株式売却益等への増税より、相続税の増税を

政府は、貯蓄から投資へ、という掛け声で株式投資を呼びかけている。NISA等の制度も整備している。人々がリスクをとって投資をする方が経済が活性化するからだ。そうした時に、株式売買益等に課税すれば、人々がリスクをとるインセンティブを削いでしまう。

「汗水垂らして高い給料を稼いでいる人と、他人の労働の果実の分け前に預かっている人で、前者の税率が高いのは変だ」という国民感情は理解出来るし、私もある程度はそう思う。しかし、優先順位としては、勤労意欲や投資意欲を削がない相続税増税が先であろう。

株で儲けた人に課税しなくても、利益が相続される時に課税すれば十分である。儲けた人が贅沢をして遺産が残らないなら、それも良いであろう。贅沢をするという事は、日本経済に需要を生み出し、日本経済を活性化する事なのだから。もちろん、脱税は厳しく取り締まる事が前提の議論であるが。

P.S. 

特に、配偶者も子も親もいない人の遺産には、高い相続税率を課すべきである。兄弟姉妹に相続させる必要性は薄いからである。

https://news.yahoo.co.jp/byline/takerodoi/20180102-00080018/

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