"THE MODEL"は採用活動にも転用できそう。特にCxOとかエンジニア採用。
もう、たくさんの採用のプロたちが考えているだろう、表題のようなことを自分なりに考えてみました。現在、次の職場に向けて有休消化中です(2021年5月22日)。今日読んだ本は2021年32/100冊目「営業力強化の教科書」
「そこはTHE MODELじゃないんかい」という突っ込みが入りそうですが、それはこの次読むつもりです。購入済み。
今日の本は、「教科書」と銘打ってるだけあって、面白おかしい本ではないです。THE MODELで提唱されている(らしい)、マーケティング→インサイドセールス→フィールドセールス→カスタマーサクセスの流れにおいて、それぞれどんなことをやらないといけないのか、基礎の部分を網羅的に紹介してくれてます。営業戦略とか営業スキルアップとかまで解説内容が及ぶので、最近の営業職のマネージャーの方は読んだほうがよさそうな内容ですよ。
ということで、中身はまぁおいておくとして、表題のとおり、このTHE MODELの考え方って、採用ととても親和性が高いんじゃないかな、と感じています。
ただ、採用といっても新卒採用からアルバイトの採用、CxOのヘッドハンティング、みたいなところまで幅広くありますが、僕が「親和性が高い」と感じているのは、CxOとかエンジニアなどのいわゆるハイスペックな人材のスカウトです。CxOやエンジニアは(勝手な前提ですが)ほかの採用と違って、一生懸命職探しをしてる、という感じではないんですよね。働く会社を選ぶことができる立場で、同様に会社も優秀なCxOやエンジニアを欲しがってる。これは、BtoBの営業にとても似ている状況だと思います。
ということは、THE MODELの考え方も十分に適用できるでしょ?という浅はかな考えです。
浅はかですが、採用活動においてしっかりとMA(マーケティングオートメーション)を使ってナーチャリングして、ホットな状態でインサイドセールス的な位置づけのリクルーターがアプローチして面談を設定し、クロージング力のある部門の採用担当ががっつりクロージングする、なんて活動が主流かというと、そうじゃなさそうだな、という印象を僕はもっています(もちろんガッツリやってるところもある。僕は採用は門外漢なので、前職LINE社がどういう採用活動をしてたかすらよく知らないです)
「採用を頑張ってる」とはいうものの、やってることはビズリーチとLinkedInでスカウトを送ったり、採用イベントを広くやるくらいで、そこからしっかりリードとして管理してる、ってところは多くないんじゃないかと考えます(ソースは僕の感覚)。
で、なんでそうなるかというと、きっと、転職エージェントさんを使ってることが大きな原因じゃないかと考えます。エージェントさんは採用においてはとっても有効な手段で、信頼できるエージェントさんがいればとても心強いです(僕も今回の転職ではエージェントさんにお世話になりましたしめちゃ感謝してます)。
ただ、普通にエージェントさん経由の応募を捌くだけでも、採用担当者は膨大なオペレーションをこなし、書類選考の担当者は業務過多で選考が後回しになり、面談になっても本人がホットなのかコールドなのかわからないまま、「人物の見定め」に労力を使うことになるので、THE MODELで提唱されているような採用活動をする余力はほとんどないんだと思うんですよね。
その採用活動が、あたかもB2Bマーケティングからのフィールドセールスのようになったら・・・どんな世界が待ってるでしょうか。なんだかめっちゃうまく行くんじゃないかな、と考えてしまうのは、僕が採用の門外漢だからでしょうか。どこかの企業に全力で実施してみてもらって、事例を知りたいです。
ということで、今回は「THE MODELの考え方は、採用にも活かせるんじゃないの?」ということを書いてみました。すでに採用の業界では当たり前にやられていることだったら、大変お恥ずかしい話でありますので、笑って見過ごしてください。
あ、「転職しようかな~」と考えてる人は、エージェントさんに登録するのもいいですけど、コーチングを受けるのも、とてもいいですよ。コーチは採用案件もってないので、利害関係のない状態で、しっかりと転職に向き合うお手伝いができると思います。