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3DCGは、どちらかというか、ううん、めっちゃつらいなぁ
なんで仕事でもないのに、こんな思いをしているのだろうか?日没後にランニングをしながら、そう思ったのである。
完成すれば「1」、制作途中なら「0」、中間がない。そして0と1との間の時間が「長い」
3DCGモデリングは、完成するまでが長い。完成すれば、色々メリットがある。使い回せたり、360度どこからでもレンダリング出来たり。だが、出来上がるまでが長い。正直、絵を仕上げるまでの3倍はかかると言っていい。エネルギーも、時間もね。3次元だけに(笑)
加えて、ソフト特有のトラブルシュートやノウハウが必要にもなる。それがかかる時間に拍車をかける。制作途中のモデルは、価値も用途も「0」なのだ。一応でも、適当でも、とにかく完成に持って行って、初めて「1」になる。0でいる間中は、楽しいことがない。むしろ、完成できないかもしれないという不安と焦燥感のほうが多い。完成にこぎ着けて、ようやく安堵する。
アレ?これ、趣味だよな?仕事じゃないよな?何やってんだ、俺は?
モデリングですらそうなのに、シーンを作ると言うことは?
3DCGでシーンを作るためには、
・背景
・キャラクター
・必要な全ての小物モデリング
(・近景)
この3つ(4つ)が必要だ。たった1つのモデリングでも大変なのに、シーンを作ると言うことは、その3~4倍大変だってことになる。なんで今頃気付くかなぁ。だから、全ての要素がそろわない限り、シーンのレンダリングはできない。つまり、シーンは完成しない。シーンについては、更に長い期間中、「0」なのだ。モデルが1つ、2つできても、未だに「0」。
エレノアさんができても、衣類がそろっても、鞍や網ができても、ペーターができていない。背景もできていない(作れることは確かだが)。そしてエレノアさんの表情を描くという難敵が待ち構えている。それらを全てクリアして、ようやくファーストカットの1シーンがレンダリングできるようになる。
ここまで来たのに、未だに1つのシーンもきちんとレンダリングできない理由はここにある。結果としては「0」なのだ。ここまでの道のりは、険しく、楽じゃなかった。だが、それでも道半ばなのである。楽なわけがない。
次はマガモのモデリングだぜ?
少女一人のモデリングの次は、人ではなくて鳥!ちょwww
絵を描くだけでも、めちゃくちゃ資料を見まくって、ようやく描けたのに、それをモデリングすると言うことはどういうことか、をよく考えておけばよかった(笑)モデリングできるかどうか、やってみないと分からない。鳥の写真はネット上に沢山あるから、資料は沢山あることになる。が、やってみないとできるかどうか分からない。挑戦である。楽しいかどうかと言われると、不安でしかないw なにせ作ったことがない。
そう考えると、憂鬱要素のほうが圧倒的多数!!!なぜ余暇活動の時間をこんな風に過ごしているのだろうか?私はマゾなのだろうか?そんなはずはない、ハズだが。
加えて、モデリング技術の未熟さの痛感
Zbrush、楽じゃない。難しい。ブラッシング、思い通りできない。力業でむりくりエレノアさんのポージングを実現しているのである。なので、鳥となるとまた何も通じないだろう。モデリング技術の不足を感じる。
だが、前述の通り、全ての必要な小物類をモデリングし終えて、初めてシーンのレンダリングにたどり着ける以上、モデリング技術は避けては通れない。如何に必要なモデルをモデリングできるか(あるいは用意できるか)が、シーンのレンダリングへの近道と言うことになる。
モデリングって何なのさ?
実感としては、形を作って、色を塗ることだ。メッシュ単位でベタ塗りでもいいし、ポリペイントしてテクスチャ化してもいい。楽なのは前者だが、ポリペイントでの詳細な描き込みも不可能ではない。
ブラシ技術が未熟だから、モデリング時に引っかかる。都度、調べることになるので、時間の割には進まない。これが一つのストレスである。
どこまで細かく作るのか?どこまで理想の形に近づけるのか?
この線引きも難しい。どこまでで適当でよしとするか、のほうが適切か?3DCGの解像度は、ほとんど無限台と言っていい。ズームすればするほどいくらでも小数点が増えるだけだ。こだわり出すときりがない。むしろ、大まかに作るほうが重要なのだが、ハマると抜け出せない。特に、造形が理想像か否かにハマると、永遠に終わらない。物質として手元にある物をモデリングするなら、正解が分かりやすいが、資料が2次元の写真などでは、最終的な答えは出ない。「およそこんな感じ」で切り上げなければ、永遠に終わらない。
どうやったら3DCGで満足感を得られるのか?
これだなぁ~。辛くて険しい道なのに、どうやって満足感を得られるのかも分からない。もはや何かの修行じゃねぇか?これ。私は何の求道者かw
考えれば考えるほど、自分にブレーキをかける要素しか見当たらない。もちろん、3DCGのポテンシャルは理解している。この難易度の高さは誰にとっても等しく「難しい」からこそ、そこに何かしらの価値があるとは思うだが、思うのだが~。
やっぱり、つらいんだよね~。初動に対する億劫さが、いつもある。
加えて、小説とかを書こうとしているもんだから
もはや、自分で積み上げた「やりたいことの壁をよじ登るのが大変」という、訳の分からないことになっている(笑)なら、やんなきゃいいじゃん、という結論なw そりゃそうだ。
酒飲んで、映画見たりゲームしたりしたほうが楽で楽しいことは分かっている。けど、それだと、後に何にも残らない。クリエイト活動にこだわるのは、蓄積がきちんと残るから。必要なら、資格試験の勉強でもいいと思う。これもきちんと結果が残る。過ごした時間を、何かしらの結果として残しておきたいという思いが根本にある。
だが、クリエイト活動の方向として、3DCGを選んだのは、良かったのか悪かったのか、最近、分からなくなってしまった(笑)
ダラダラ書いた結論として
モデリングは避けて通れないので、これをやるしかない。だが、これからはちょっとペースダウンしそうです。ゆっくり進めたい。Zbrushについては榊本のインプットと、モデリングのアウトプットとを回さねば成長できない以上、両方を今までの試行錯誤ペースで実施することは無理。だから、少なくとも今までの半分のペース以下にする必要がある。
というわけで、これからはnoteの更新頻度または内容をペースダウンします。今までお読み頂きありがとうございました。これからもごゆるりとよろしくお願いいたします。
大和 司
(147回目のnote更新)
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