デュアルモニターとエルゴトロン
(約 3,600文字の記事です。)
メインのPCモニターに加え、ついに中古モニター縦置きでデュアルモニターになりました。サブモニターは中古だし、新規購入したアームもエルゴトロンではなくて謎の中華メーカーでAmazonブラックフライデーセールで3千円台の安物だが、何とか好みの位置に固定できた。(もちろん評価の高い製品を選んだわけだが)
メインモニタは普通に横置き、サブモニタは縦置き
メインモニタはエルゴトロンのアームで横置き16:9のまま。サブモニタは中華アームで色々と微調整しながら好みの位置に固定できた。メルカリで中古6千円のEIZO製IPS16:9を縦置きに設置した。
出品者に感謝したい。年代の割には極上品だった。
なので今、目の前には2つのモニタがある。これが理想だった。理想ではありつつも、別にメインモニタ1つでできないことはなく、サブモニタはあればいいな、と思っていた程度だった。だが今回、予算は限られているもののデュアルモニター化したいという思いから、妥協案として新品の買い換えではなくて中古モニタでのデュアルモニタの実現である。
届いた品はほぼ満足できるものであり、今のところ不満はない。それよりもVAとIPSとの違いが勉強になる。発色、コントラスト、とにかく色々比較できる。両者ともほぼ同じ時期の生産品なので比較も意味がある。
とはいえ、どちらもほぼ10年前の骨董品なので明日に役立たない無駄知識だ。今のVA, IPSとは比べられない。
とはいえ税込み6千円のEIZO 23インチIPSモニタは格安だ。そして色も見えるし文字も読める。十分だ。目立った黒点・白点もない。十分実用レベルだ。2万時間の利用も許容範囲内。
色々試したが、最終的にはnVIDIAのドライバソフト上で色味を調整した。
両者の色味が結構違うのでどちらかに統一しないと使いにくい。私は別に印刷物の校正に使うつもりはないので、キャリブレーションソフトで色味を合わせる必要もない。見た目あわせ、感覚、フィーリングでどちらかに統一すればそれでいい。
結果、メインモニタを基準として色味を合わせるためにはグラボのソフト上でRBG各色を調整する必要がある。あまりスマートな方法ではないが今採用できる唯一の手段だ。そしてそれはそれで構わない。
結果として色味は両者で揃った。
VAよりもIPSのほうがコントラストが濃くてバキッとする
これが印象。なのでお絵描きや視差の違いによる色味の変化の無さはIPSが勝つ。ただ、これは検証すべき事なのだが、横置きVAのほうが文字のにじみが少ない。縦置きIPSは文字がにじんでみる。ピクセルの境界線の太さが両者で違う。だがこれは「人の視差」を意識した設計の違いも有り得るので、垂直置きのVAと水平置きのIPSを比べないと結論は出ない。
だが今のところ、水平置きのVAのほうがフォントがしゃっきり見えるのでコーディングだったりウェブ上からの文字ベースの情報収集にはメインモニタが見やすい。縦置きIPSは文字がにじんで見づらいので、2画面を駆使したいときにしょうがなく使う印象。
これは水平の境界線の幅と垂直の境界線の幅の違いが影響し得るので、VAとIPSで配置を入れ替えて比較しないと結論は出ない。
とりあえず初見の感想。
3千円中華アームとエルゴトロンの差
これは如実に感じた。中華アームは位置決めに手間がかかる。
対してさすがエルゴトロン。
バネ式でもピタリと位置が決まる。
対してガス圧式中華アームは、色々と不満がある。もちろんキッチリと煮詰めれば「お好みの位置にモニタを固定する」ことは可能だが、毎日朝晩でモニタ位置を変えるならば、エルゴトロン一択だと思う。ピタリと望みの位置に一発で決められるのがエルゴトロンなのだ。中華アームは手間がかかる上にガス圧式なのでいずれはガスが無くなる=買い換え。
だが逆に一度位置決めしたらそれでいいや、という今回の目的には価格が3分の1どころか5分の1に迫る中華モニターアームはコスパで圧勝だ。
だが毎日モニター位置を変えるならばエルゴトロンを使うと思う。
特性の違いだ。
エルゴトロンは老舗だけあって、色々と煮詰められている。素晴らしいの一言だ。長年エルゴトロンだけを使ってきたから「これが普通」と思っていたが、中華アームを使ってみて改めてエルゴトロンの価値が分かった。
今ならばAmazonベーシックブランドでエルゴトロンのOEM品を買える。
噂によればヒューレットパッカード社ブランドのモニターアームもエルゴトロンOEMであって、なぜかAmazonからでも購入できてしかも時にはAmazonベーシックブランドよりも安いらしいから、それらをまとめて比較検討するのがいいだろう。
位置決めして動かさないならばエルゴトロンに限らない
とりあえず今回は「モニターを宙に浮かせて固定する」という目的を果たせたのでブラックフライデー価格3千円台の中華アームには満足である。各パーツがビニール梱包なのになぜかアーム塗装面に擦り傷があったとしてもご愛敬だ。それが中華クオリティ。そして別にアームを眺め回す趣味はない。たいていの場合はモニターの裏に隠れて見えなくなるから。
とはいえガス圧をかなり弱めにしてようやく「勝手に浮き上がらない」設定にできたりなど、調整面で色々と試行錯誤が必要なのは、製品としてのクオリティの低さだ。そういうのを無視して「ポン付けですぐに使えてしかも長期的に安定して運用できる」と思わせてくれたエルゴトロンの初期からのポテンシャルの高さが際立った。
結局の所、コスパと手間と利便性には一定の相関関係があるって事ね。
予算があって、しかも長期的に運用するつもりならば「高くていいもの」を選ぶのが鉄板だと再認識。
今回は目的達成できて安上がりで済んだのでよしとする。とりあえずエルゴトロンアームと、中華アームがあるので、目的に応じて使い分ければそれでいい。コスパ的には満足。
比べて分かる色々な違い
ま、今回は中古とは言え同じEIZOブランドのVAとIPSとで全く同じインチ数の23インチでデュアルモニタ化できたことは私にとっては色々勉強になった。経年劣化などを考慮しても、コスパは最強だった。次に新品で買うならVAかIPSか?などなど色々学びが多かった。そして両者ともあと2年は確実に使える。その間に新調する予算を生み出せばそれで問題ない。まずは今を快適にできた。これが嬉しい。中華アームもコスパで満足できたので問題ない。(ま、次買い増しするときにはAmazon製OEMのエルゴトロンなことは決まったがw)
とはいえ、デュアルモニタで「今まで、こうだったら良かったのにな、効率的なのにな」ということがあっさり実現できた今、その価値はあったと思っている。右のサブモニターでブラウザに情報を表示させつつ、目の前の横置きメインモニターでソフトなどに操作&設定を適用できる、あるいは目の前のモニタへの最大ウィンドウ表示がほぼそのままフルスクリーン表示とイコールなので、2つのディスプレイでそれぞれ2つのウィンドウの最大表示状態で作業ができるのは、とても効率がいい。
最大ウィンドウ表示とフル画面表示の違いは大きい。主にマウスインターフェース周りの処理が根本的に両者で異なるからだ。
ま、要するに、世界が広がった。これが欲しかった。だがなかなか実現できずにいた。
だって、1モニターでも出来なくはなかったから。だが今回、労働環境改革のための投資としてデュアルモニター化できたことは大きな進歩だ。効率を上げれば成果も変わる。その投資をメルカリで最小化できたことに意味がある。あとは最大の成果を出せればそれでいい。差額でいつか新品モニター2台を新調すればいいだけのことだから。
とりあえず今夜の日記はこれにて終了。結局これを書いている間中、サブモニタはただ単に電力を消費しただけなのでした(笑)もっとも液晶モニタは頻繁な電源ON/OFFは製品寿命を縮めることも明らかなので、結局はPC利用中は付けっぱなしが回り回って最善策かも知れない。
やれることはバックライトの明るさをできるだけ絞ることなのかも、と思って絞れるだけバックライトを絞ってみた。文字が読めればそれでいいや。
とりあえず今日は終了です。。。
今回の創作活動は約45分(累積 約2,648時間)
(715回目のnote更新)
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読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊