グリッドモデラーというツール
(約 1,900文字の記事です。)
Blender用アドオン「グリッドモデラー(Grid Modeler)」の使い方記事を更新しました。今日現在までの最新版までの使い方を解説を追加。Grid Modelerに関する全機能を網羅した解説書です。
https://www.yamato-tsukasa.com/entry/gridmodeler-update-intro-magazine
昨年11月以来の更新
昨年11月に当時のGrid Modelerの最新機能までを解説してそこから止まっていた。だが今回更新した理由は、私自身がGrid Modelerを使おうと思ったからだ。
もちろんTwitterなどでは開発者の更新情報を常にキャッチしていたが、まだGrid Modelerを使って何かをしようと思ってはいなかった。だが、今回、ハイポリ、リトポによるローポリを探る旅を経て、ローポリでのポリゴンモデリングの魅力も良く理解した。
ローポリモデリングでも直感的に扱いたい
そこで、ローポリベースでのモデリングといって真っ先に思い出したのはGrid Modelerだったのだ。これは「一般的に独特な癖のあるローポリモデリング」においても、特に直感的に作れるツールだと思うからだ。
なので、今回記事を更新し、Grid Modelerの全ての機能を理解した上で、ローポリモデリングの主力としてGrid Modelerを使い倒そうと思ったのだ。
ローポリモデリングでは一般的には、押し出しで面を拡張していく手法が主だ。だが、その押し出し方に不自由を感じていた。四角で始めればどこまでも四角で押し出すしかない。この縛りが結構苦手だった。
どこでも自由に絵を描いて押し出せる
だがGrid Modelerならば方眼紙にスナップしながら自由に形を作れる。この自由さが気に入っている。Zbrushでもそうだが、無からポリゴンを作るのが苦手なソフトは結構多い。だがGrid Modelerは逆にそれが得意だ。しかも既存の平面にピタリとスナップして描くこともできるし、それらを無視してカメラビューと直交する自由な平面に絵を描くこともできる。
無から自由にメッシュを作り出せる、という自由さがとても気に入っている。そして今回、ローポリでの造形をしたいと思ったわけだから、Grid Modelerを使い倒さないわけながない!というわけでのマガジン更新でした。
自分にとっての必須ツールが揃った感じ
・ローポリならBlender+Grid Modeler
・ハイポリならZbrush+GoB
・リトポならBlender+Retopoflow
・UV展開はBlender
・テクスチャはSubstance Painter(+有料アドオンでBlenderとリンク予定)
・テクスチャお絵描きはCLIP STUDIO PAINT
・撮影はBlender
Blenderが私のワークフローの中心=ハブ、になっていることは明らか。Blender 2.8系が出てきた段階でそのつもりだったし、ようやくそれが形になってきた印象。
何だか気が付けばいっぱい色んなツールが必要なんだね、3DCGは。最初からこれを知っていたら「面倒だから嫌!無理、不可能!!!」と諦めていたかも知れない。だが、よちよちとここまで来た。継続は力なり、なのか?
「楽しむことが力なり」
それよりも「楽しむことが力なり」な気がしている。もちろん色々と四苦八苦していたけれど、それでも楽しみたいという思いで前に進めた気がする。
そして今、ようやくツールが出揃ったと感じている。また、再び、楽しいと感じる創作活動に戻れる気がしている。
しかしずいぶんと多くのツールの使い方を学ばないと「楽しいところ」までたどり着けないなぁ。
それが3DCG。
https://www.yamato-tsukasa.com/entry/gridmodeler-update-intro-magazine
おまけ。
今回の創作活動は約30分(累積 約2,234時間)
(586回目のnote更新)
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