近日中にリトポの記事を書きます
(約 2,300文字の記事です。)
ここ数日のうちにリトポに関する記事を執筆します。多分この記事を見ている段階で99%の確率で3DCGに知見・興味のある人でしょう。「リトポって何?」という人はクリックしないはずw
(2022/03/06 追記)別アカウントにて公開中です。
全自動リトポの夢
そう、リトポロジー、高密度なハイポリメッシュを、低密度なローポリメッシュにする技術のこと。全自動ならばZbrushユーザーならばお馴染みZRemesherだし、BlenderユーザーならばQuad Remesherが有名所だろう。
で、待望の全自動リトポだが、私の結論としては、無理!なのだ。もし完成するならば、人と同じAIが人の手によって実現された後だろう。無理っぽい。
手動リトポは面倒くさい?
ならば手動リトポしかない。確かにかつての枯れた手法での手動リトポは、4つの頂点をプチプチとクリックしてようやく1面が貼れる。だが1万ポリのリトポのためには4万回クリックするのか?気が遠くなる。無理だ。
普通の人はそう思う。私もそうだった。だから「全自動リトポ以外あり得ない」という人だった。
だがサブスタンスペインターを触り、UV展開の必要性を認識した結果、理想的なトポロジの重要性を理解した。とはいえ、100%手動リトポは気が遠くなる上にマゾの所業だ。無理だ。
では、如何に効率よく手動リトポをするか=半自動リトポの可能性を模索していた。
Retopoflowが1年以上経ってようやく安定版リリース
1年以上もこのアドオンはベータ版のままだった。安定版が出なかった。だがようやく出てきた。そして試した結果、とても快適だった。
近日中に導入方法や使い方記事を執筆予定なので、焦ってBlender Marketから買う必要はない。もちろん開発者を支援したいならばいつでも買うべきだ。
私にとって本当の「3DCG造形の自由が手に入った」瞬間
ようやく手に入った。長かった。本当に求めていたものが手に入ったのだ。ハイポリとローポリの可逆性。もちろんローポリからハイポリは簡単だ。だが逆はできない、無理だと諦めていた。
だが、Retopoflowによってトポロジを自由に変更できるようになった今、ハイポリからローポリへはちょっとの手間、数分~十数分程度の手間で、いつでも往復できるようになった。しかもハイポリ側の形状を変更しない場合には、いつでも簡単に往復できる。
簡単とは言っても、ワンクリックを意味するものではない(笑)
とはいえ、ハイポリからのローポリに、毎回手動リトポが必要なわけではない。ハイポリ側の造形をいじっていなければ、基本的に以前のトポロジにすぐに戻せる。
思い立った瞬間にブーリアン結合!
これができるようになったので、自由な造形の空が一気に広がった。
通常、一般的にはブーリアン結合は「最後の最後、ぎりぎりまでしない」というセオリーがある。ブーリアン結合をするとトポロジーがリセットされて、かつ継ぎ目には三角ポリゴンが量産されるからだ。そして後戻りはできない。だから最後の最後まで結合させない訳だ。
だが、造形していると、ハッキリ言って、鬱陶しい。だが非可逆な結合なので簡単に結合もできない。これがずっとストレスだった。
でも、今、欲しい形から割と簡単にローポリ化できるようになったので、いつでもハイポリなブーリアン結合済みメッシュを、同じ形のローポリメッシュに変換できる。なので、何の迷いもなくブーリアン結合ができる。
ハイポリとローポリのいつでも自由な往復こそが真の自由
そしてようやく辿り着いた。3DCGによる真に自由な造形に、辿り着いた。逆に今までここに辿り着けなかったからこそ、トポロジ依存で造形せざるを得なかったり、ゆえにトポロジを変更したせいで完成済みの本来の形が崩れては復元作業をしたり、という謎の苦行を繰り返していた気がする。
これはまずはZbrushから3DCGに入ったという罠もある。またもしBlenderなどでローポリモデリングから入ったならば、逆にZbrushによる割と簡単なラフモデリングという発想もなかったはずなのだ。三面図から立体起こしするというオーソドックスなスタイルになっていたはずだ。
だが、今は両者は自由に往復できる。Blender+Retopoflowがそれを実現させてくれた。
ようやく私は3DCGにおける真の自由な空を手に入れたのだ。
(後日追記)別アカウントにて公開中。
今回の創作活動は約3時間30分(累積 約2,172時間)
(551回目のnote更新)
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