EIZOかBENQか(PCモニター選び)
(約 3,600文字の記事です。)
ついちょっと前まではWebサイトの構築中だったが、今はデスク環境の構築中。昨日はAmazonのセールにギリギリ滑り込みセーフだったが、依然として椅子の選定とPCモニターの選定が残っていた。今日はそれをほぼ片付けた。
チェアーはコクヨ製がいい
理由は以前使っていたチェアーがコクヨ製だったから。色々あるけれどコクヨ製のチェアーはあまり安くはない。なので冒険するよりも堅実な高い買い物に投資したい。色々悩んだが、10年来の同じモデルを選ぶ手もあるのだが、とはいえウレタンは消耗品であり5年もすれば確実にへたることも知っているので、同じコクヨ製品の中でも台座が同じと思われる廉価版にすることにした。他社製品で冒険するよりは確実だろう。
確実性を重視するならば同じモデルを買え、と言うことになるのだが、モニタへの予算を回したいという思惑がある。
というわけで型番まで決まったのでいったん椅子選びは終了。
モニター選びは二転三転
基本的にブログなどの記事執筆とたまにCLIP STUDIO PAINTでお絵描きとの2つが満たされればいいので、Full HDで十分で、どちらかというとピクセルToピクセルによるしゃっきりとした文字の見え方が重要なので下手に2560x1440という高解像度は不要。1920x1080でOKだ。今のモニタ環境のままインチ数だけ上がって少し大きく表示してくれればそれでいい。あとは色味が忠実であればいい。変なグラデとかは無しの方がいいに決まっている。
で、色々迷って当初は無難に今のモニタの後継にあたるEIZOブランドの23.8インチにしようと思ったが、その上のクラスには1920x1200という、縦に2~3cmほど表示エリアが広がるラインナップがあるのだ。
……、悩む。たかが2cm、されど2cm。縦方向の足り無さは16:9で作業をしていると誰もが思うだろう。だが諦めの付く「ちょっとした違い」だから、気にしないようにしていた。実際、大きな不満はなかった。
だが、ここに来てPCモニターの新調というタイミングで、悩む。もし画面が上下に2cmも広くなったら、どうなるか、と。もちろん作業が少しはかどる。2cm分だけはかどる。だがそれはマウスホイールを数ノッチ回転させるだけで済む。大幅な効率化ではないが、多少は効率がUPする。ワードやエクセルの画面上部のリボンを気にしなくても作業領域が確保できるわけだ。
地味に効く。だが地味でしかない。たかが2cm、されど2cm。
Full HDより120ピクセル縦に増えたWUXGA。一時期は息絶えたかのように思われた規格だが最近ひっそりと復活しているWUXGA。誰もが「16:9よりももう少し縦が欲しいよね」に応える規格。欲しいと言えば、欲しい。
EIZOのFull HDとWUXGAは価格差が1.5倍
これが悩みの種だ。たった2cmの上下幅のために価格差が1.5倍に跳ね上がる。なぜ16:10でなければならない?素直に無難に16:9ではダメか?その2cmの価値は2万円もあるのか?と。
なぜならばEIZOの23.8インチのそれは実売3.8万円なのだ。だがWUXGAになると5.8万円に跳ね上がる。2万円UP。1.5倍。この差はでかい。
ここでぐるぐると悩む。買えなくはないけれど、その価値はあるか?1cm1万円かよ、と。
そして2万円も別に予算があったら「追加で買える物が結構ある」のだ。これも重要。
色々情報収集して出てきた新たな手段。
BENQの評判の良さ
当初はスルーしていた。BENQ?どこかのPCパーツのOEMメーカーかな?と思っていた。よく調べるとプロジェクターなどの老舗になっていた企業だった。(PCパーツメーカーとしては色々と多方面に首を突っ込んでいるメーカーだったのですっかり盲点だった。)
だがどうやらモニタにも力を入れ始めてから長くなるらしく、ユーザーからの高い評価の蓄積が昨今になって認められてきたようだ。どうりでレビュー記事でも画質の話になるとBENQが出てくるわけだ。
実際Amazonでも数百件のレビューが付いていても評価が4以上と、かなりよい印象だ。そして色味のハードウェアキャリブレーションなどという「完全プロ向け」の製品レビューでもナナオ製品と比較されて「コスパ最高、質は少しナナオが上」という大体同じ評価になっている。そして当然ながらナナオ製品がだいぶお高め、という話もセットになってくる。なのでBENQはコスパと性能とのバランスで高い評価を得てそして得続けていると言える。その評価が実を結びつつある。
BENQで1920x1200ってあるのかな?あった
BENQで1920x1200ってあるのかな?何となく調べてみるとアマゾンでもしっかり現行品で存在していた。しかもIPSで。4万8千円という、EIZOの中間の価格で。
うん、これかもしれないな、と思った。オマケにハードウェアキャリブレーション対応なので、その気になれば外部機器を追加して色味の補正ができる。(やるかどうかはさておき)
もちろんレビューの結果では一貫してナナオ製品がほぼ完璧なフラット具合に対してBENQ製品は画面の端っこの色の暗さ・グラデーションが出ているため、BENQ自身も「パーフェクトを求めるならEIZOのハイクラスをご利用下さい」とアドバイスしているくらいだ。
だが実際問題、お絵描きだったり動画編集だったり、画面の四隅はにはたいていの場合にはソフトのメニューが来ているので、そこの色味の判断にしている人はほぼいない。この考えに基づいてBENQは「画面中央部分に特化して色味を忠実にしている」ので、画面端は多少は犠牲にしてコストカットしているというスタイルだ。これはよく分かる。
対してEIZOは「描画領域にはフラットを求め続けた結果」として、かなり忠実に真っ平らな表現ができていると言える。これがナナオの実力でありプロから認められる所以だろう。実際にレビューサイトでも突き詰めてみればナナオの方が上だと分かる。だが価格差が2万円も開くとなると、色々考える。
なのでコスパと総合力でBENQが伸びていると言える。対してナナオは過去の顧客への吸引力が強いとも言える。
BENQの24インチ1920x1200のモニタにする?
金額で1万円しか違わないのならば、とも思ったが、実はもっと違う。というのも楽天SALEの存在が大きい。そしてBENQ公式ストアではポイント10倍セールからスタートする。加えて楽天セールのポイントが加算される。大してEIZOでは10倍も付かない上に、最安で6万円からのスタートだ。なので実質なんやかんやで1万4千円の差になる。6万円の買い物に対して1万4千円の差は無視できない。割合で言うと23%も違うのだ。ざっくり言って4分の1も値段が違うのだ。
そしてもし予算に1万4千円あれば追加で何を買うか?を検討すると、実は買いたい物が他にもあったりするわけだ。だから悩んでいたのだ。
椅子のコロコロ対策としてフロアーマット、これが結構高い。できれば千円台でと思ったがそれは無理っぽいので、色々探したが結局は無難にメーカー製の2千5百円少々のPVCマットに落ち着いた。これも型番が決まった。
あとモニターライト、というかサブの照明としてデスク周りを照らす補助ライトが欲しかったのだ。これも探してみた結果、PCモニターの上に直接付けるタイプも検討したが、使いづらそうだと思ったのでクランプ式の独立した自由アームのLEDライトに決めた。型番も決まった。これが5千円くらいする。長時間付けるLEDライトなので、ある程度の品質は必要なのでこれくらいは必要だろう。あっという間に7千円が消えるわけだ。それでもまだ7千円の余裕がある。
これがもしEIZOのモニタだと、+で7千円の予算が必要になる。これをどう考えていくか。逆に考えたら「理想のEIZOモニタ+7千円で全て理想的になる」ならば、7千円を投資したほうがよくね?とも思えてきた(笑)
日記を書きながら右往左往
これを書くときには「よし、BENQのモニタで決めた」と書こうと思っていたのだが、価格差を冷静に見たら「妥協しないEIZOの1920x1200のモニタ+7千円予算追加で幸せになれる」かも知れないと思い始めた。
……、再び振り出しに戻る(笑)
ここに来てまだ悩み中だったりします。長く使うつもりならば妥協しない方がいいのかも知れないな~。ここまでこだわったのだから、椅子もモニターも、これまで+αを維持するためには、しっかり投資したほうがいいのかもな~。悩み中。
久々のまとまった金額の買い物なのでビビっています。
今回の創作活動は約1時間(累積 約2,645時間)
(711回目のnote更新)
読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊