政府が不正をしっかり認定する事が、再発を防止する
監督官庁が企業の不正を予防する事は、容易ではないでしょう。しかし、政府(監督官庁か公正取引委員会か警察)が、事後的に不正をしっかり認定する事で、再発防止には大きな力となるでしょう。
企業の不正は、顧客が当社を罰することで再発が防止されるわけですが、その大前提として、不正がしっかり認定される事が必要です。品質偽装された被害者が損害賠償請求をする際に必要となる証拠をしっかり政府が用意しましょう。
「当社が信用を落とし、潜在顧客が当社の製品を買わなくなることで当社が罰せられる」という事も必要ですが、万が一にもそれが風評被害であってはなりません。風評被害を避けるためにも、政府がしっかりと不正を認定しましょう。まあ、今回は社長が不正を認めていますから、風評被害ではないでしょうが(笑)。