とんがり屋根をした外観が特徴で、アイヌの伝統建築技法を採用している。地域の歴史や文化に基づいた、建築技法や素材感を大切にしていながら、洗練された空間をデザインが楽しめそうだ。
北海道の雄大な自然とアイヌ独自の文化と建築、さらには温泉まで堪能できるなんて、最高すぎる。
【Janu Tokyo (ジャヌ東京)】 / 東京
続いては一気に南下して東京から。
(東北の方はごめんなさい。僕は浜松ベースなので、どうしても東京より先のエリアへのアクセスが悪く、優先度が下がり気味になってしまう。。)
ここは昨秋グランドオープンしてから、話題となっている麻布台ヒルズの中に出来たホテル。そんな中に出来たホテルというだけで注目なのだが、さらに、僕の憧れのラグジュアリーホテルグループ「Aman」が、姉妹ブランド「Janu」として開業したというで、いつかは必ず泊まってみたいホテルだ。
余談だが、Aman系のホテルはもちろん値段が安くない上に、4人家族では泊まれる部屋がなく、2部屋取らないといけないからさらにハードルが高く、まだどこのホテルにも泊まれていない。。。
【小泊 Fuji 】 / 長野
続いては、長野に最近できたホテル。
この宿は、藤森照信さんが設計を手掛けられた、初の宿泊施設だ。
南アルプス、富士山、八ヶ岳と、四方を美しい山々に囲まれた長野県諏訪郡富士見町に位置しており、藤森建築らしさ全開の上に、自然と調和した建物が愛らしく佇んでいる。
少し変わった取り組みとして、宿泊者限定で、内装の一部を仕上げてもらい、完成させていくという企画だ。
藤森さん曰く、
「建築は誰にでも関われる仕事があるから面白い」とのこと。
お一人様 1 ピースの炭張り(希望者のみ)2024年8月末までを予定。(もう終わっているのかも、)
旅先に藤森さんの建築があれば、必ず立ち寄るくらいの藤森建築ファンの1人としては、やはり一度泊まって、建築と自然を堪能してみたい。
【べにや無何有(むかゆう)】 / 石川
1928年に創業した石川県の加賀温泉郷にあるわずか17室の名宿。「無何有(むかゆう)」とは荘子の言葉で、何もないところにこそ自由な、とらわれない心がある。という意味らしい。
創業95周年を記念し2023年にリニューアルし、建築家の竹山 聖さんが温泉やライブラリー、客室の設計を手掛けている。
ロゴタイプやパンフレット、アメニティ製品などのパッケージデザインは、日本デザインセンターの原研哉が担当している。
日本的な美意識を堪能しながら、金沢・加賀の歴史とアートや建築を楽しめる旅をしてみたいものだ。
【福田屋】 / 滋賀
続いては、滋賀県琵琶湖周辺から。
1日1組限定で、かつて多くの旅人を迎えてきた旅籠(はたご)「福田屋」を受け継ぎ、築140年以上の建物を当時の趣を残しつつ改装し、2020年に生まれた。
琵琶湖に面した客室からビューがすばらしく、写真を見ただけでも心が洗われる。趣きのある建築と琵琶湖の美しい湖畔とのコントラスが素晴らしい。一度はこの目で見てみたい空間と風景だ。食事もかなり美味しそうだ。
【シックスセンシズ京都】 / 京都
続いては、観光地の定番京都。
https://www.sixsenses.com/jp/hotels-resorts/asia-the-pacific/japan/kyoto/
日本に初上陸した自然派ラグジュアリーホテル「シックスセンシズ京都」
しかも、2024年の4月に開業したばかり。
シックスセンシズは以前から一度は訪れてみたいホテルブランドのひとつだった。(ベトナムのシックスセンシズに行ってみたい。)それがようやく日本に来た。沖縄とかにできたらいいのにな。と思っていたが、まさかの京都。京都×ウェルネスといった組み合わせがどうなのかが気になるところだ。
どちらにせよ、ウェルビーイング、サステイナビリティというがこのブランド最重要視しているポイントだろうから、それらが京都文化とどう融合しているのかが楽しみだ。
【翠門亭(すいもんてい)】 / 奈良
続いては、京都とお隣、奈良。
長らく手付かずのまま放置され、それでも存在感が消えることのなかった重厚な数奇屋建築が、2022年に一日一組限定の宿「翠門亭」として蘇った。
設計を担当したのが、wonderwall の片山正通さん
なんと形容したら良いか言葉見つからないのだが、とにかく美しい。過去と現代。西洋と東洋。これらの対比と新たなバランス感がそれらを作っているのだと思う。片山さんらしさが詰まった宿は泊まらないわけにはいかない。
しかし、ここは定員が大人2名までのため、家族で訪れることが出来ないので、子供たちが大きく育った時に夫婦でしっぽり訪れてみたい。
【LOG】 / 広島・尾道
広島県、尾道にホテル、カフェギャラリーなどを有する複合施設。
世界的に注目されている、インドの建築集団「スタジオ・ムンバイ」が、昭和38年に建てられたアパートメントよみがえらせた。
スタジオムンバイらしい、素朴で手作業でものづくりを進めた空間が特徴的だ。シンプルながら温もりを感じられそうな空間をゆっくりと堪能してみたい。
【ENTO】 / 島根 /・隠岐諸島
島根半島から北へ約80km。船に揺られて3~4時間。都市から遠く遠く離れた、隠岐諸島の1つ、中ノ島“海士町”にある、泊まれる拠点施設Entô。
ここに関しては、細かな説明が不要なくらい、写真をみてもらえれば、その魅力は伝わるだろう。朝起きた時にこの風景が観られるというだけで、訪れる価値があるだろう。まさに世界誇れる絶景宿だ。
設計を手がけたのは、原田真宏+原田麻魚/マウントフジアーキテクツスタジオ。
訪れるまでの苦労と離島ならではの時間が流れる場所は、どんな心安らぐ体験を与えてくれるのだろうか。
【MAKINA NAKIJIN】 / 沖縄
最後は僕も毎年訪れている、大好き沖縄から。
沖縄の北部、美しい海と森が広がる今帰仁エリアにある1日1組限定のプライベートヴィラ。
部屋ごとに分かれた5つの建屋が、緑の生い茂る大きな屋根とテラス広間によってつながっている。部屋と部屋を移動する毎に、沖縄の美しい自然を感じながら過ごすことができる、内と外が溶け合う、開放的な空間。
設計を担当しているのが、沖縄拠点に活動されている、建築家の五十嵐敏恭さん<STUDIO COCHI ARCHITECTS>
海を望むインフィニティプールまでついており、沖縄の風を感じながら、のんびり過ごせるなんて、最高すぎる。
ここも残念ながら、0~12歳が宿泊不可のため、まだ訪れることができないが、いつか必ず訪れたいと思っている。
以上、なんとか10個に絞ってみたが、いかがだったでしょうか?
正直、10個に絞るのがかなり大変だった。僕のリストには40ヶ所以上あるから。笑
少し選定基準を変えれば全然変わってくると思う。なので、好評だったら第二段もやりたいと思うので、よかったら、ハートマークをクリックして「スキ」を、そして「フォロー」もお願いします!すっごく励みになります!!
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