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多分人生半分ぐらい生きました。自分の内なる世界にどこまで潜れるのでしょうか。心を揺さぶ…

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多分人生半分ぐらい生きました。自分の内なる世界にどこまで潜れるのでしょうか。心を揺さぶられたり触れられたりした事を頼りにブクブクと沈んでみたいと思います。

最近の記事

祖母に会う。

93歳の祖母に会いに、大阪の施設に面会に行った。 祖母は化粧品や美容の世界にいた人なので、見た目は歳の割に若い。 半年に一回ぐらいのペースで会いにいくが、とはいえ老化のペースは進んでいた。 少し痩せ、全てが遅く、笑顔に変化するまでに一瞬迷いもあった。認知症も進んでおり、93年分の膨大な本棚から記憶の資料を見つけられないような様子だった。 意思だけが年老いた体の中に包まれていて、時間の先には死もあるんだろうなと予感させた。 帰り際、エレベーターの中、窓に向かって目を見て手を

    • 語学。

      テーマにしていた『勤勉』について。 インド人と一緒にセッションしたり、音楽の事を話したりしたい、という思いが湧き始めたので英語を少しずつ勉強している。 日頃はボブディランの歌詞をノートに写し、単語を調べたり、翻訳をしたり、発音を聞いたり、一緒に歌ってみたりしている。 しかし実戦に勝るものなし。 インド料理レストランのオーナーさんがタブラの調整をして欲しいとの事で、ご縁の風が吹くまま、昨夜はレストラン閉店後の食事会に参加した。 久々にインド式の食事(床に皿を置き、右手で

      • 箕六弁財天。

        和歌山県の紀美野町にある箕六弁財天。 先日に出演したライブのお客様から、『復興委員会を立ち上げ、30年ぶりに餅まきを行う』と聞き、とても気になっていた弁財天社。 それを聞いてすぐ、誰にも言わずに向かうと辿り着けなかった。 ナビで辿り着けないところはまだあるんだなぁと、参拝できなかった残念さの半面、嬉しさもあり、いつか行きたいなぁと思うと同時に、また近いうちに行けるだろうという根拠のない確信があった。 そして呼ばれた今日。 車で山を登り、人里を離れ、より細い山道を車で

        • 勤勉と健康。

          をテーマに45歳をスタートさせ、ひと月まで目前まで来た。 だだぁ、と日記を書いていたが勢いがなくなったのは勤勉と健康のせいにする。 まずは読書。 600ページ超えの長編に挑戦してしまう。 普段全く読書をしなくなっていたので、スピードは遅く、理解も弱く、集中力も途切れ途切れだが、内容が面白いから何とか亀の歩みで持続している。 もうすぐ100ページ。 後で自分ダイジェスト用にする為、好きな表現の文の箇所をメモしながら読み進める。 日本語の良さや、感銘を受けた文脈はついつい持っ

          釈放の儀。

          家族に小さいのが増えてから、サワガニ、カタツムリ、カブトムシ、トノサマガエルなど毎年一度は捕獲し、観察後に釈放するという儀式を行っている。 今年はクワガタを京都や滋賀を探しに行き、大人の事情によってお目当てのノコギリクワガタのオスを3匹捕獲する事に成功した。 うちの小さいのだけでなく、たくさんの子供の観察材料となり大活躍してくれた。 そして「このタイミングで!」と心に決めていた、大型台風の心配がなくなった今、その釈放する時が来た。 不思議なもんで3匹にもそれぞれ性格が異

          喫茶店で。

          現在の職場のすぐ近くに喫茶店がある事をつい先日知った。大通りに面し、レトロというより地域で風化した喫茶店。朝7時から空いており、その時間からオープンしている喫茶店は今時珍しい。 ちょっと読書でもしようと「弥勒 篠田節子」とスマホ(あらかじめいくつかの無料文庫データをダウンロード)を持ち、邪魔になる前情報もなく入店した。 朝8時頃に喫茶店に行ける身分の老人達はカウンターとテーブル席を跨いで会話をしている。 窓際はテーブル席、通路を挟んでカウンター、L字になった店内は馴染みあ

          45歳。

          先日45歳になった。 そんなに大袈裟な節目ではないと思う。 つい先日『44歳と60歳が男性が一番老ける年』という都市伝説を聞いたので、もしそれが本当ならまぁ節目だろうか。 そもそも老けるということに過剰反応はしていない方だが、暗闇からチラリと覗かれるように怖くなる時がある。 「物忘れが多くなる」、「病気を気にする」、「将来の心配をする」など、ついつい会話の中で「アレ」が何だったのかパッと思い出せなかったり、そういや数年前からデキモノがあるなぁとかふと思ったりはする。 図

          昔に書いていたブログ。

          IDとかパスワードとか、ログインするためのそんなん全部忘れてしまった。メールアドレスも無くなってしまった上に、あの頃に何を書いていたのかも忘れてしまった。 死ぬほど暇になった時に読み返すようにここにペタッと貼り付けておく事にしました。 無視できない1ページ。

          昔に書いていたブログ。

          はじめに。

          多様性が深まり、こっそり日記帳に書く事から、どうだーとばかりに映える写真付きでSNS発信など、色んな形で記録をする事が出来るようになった今日。 公開か非公開か、オープンかクローズか。 少し考えたのち、空城の計。すなわちフルオープンにすることにした。読んでもよくわからないぐらいオープン。けど何かちょっと面白い。そんな人間味をここで出す事が出来れば幸いです。 自分1人の中に、いくつもの矛盾したりぶつかり合ったりする人格というかムードというか、はたまた気分というかそういう一面が