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Rhino 3Dの学習3日目。学習曲線は亀の歩み。

Rhino 3Dの学習3日目。今日はガッツリ5時間勉強。そしておぼろげながら見えてきたライノ 3Dの初心者キラーな面と、学習曲線と、今のところの予感など。習得の難易度の予想と、将来性についてのメモ。

正式名称は「ライノセラス(Rhinoceros)」という3DCG CADソフトですが、ここではRhino 3D またはライノ 3Dと呼ぶことにします。

(約 3,000文字の記事です。)



学習曲線はかなり遅めの右肩上がり

BlenderやZbrushなどのポリゴンモデリングを基準として考える。それらの学習曲線が傾き1の右肩上がりだとしよう。やればやった分だけ達成感に繋がり、かけたモデリング時間だけクオリティが上がる、分かりやすい世界だ。

それに対してRhino 3Dは、①微妙に緩やかな右肩上がりだ。想像以上に「楽しくない修行のようなトレーニング」が続く。そしてそれがある程度右側に進化したとき、②そこから突然に二次関数的に急激に伸びる。最後には③対数関数的に収束する、そんな感じだ。

この①の基礎学習期間がポリゴンモデリングよりも結構長い気がする。それを乗り越えれば急激にNURBSモデリングで自由に面を出せるようになる、という気がする。


ショボいモデルしか作れない期間が長い

例えば鉄板打ち抜きだけみたいな平面モデル。厚みがあって少し角が丸くなった程度。あるいはその鉄板細工をR=30mmで曲げました、それだけのモデル。本当にポリゴンモデリングからすれば手抜きにしか見えないようなモデルのトレーニングが延々と続く。

それが終わればポリタンクのような、曲面同士が複数入り乱れるものの、全体としては平面+Rが一定の人工物のモデリングが始まる。そしてそれもまた、造型としてはつまらない。ポリタンクをモデリングしたくて3DCGを始める人はほぼいないだろう。インテリア用途のルームスタンドライトなども同上。

ただし複数フィレットが入り乱れる結合箇所を滑らかにつなぐスキル、これは「スキルがあるかないか」で一気にプロとアマの分かれ目になる。ゼブラでチェックすれば一目瞭然。そんな感じで「プロならできて当たり前、アマチュアが四苦八苦してごまかした処理」のように、とある問題の解決方法でプロアマが別れると感じた。

この図で②の期間にどれだけプロとしてのRhino 3Dノウハウを身につけたかで③に至れるのか①と②の間で止まっているかの違いになる。当然プロなら③を目指さないといけない。アマチュアならば少なくとも②の期間中に「自分にはない対処方法」をどんどん吸収しないといけない。

①は論外。スマホスタンドでもギアでもドライバでもマウスでも、とにかく既存のチュートリアルをこなせ、というレベルだ。


Rhino 3DというかCADが一般的ではない理由

Rhino 3Dに限らずCAD学習では、①のこの期間のショボいモデリングでモチベーションを全部持って行かれるのだ😭。ほぼ間違いない。Blenderでモデリング100時間だと結構いい感じの人物モデルを作れる。だがCADだとどうだろうか。フィレットの処理やNURBSでの面出しでまだまだ苦労中(ノウハウの学習中)という気がする。ようやく脱初心者が見えてきたレベルか?

要するに「楽しくモデリングできる期間」が、CADだとなかなか回ってこない。むしろ苦行、修行、業務としての学習なので渋々、などなど、ネガティブな要素が多い気がする。

別にギアとかベンチとかはさみとか作りたいわけじゃないんだよな、とか思いながらチュートリアルを進める期間が何十時間も何日も続くのだ😱


モデリングしている実感が少ない

どちらかというとイラレを触っている感じだ。カーブを描いたり調整したり。

また少しずつ立体化されていくというポリゴンモデリングと違って、あるボタンをポチったときに突然立体になるので、モデリングしているという実感を感じにくい。


高品質なのに短時間で仕上げられる可能性

だが逆に言えば、所定の手順を終えると一気に立体になるので、考え方によっては「質に対して作業量が少ないまま、高品質なモデルを仕上げられる」とも言える。この高品質なモデルを作るためには③に至る必要がある。

動画チュートリアルでも講師が解説しながらでも20分程度でモデリングが終わっている。黙々と作業したら5~10分以内で完成だろう。ポリゴンモデリングでその作業時間ではその品質には厳しいだろう、という幾何学的なモデルだったが。

そしてそれを少ない作業量と作業時間で仕上げるためには、②で蓄積したRhino 3D、というかCAD特有の作法やノウハウ、特にトラブルに対するノウハウを溜め込んでおく必要がある。ここでつまずくと短時間化も高品化も難しい。そのノウハウの有無が成長曲線の急激な進化に繋がると思っている。要するにプロとアマの差が激しいのがCADモデリングの特徴だろう。


基礎学習中に無駄に作業を繰り返さない工夫

基礎学習中は地味な作業が多い。なので無駄に繰り返さないことを考えた方がいいと感じた。「この作業手順は知っている」場合には手を動かしても学びがない。CADでは作業慣れで力押しできることが少ない。対処方法が分からなければ簡単に詰む。なので「この手法は知らない」を体得するための学習に時間を充てたほうがいい気がする。

要するに①の期間のゴール到来時期を少しでも早める工夫が必要。そうしないとモチベーションの糸が切れる。

あるいは「地味な練習」と「工数は多いがモデルが派手な実践練習」とを平行してモチベを保つか。

私の今の感想では①を順当に積み重ねて②を目指すよりも、時間の何割かを初手で「中級用教材に着手して②の将来像をつかんでモチベにする」ほうが地味な練習を乗り越えられる気がする。なので初手から①と②の間をうろうろするイメージで、実力としては左から右に向かってUPさせる、というのがモチベを保てる気がする。なので今学習中のUdemyコースも、序盤と中盤の2種類を平行してハンズオン実習したい。全部頭から片っ端から片付けるやり方だと、もう既に、飽き始めている😖「これが将来何の役に立つのか?」が分からないまま教材をこなすのは苦痛だが、「NURBSモデリングここでこの知識が役に立つ」と分かっていれば、学習意欲が高まる。なので基礎練習と実践練習の2パターンを1日の練習に取り入れたい。

とりあえず今日の感想はここまで。

Rhino 3D学習 累計 約7時間。

今回の創作活動は約1時間30分(累積 約4,079時間)
(1,211回目のnote更新)

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(カテゴリ:ライノセラス)


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大和 司
読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊