私が「VRChatは無駄」と決めつけなければならなかった本当の理由
YNさん、ごめんね。
俺、約束破るわ。
約束を破ります
あの日話した内容を少しだけ、あまり具体的にならないように、ここに書くことにします。ちょっぴり守秘義務違反します。(なおYNは仮名です)
VRChat、最後の自由徘徊の日
VRChatでできること、できないこと、色々分かり、今後のVRChatの使い方の方針も決まった日。今後は効率的にVRChatを利用すべく、目的を持って時間を決めて活用しようと決めた日。その日でVRChatのパブリックを自由に徘徊するのはやめようと思っていた日だ。
最後なので、ぶらぶら気晴らしに自由にVRChatを楽しんでみようと思った。最初の頃に感じた新鮮な気持ちでVRChatを楽しもう、と。
最後だし、VR空間だし、ボイスチェンジャーもセットしているし、失うものは何もない。ビールやチューハイを引っかけて、ほろ酔い気分で色んな人に話しかけて、適当な雑談を楽しんでいた。割り切ったからこそ、無駄を無駄として楽しめた。
夜も更け、そろそろ寝ようかと思ったとき、JP Tutorialでめずらしく黄色の名前のアバターが見えた。せっかくなので話しかけておこう。……、誰だっけ?全く思い出せない(笑)2, 3日前にJP Tutorialで私が声をかけた初心者さんだった、とのこと。うん、全く思い出せない。ひたすら土下座して謝罪。あのときも酔っ払って気軽に声をかけたような気がする。
で話していると、確かに、2日前に話してそのままベテランさんに別のワールドに連れて行ってもらった記憶が蘇ってきた。エッフェル塔のあるワールドだった、と。あ、思い出した。けど、名前が違うような。
今はYNに変更したそうで。そりゃ思い出せないわけだ。そこで少し話していると、荒らしなる者が登場した。
初めての荒らし登場
VRChatをやっていて、初めて日本人の荒らしに遭遇した。ひたすらに煽って突っかかってくるタイプの絡み方をする人だった。
だが今日は自由な徘徊の最終日だ。荒らしの心理などを知っておくのも悪くない。というわけで、あえて荒らしとの会話に付き合ってみた。結果はまぁ、荒らしなので、難癖とイチャモンのプロなので、最終的に話がかみ合わなくなったのでこれ以上は時間の無駄だと判断して全力疾走でその場から去った。
んで再びYNさんらと合流して、おしゃべりの続き。
私:「荒らしって、あんな感じで絡んでくるんだね、勉強になったわ~」
私:「せっかくのVRChatだし、失うものもないし、色々と見知らぬことを知ろうとしてもいいんじゃね?と思って試したw」
というような会話をした気がする。荒らしの心理はよく分からなかったが、とりあえず相手をするだけ不毛だと言うことが分かった。
そんな馬鹿話。そしたらYNさんの声色が少し変わって落ち着いて、
YN:「は~、私、何やってんのかなぁ~」
とつぶやいた。私は意地悪して、
私:「VRChatやってんじゃん!」
YN:「ははっ」
そんな会話をしたときに、YNさんは少し間をおいて、
YN:「ちょっと話したいことがあるんだけど、でも、重い話になっちゃうから……。」
ということで、加えてYNさんのノートPCは性能が低いので多人数のワールドでは負荷が大きすぎるので、プライベートワールドに2人で移動した。
このとき私はたまたま鳥居のあるこのワールドのシリーズしか知らず、以前行ったところは夏の昼間のシーンだったが、このときには上手く見つけられずになぜか夜の神社ワールドに入った。ま、夜中だし丁度いいかな、と。
お~、幻想的。屋根まで登れば月明かりが綺麗だった。そこでおしゃべりすることにした。
生き方の違い
さっきの荒らしは凄かったね~とか、荒らしはなぜ荒らすのかを知りたかったので突撃してみた・だめだったwとか、何でYNさんはVRChat始めたの?とか。また私のことも話した。VRChat 2週間で分かったことや感じた事、VRChatの今後の可能性や問題点、これからVRChatでやりたいこと、試したいこと。
他にもEN-JPランゲージ・エクスチェンジ・ワールドでイタリア人に英語でからかわれてワールドから逃げ帰った話など。
そしたらYNさんが急に泣き始めた。え?いや、そんな泣く要素のある話なんてしていないんだが……。むしろコミカルで笑える話なはずなのに。
「うっ、うっ、うっ。」
ちょっと焦った。こういうときにはどうしていいか分からない。ハンカチを差し出そうにもVR空間にはない。できることは会話だけ。なので慰めつつ、それでも泣き止みそうもないので自分の話をしつつ、落ち着くのを待った。
「うらやましい……。」
「隣の芝は青いというか……。」
というようなことを泣きながら答えてくれた。え?何が?ちょっと混乱。
YNさん曰く、VRChatで私がポジティブに色んなことをしようとしていることが羨ましかったそうで。
この台詞は、YNさんの今までの人生を振り返っての言葉だったのだ。軽そうで真剣な一言だった。実はすぐにそれに気が付いた。だから、逆にいたずらっぽく意地悪な答えを与えた。なんだかちょっと空気感が変わりそうだったから、パブリックのJP Tutorialワールドでは話す場が違うと感じたから。
私のこれまでのVRChatの使い方は「目的意識を持って、色々とVRChatを知ろうとしてトライ中」だったので、色々と普通じゃないことまで見知ろうとしていたわけだが、それに対してYNさんはもっと別の意味で、ごく普通に、ふら~と、軽い気持ちでVRChatを始めたわけだ。だからどうやら私のVRChatの使い方や生き方が「とてもうらやましく、まぶしく見えた」、とのこと。(まぁ、結構苦労してますがね、現在進行形で。)
そんな話を聞いて、恐らくは、YNさんの今までの人生と、私の生き方とを比べて、惨めな気持ちになっちゃったのかも知れない。
あ~なるほどそうか~、そう感じる人もいるのか、と。
とはいえ七転八倒しながら悶絶しながら前に進む様子は、割と本人(私)は真剣なのだが、端から見れば滑稽なことが多いはずなのだが、今回はYNさんの心の琴線に触れてしまったようだ。
なのでそこからは俺流ポジティブシンキング術や、生きるということ=「人生の終着駅はまだ遠いから途中下車してはいけないよ」などについてお話しした。
が、話せば話すほど、YNさんの泣き声は大きくなっていった。だんだん大泣きに近づいていく。
……?どゆこと?
生きていたいよ
YNさんはXヶ月後の誕生日に、自らの意思でこの世を去ろうと決めていたそうだ。誕生日が最後の日にしようと決めていた、と。(……あとXヶ月後って、すぐじゃん!)
YNさんはそれまでは別のゲームで色々やっていたが、最後にVRChatにも興味があったので、せっかくだからやっておこうと思って初めてVRChatにログインした、とのこと。それが2日前。そして一番最初に声をかけてきたのが私だったそうだ。そして今日、私がオンラインだったのでJP TutorialにJoinしてきたそうで。
この頃には嗚咽(おえつ)のほうが多かった。ヒックヒックしながら、答えてくれた。
でもなんで自らこの世を去ろうとするの?
色々聞いたが禁則事項……、の約束だけど、ごめんねYNさん、約束を破ります。簡単に書くと、
・どうやらDVで家庭内の虐待っぽい
・自由に外出できない、勝手に出るとめちゃくちゃ怒られる
ということだった。これを話し終えたら、もう大泣きで
「外に出たいよ~」「生きていたいよ~」
「何にも悪いこと、していないのに~」
と声を絞り出して、大泣き状態に。そして私ももらい泣き状態に。
目の前にはYNさんのアバター、カリンさん。最初に出会った日、練習として私からYNさんにクローンさせたカリンさん。
目の前のカリンさんは笑顔で立っている。
でも二人とも大泣き。
月夜に照らされて、屋根の上で大泣き。
私は無力だった。また、また、また、再び、VRChatで無力だと痛感させられた。私には何もできない。こんな思いはVRChatでは1回2回じゃない、これで何度目か。私はその道のプロフェッショナルじゃない。だから適切なアドバイスを何一つとして、できない。
私は心理カウンセラーでもないし、DVに関する法的知識もない。あくまで一般論としての対処方法しかアドバイスできない。
何もできなかった。ここでもまた、何もできなかった。
そして他にも、VR空間ではできないことがたくさんあった。
涙一つぬぐってあげられない。
抱きしめることすらできない。
私はVR空間で、とても無力だった。
何もできない、何もできなかった。
話しかけて励ますことしか、できなかった。
あとは一緒に泣くだけ。
これしかできなかった。
タイムリミットは突然に
夜も明け始めたころ、YNさんの声が突然小声になった。マイクの音が途切れ途切れに。どうやらYNさんの親が起きてきたとのこと。だから大きな声で話せない、と。
!?
そしてその2, 3分後、ヘッドセットを外すようなガサゴソ音の後で、そして親に返事をしたようなYNさんの声がマイクの遠くからかすかに聞こえたような、聞こえないような。
しばし沈黙、そしてVRChatの回線が切断された。
回線不良か何かだと思い、そのまま待つ。10分、20分、1時間、2時間。Onlineにならない。
お昼まで待っても復帰しなかったので、その日は諦めた。だが、まだ伝えていないことがたくさんある。これだけは伝えておかなければ!という項目を言おうとした矢先の切断だった。
DVならば市役所など関係機関に相談して、あるいは独身寮付きの職場に就職するなど、とにかくやれることはある。ネットが使えるので情報戦はYNさんから仕掛けられる。情報で戦うしかない。居場所を作るしかない。まだそのアドバイスをしていない。
5分のすれ違い
気にはなっていたものの、その日は色々とやることがあったので夜の1:30くらいまでは時間が取れず。そして夜中の隙間時間にiPhoneのブラウザからVRChatのフレンド状況を見ると、YNさんがOnlineになっていた。
急いでPCを起動させてヘッドセットを装着、VRChatを立ち上げると、YNさんはOfflineになっていた。この間わずか5分。
などと割と楽観的に構えていた。
先日のJP Tutorialでも夜の2:30くらいに会ったので、その頃にはログインしてくるだろうと思っていた。なのでJP Tutorialをぶらぶらして時間を潰す。
だがYNさんはOnlineにならない。そのままズルズルと待ち続けて夜が明けた。だがYNさんはOfflineのまま。今日はもう時間切れだ。
明日の夜には割と早い時間からVRChatに入ってYNさんを待ってみよう。そう思ってその日は終了。
出会えない虚しさ、無駄とは何かを考え始めた
その後、一週間、夜10~朝4時くらいまでVRChatにログインを維持し続けた。だがYNさんはOnlineにならない。多分、何かあった。切断の状況から考えても、自分で切断した感じではなかった。色々悪い予感がある。だがそれはただの妄想でしかない。
二人とも大泣きして取り乱していたのでTwitterもDiscordも交換していない。なので、もうYNさんへのアクセス手段がない。お手上げだ。後悔しかない。
1日目が過ぎ、2日目が過ぎ。3日目くらいからはキッチンタイマーで15分おきにオンラインチェック。4, 5, 6日……。時間だけが過ぎていった。
色んな考えがよぎる。もしかしたらYNさんは予定を早めてもう、この世を去ってしまったのではないか。あるいは親からノートPCを取り上げられたかもしれない。または単にVRChatをやめただけかもしれない。
私は何をやっているのか?この1週間、まるまる無駄だったのではないか?VRChatをやっている間も、別に楽しくもないし、達成感もない。ただただその辺の人とおしゃべりしてYNさんを待つ。夜が明ける。次の日も同じことの繰り返し。
決断のとき
もし、YNさんが最悪の選択をしていた場合、もう二度とお話できない。出会えない。そうなると今までも、これからも、VRChatでYNさんを待つことは100%無駄なのだ。これ以上ない、人生の無駄だ。そしてそこに何の意味も見出せない。絶対に起こらない出会いを待つ行為。
そして、待つ時間は苦しい。無駄だという自覚に加えて心がおかしくなっていく。そしてもし100%出会えないならば、これはもう、完全にただの無駄。自分で進んで無駄を取りにいっている状態だ。
だがもし存命であれば、出会えないとは限らない。でもそれは本当に起こりえるのか?出会える確率が0%ではないからといって、これからも何日も何週間も、無駄がほとんどだと分かりながら、VRChatにログインし続けることができるか?
現実問題、ほぼ無駄になるよね?希望はあってもいいけれど、これから先もずっと何%残っているか分からない確率だけを信じ続けてYNさんを待つ事ができるか?
決断しなければならない。完全な無駄ならば、いや無駄ということにすれば、無駄をやめるべきだしやめられる。
もしくは「ほぼ無駄」だけれど残された可能性を信じ続け、「ほぼ無駄」を垂れ流すか。
「ほぼ無駄」を「無駄」に切り上げるしかなかった
無理だった。
ほぼ無駄という状況を「100%無駄」に切り上げることで、YNさんをVRChatで待つということを、やめなければならない。このままずっと無意味にVRChatでYNさんを待ちながら、ダラダラと目的もなくVRChatを続けることはできない。
もし目的もなくVRChatを起動させれば、多分、これからもずっとYNさんを待ってダラダラとVRChatを夜明けまで続けることになる。だがそれはもう打ち切らなければならない。
つまりここで、私にとって「VRChatは無駄」と決めつけなければ、VRChatを止めることができなくなっていた。「ほぼ無駄」を許容したら、残されたわずかな可能性に賭けてVRChatで待ち人を待ち続ける口実ができてしまう。
「私にとってVRChatは無駄なんだ!」そう思わないと断ち切れなかった
そして私は、VRChatにログインすることをやめることにした。もしやるとしても「無駄ではないこと=語学学習用途で時間を決めて」という言い訳、VRChatを使う上での大義名分として「目的意識があれば、それを達成するためにならば使ってもいい」ことにした。
そうすれば目的達成のためにしかVRChatを使わずに済むし、ダラダラ使わずに済む。延々と待ち人を待つということを自分で禁止することにした。
だからVRChatの今後の使い方について、きちんと目的の明確化と今後の利用方法を固めておく必要があった。そうしないと、VRChatを使えない。
あのときのままのアバター
今もHomeの鏡には「屋根の上と同じ笑顔で」カリンさんが映る。あのときも今も、全く同じ笑顔だ。アバターはデジタルデータ。唯一無二じゃない。あのときのYNさんも今の私も、全く同じアバターだ。泣いても笑っても、一定にしか変化しない顔のメッシュ。崩れることのない笑顔。
そして鏡を見る度に思い出す、あの日の月夜の中にたたずむカリンさん。
今の私には、VRChatを他愛のないおしゃべりで楽しめそうな気がしない。うん、時間の無駄だ。無駄じゃないとすれば、目的意識を持ってのVRChatの利用だ。
VRChatから自分を切り離すための方便だった
そうしないと、「もしかしたら今後あるかも知れない0.0001%の可能性」を許容すると、全部が元に戻ってしまうから。
だからVRChatは無駄と言うことにして、そうすれば、無駄に待ち人を待つという行為から解放される。VRChatもやらずに済む。やるとしても目的を持って計画的に利用するだけ。
後悔だけが残ったが、これはもう、どうしようもない。
「もしあのとき」を考え出すと、前に進めなくなる。そして
「次のチャンス」を考え出すと、VRChatから抜け出せなくなる。
そして、VRChatでこういう思いをしたこと、こんな思いをしなければ、別の世界線があったのかも知れないということへの後悔。あのときやれたことはいっぱいあったはずなのに、当時の自分にはできなかった。
YNさんを助けたかった。
外の世界に連れ出せたかも知れない。
だが、もう、全ては過去形になった。
過去形にすることにしたんだ。
YNさん、ごめん、ごめんな、もう、待ってあげられそうもないよ。
多分、もうここには来られそうもないよ。
ごめんね。
VRChatから距離を置こう……。
うん、そうしよう。
おわりに
もし会えたら、伝えたいことがたくさんある。だが叶わない願いになった。私がVRChatで待ち人を待つことを諦めたから。でももし、会えたならば、そりゃまぁ、アレだね、あのとき言えなかった本当のことを言うよ、ってやつだ。そんな日は、奇跡でも起こらない限り、来ないのだろう。
でも私はこれからも「生きる」ことを決断したんだ。
生きてさえいれば「次がある」から。
(置き手紙)
YNさん、ごめんね。もう1つだけ約束破るよ。
そして1つだけ、約束を守ることにするよ。
ん?2回も約束破っておいて1つだけしか約束守らないのはずるいって?
ごめんね、今はこれしか守れそうもないです。
今日までにさ、色々、めっちゃ辛いことあったんだわ。そのほとんどは自分のせいだから仕方がないんだけどね、それは反省している。でも、それでも、自分は精一杯やってきたんだ。全力を尽くした。それでも人には伝わらないこともあったんだ。しょうがないよね。全力だったんだもん。それ以上、何も出せなかったんだ。やれることをやったんだ。
でもさ、結構しんどかった。結構しんどかったよ。
あの日、私がYNさんにアドバイスしたこと、覚えている?
寝て、起きて、記憶喪失になってしまえば、全てリセットできるんだよって。
だからね、あの日言ったように、例えば交通事故にあって「記憶喪失になってしまえば、X月Y日にこの世を去ろうという行動なんて、取らないでしょ?」って。だから、記憶喪失になってしまえって、言ったよね?
その約束を、これから守ろうと思います。
今まで辛かったけれど、そういう記憶も全部、今日、寝て、忘れようと思います。
この約束だけは、守るよ。
だから、どうか、YNさんも、まだ、もしこれを見ることができるならば、
嫌なこと全部忘れて、寝て、起きて、
記憶喪失になって、忘れて、
これから新しい人生を歩んで下さい。
このことだけは、あのときのアドバイスだけは、覚えておいて下さい。
そして、それ以外のことは全部忘れて下さい。
寝て、起きれば、新たな人生です。
昨日のあなたは亡くなりました。
今日のあなたはこれから始まります。生まれ変わった人生です。
だから、
泣きながら眠るのは昨日まで、にして下さい。そして、
泣きながら起きるのは今日まで、にして下さい。
寝て、起きれば、また新たな人生です。
生まれ変わった人生です。
いつだってワンチャンあります。
1年で365回もワンチャンあります。
辛いことは全部、全部忘れて下さい。
寝て、起きて、忘れて下さい。
私は、今は、今はあなたの側にいてあげることができません。
それでも、このことだけは、覚えておいて下さい。
もし目が覚めることがあるならば、そこから先は新たな人生です。
生まれ変わった人生です。新たな人生です。
目が覚める限り、何度でもワンチャンあります。
1年で365回もワンチャンあります。
さようならではなくて、
今後しばらくは会えないけれど、
人生の最期の終着駅でなら、そこでまた会いましょう。
だから途中下車なんかしないで、
最期の終着駅まで来て下さい。
そこで、また、必ず、絶対に、
そこでまた会いましょうね。
だから、それまでは、どうか安らかな人生を送って下さい。
そしていつか、
その日が来たら、また会おうね!
それまでは私も一生懸命に生きてみることにしました。
だからあなたも頑張ってみて下さい。
生きてさえいれば、次があるから。
これからの私は、もう少しあがいて、前に進みます。
生きてさえいれば、次があるから。
じゃ、次に会う日まで、しばしのお別れです。
また会おうね!
バイバイ!